クリエイト・レストランツ・ホールディングス

クリエイト・レストランツ・ホールディングス、2026年2月期は増収減益 売上収益は過去最高

決算サマリー 2026.08.14
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、2026年2月期は増収減益 売上収益は過去最高

※本記事はクリエイト・レストランツ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは2026年4月14日、2026年2月期(通期)の決算を発表した。売上収益は1,654億円(前期比+91億円)で過去最高となった一方、営業利益は79億円(前期比△6億円、予想達成率82.8%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は47億円(前期比△9億円、予想達成率80.6%)と減益で着地した。SFPカテゴリーの減益を他カテゴリーの好調で補いきれなかったことが要因。2027年2月期は売上収益1,710億円・営業利益90億円を見込み、増収増益・ともに過去最高を計画する。

目次

連結業績(当期 実績)

売上収益は前期比+91億円の1,654億円で過去最高。「日常」「定番」業態であるベーカリー・ヌードルブランドや地域密着のいっちょう社が好調を維持して牽引し、前期(下期)に実施したM&A2社の連結貢献もあった。一方、営業利益はCRカテゴリー・専門ブランドカテゴリーが順調に推移したものの、SFPカテゴリーの減益を全体で補いきれず、前期比△6億円の79億円(予想達成率82.8%)となった。

項目当期(2026年2月期)前期(2025年2月期)前期比増減
売上収益165,449156,354+9,095
営業利益7,944(4.8%)8,504(5.4%)△559
税引前利益7,861(4.8%)7,659(4.9%)+201
当期利益5,218(3.2%)6,228(4.0%)△1,010
親会社の所有者に帰属する当期利益4,677(2.8%)5,590(3.6%)△913
調整後EBITDA26,271(15.9%)26,124(16.7%)+146
実質営業利益9,287(5.6%)10,794(6.9%)△1,507
2026年2月期通期業績ハイライト
出典:2026年2月期通期決算 補足説明資料 P.4

カテゴリー別(セグメント別)の状況

CRカテゴリーは都心商業施設店舗を中心に売上が好調を維持し、天災・天候不順の影響をカバーして売上・カテゴリーCFともに通期予想を達成した。専門ブランドカテゴリーはベーカリー、ヌードルブランド及びいっちょう社が好調を維持し、通期で貢献した。一方、SFPカテゴリーは磯丸水産の既存店来客数減少により売上が未達となり、原価率上昇が通期で改善できずカテゴリーCFは予想に対し大幅未達となった。海外カテゴリーは北米のインフレ疲れで高単価のIl Fornaioが通期苦戦し4Qに悪化、好調なWildflowerで補い切れず売上・カテゴリーCFともに予想未達となった。

カテゴリー指標当期(2026年2月期)前期(2025年2月期)
CR売上収益58,46653,973
CRカテゴリーCF6,035(10.3%)5,850(10.8%)
SFP売上収益31,11930,256
SFPカテゴリーCF2,454(7.9%)3,026(10.0%)
専門ブランド売上収益50,21448,908
専門ブランドカテゴリーCF5,641(11.2%)5,458(11.2%)
海外売上収益26,03923,262
海外カテゴリーCF2,380(9.1%)2,212(9.5%)
合計売上収益165,449156,354
合計カテゴリーCF26,271(15.9%)26,124(16.7%)
カテゴリー別業績の概要
出典:2026年2月期通期決算 補足説明資料 P.6

通期業績予想

2027年2月期は売上収益1,710億円(前期比+56億円)、営業利益90億円(同+11億円)を見込み、増収増益で売上収益・営業利益ともに過去最高を計画する。既存店前年比は通期103.0%を想定し、新規出店34店(予定)や新業態開発・業態変更、来客数アップに資する改装及びテクノロジーへの投資を進める。原価率は単価上昇圧力を適正価格化や物流の効率化等で吸収し前期並みを想定する。カテゴリー別ではCR・居酒屋(旧SFP)・専門ブランドが増収増益、海外は不採算店閉店による減収ながらCEO交代による改善で増益を見込む。

項目予想(2027年2月期)前期(実績・2026年2月期)
売上収益171,000165,449
営業利益9,000(5.3%)7,944(4.8%)
税引前利益8,000(4.7%)7,861(4.8%)
当期利益6,000(3.5%)5,218(3.2%)
親会社の所有者に帰属する当期利益5,700(3.3%)4,677(2.8%)
調整後EBITDA27,100(15.8%)26,271(15.9%)
実質営業利益11,000(6.4%)9,287(5.6%)
2027年2月期通期業績予想の概要
出典:2026年2月期通期決算 補足説明資料 P.12

株主還元

株主への利益還元を経営上の重要政策と位置づけ、安定的な配当を行うことを基本方針とし、中間配当と期末配当の年2回の配当を実施予定。配当金額は原則「実質・調整後EBITDA配当性向14%以上」を目途に、業績や財務状況、今後の事業展開等を総合勘案して決定する。2026年2月期の配当は株式分割を考慮した実質額で4.50円、2027年2月期は中間2.50円・期末2.50円の年間5.00円(予想)を計画しており、6期連続の実質増配(予想)となる見通し。株主優待制度も企業方針として重要な株主還元策と位置付け、株式分割に合わせて増額拡充し、利用可能店舗の拡充を進める。

項目2026年2月期(実績)2027年2月期(予想)
1株当たり配当金4.50円(実質)5.00円(中間2.50円・期末2.50円)
配当方針実質・調整後EBITDA配当性向14%以上を目途に決定同左
株主還元策・配当金の推移
出典:2026年2月期通期決算 補足説明資料 P.15

CRH社とSFPHD社の合併/中期経営計画

2026年7月1日付で、株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングスとSFPホールディングス株式会社(証券コード3198)が合併し、親子上場を解消することを2026年4月14日に発表した。CRH社が存続会社、SFPHD社が消滅会社となる吸収合併で、CRH社はSFPHD社株式1株に対してCRH社株3.2株を割当交付する。目的はグループ内の経営資源の最適配分による「グループ連邦経営の更なる深化」で、居酒屋事業の本質的改善やSFPブランドの拡大、上場維持コストの削減等を掲げる。中期経営計画は2年目として、既存店の来客数アップに向けた本質的課題の改善を進めるとし、最終年度である2030年2月期の目標(売上収益2,300億円、営業利益160億円、未確定のM&Aは含まず)は変更なしとしている。2027年2月期予想はグループインした2社(Tecona Bagel、ロン)の通期貢献とグループ再編による影響を反映している。

※本記事はクリエイト・レストランツ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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