※本記事はデリカフーズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
デリカフーズホールディングスの2026年3月期通期連結業績は、売上高622.2億円(前期比5.9%増)、経常利益21.7億円(同145.7%増)となり、売上高・経常利益とも通期として過去最高を更新した。外食需要の堅調な推移や人手不足を背景としたカット野菜需要の高まりに加え、本部集中仕入制度の奏功や現場オペレーションの効率化により大幅な増益となった。2027年3月期は売上高670億円、経常利益25.5億円を見込み、引き続き増収増益を予想する。1株当たり配当予想も引き上げる方針。
連結業績(2026年3月期 実績)
外食需要の堅調な推移や省力化ニーズの高まりを捉え、売上高は前期比5.9%増の622.2億円となった。利益面では、本部集中仕入制度の奏功や現場オペレーションの効率化等により市況変動にも適切に対応し、経常利益は前期比145.7%増の21.7億円、当期純利益は同179.6%増の15.2億円と、いずれも大幅な増益となり過去最高を更新した。EBITDAは33.7億円(同71.1%増)。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 前期比増減 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 622.2億円 | 587.6億円 | +34.6億円 | 5.9% |
| 営業利益 | 21.1億円 | 8.1億円 | +13.0億円 | 161.9% |
| 経常利益 | 21.7億円 | 8.8億円 | +12.9億円 | 145.7% |
| 当期純利益 | 15.2億円 | 5.4億円 | +9.7億円 | 179.6% |
| EBITDA | 33.7億円 | 19.7億円 | +14.0億円 | 71.1% |

セグメント別の状況
事業セグメント別では、主力の青果物事業が前期比5.4%増の609.7億円、物流事業は外販強化により同10.8%増の54.2億円と伸長した。研究開発・分析事業は同12.5%減の0.7億円、持株会社は同27.1%増の10.8億円だった。商品別では、カット野菜が同7.9%増の272.1億円、ホール野菜が同3.6%増の245.2億円となった。
| セグメント | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 青果物事業 | 609.7億円 | 578.4億円 | 5.4% |
| 物流事業 | 54.2億円 | 48.9億円 | 10.8% |
| 研究開発・分析事業 | 0.7億円 | 0.8億円 | △12.5% |
| 持株会社 | 10.8億円 | 8.5億円 | 27.1% |

財務の状況
財務体質は改善傾向が続く。2026年3月期末の自己資本は104.3億円(前期末比+14.0億円)、総資産は295.1億円(同+28.7億円)となり、ネットDEレシオは0.54倍(同△0.23)と1倍以下の水準まで大幅に低下、自己資本比率は35.4%(同+1.5%)と30%超の水準で推移した。ROEは15.6%(同+9.5%)に上昇した。
| 項目 | 2026年3月期末 | 2025年3月期末 | 前期末比 |
|---|---|---|---|
| 有利子負債 | 109.6億円 | 106.5億円 | +3.1億円 |
| 自己資本 | 104.3億円 | 90.3億円 | +14.0億円 |
| 総資産 | 295.1億円 | 266.4億円 | +28.7億円 |
| ネットDEレシオ | 0.54倍 | 0.77倍 | △0.23 |
| 自己資本比率 | 35.4% | 33.9% | +1.5% |
| ROE | 15.6% | 6.1% | +9.5% |

通期業績予想
第五次中期経営計画の最終年度となる2027年3月期は、物流部門を始めとするグループ総合力の発揮による売上拡大と、調達面の強化・見直しによる天候不順の収益影響抑制を図り、引き続き増収増益を見込む。売上高は670億円(前期比7.7%増)、経常利益は25.5億円(同17.3%増)、EBITDAは37億円、ROEは16.0%を計画する。
| 項目 | 2027年3月期(目標) | 2026年3月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 670億円 | 622億円 |
| 経常利益 | 25.5億円 | 21.7億円 |
| EBITDA | 37億円 | 33.7億円 |
| ROE | 16.0% | 15.6% |
株主還元
株主還元は、企業としての成長に応じた安定的・継続的な還元を実施し、配当性向30%程度を目線に累進的配当を堅持する基本方針。2026年3月期の1株当たり配当は、大幅増益に応じた普通配当の増配(前期比+10円の22円)に、第五次中期経営計画の前倒し達成を踏まえた記念配当3円を加えた25円を予定する。2027年3月期の配当は、増益基調を背景に普通配当を2円増配の27円とする予想。

※本記事はデリカフーズホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。