セブン&アイ・ホールディングス

セブン&アイHD、2026年2月期の当期純利益は2,927億円で過去最高を達成

決算サマリー 2026.08.10
セブン&アイHD、2026年2月期の当期純利益は2,927億円で過去最高を達成

※本記事はセブン&アイ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

セブン&アイ・ホールディングスの2025年度(2026年2月期)連結決算は、営業利益4,229億円(前期比100.5%、計画比104.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,927億円(前期比169.2%、計画比108.4%)となり、当期純利益は過去最高を達成した。構造改革を完了しCVS事業への特化を進めたほか、6,000億円の自己株式取得を完了し、ヨークホールディングス及びセブン銀行の非連結化も完了した。2026年度は、非連結化影響を除く実質ベースで増収増益を計画している。

目次

連結業績(2025年度 実績)

グループ売上(セブン‐イレブン・ジャパン、セブン‐イレブン・沖縄、7-Eleven, Inc.及び7-Eleven Stores Pty Ltdの加盟店売上を含む)は184,428億円から169,920億円(前期比92.1%)、営業収益は119,727億円から104,302億円(前期比87.1%)となった。特別損失は857億円(前期比38.8%、前期差▲1,351億円)と、前期までのグループ構造改革により大幅に低減。特別利益は1,429億円(前期比123.5%、前期差+272億円)で、保有資産の適正化などが寄与した(P.12)。EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)は9,955億円から9,428億円(前期比94.7%)となった。

項目2024年度2025年度前期比/前期差
グループ売上184,428億円169,920億円92.1%(▲14,507億円)
営業収益119,727億円104,302億円87.1%(▲15,424億円)
営業利益4,209億円4,229億円100.5%(+20億円)
経常利益3,745億円3,774億円100.8%(+28億円)
親会社株主に帰属する当期純利益1,730億円2,927億円169.2%(+1,196億円)
EBITDA9,955億円9,428億円94.7%(▲526億円)
EPS66.62円118.81円178.3%(+52.19円)
のれん償却前EPS105.12円161.74円153.9%(+56.62円)

セグメント別の状況

セグメント別営業利益(対前期)は、国内コンビニエンスストアが2,225億円(前期比95.3%、前期差▲110億円)、海外コンビニエンスストアが2,222億円(前期比102.8%、前期差+59億円)、スーパーストアが175億円(前期比168.2%、前期差+70億円)、金融関連が209億円(前期比65.5%、前期差▲110億円)、その他が69億円(前期比120.8%、前期差+12億円)となった(P.27)。スーパーストア及び金融関連の減収はヨークHD及びセブン銀行の非連結化の影響による。

セグメント営業収益(前期比/差)営業利益(前期比/差)EBITDA(前期比/差)
国内コンビニエンスストア9,145億円(101.2%、+104億円)2,225億円(95.3%、▲110億円)3,140億円(96.7%、▲108億円)
海外コンビニエンスストア85,568億円(93.3%、▲6,139億円)2,222億円(102.8%、+59億円)5,818億円(99.0%、▲59億円)
スーパーストア6,894億円(48.1%、▲7,426億円)175億円(168.2%、+70億円)361億円(69.4%、▲159億円)
金融関連1,371億円(64.7%、▲749億円)209億円(65.5%、▲110億円)456億円(63.1%、▲267億円)
その他1,797億円(56.0%、▲1,411億円)69億円(120.8%、+12億円)106億円(84.6%、▲19億円)
消去及び全社▲475億円(-、+198億円)▲672億円(-、+98億円)▲455億円(-、+88億円)
連結104,302億円(87.1%、▲15,424億円)4,229億円(100.5%、+20億円)9,428億円(94.7%、▲526億円)
2025年度 セグメント別営業収益・営業利益・EBITDA(対前期)
出典:セブン&アイ・ホールディングス 2026年2月期 通期 決算説明資料 P.27

通期業績予想(2026年度)

2026年度の連結業績予想(2025年度実績対比)は、グループCVS商品売上100,300億円(前期比102.7%)、営業収益94,480億円(前期比90.6%)、EBITDA8,910億円(前期比94.5%)、営業利益4,050億円(前期比95.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,700億円(前期比92.2%)を計画(P.40)。営業収益・利益の減少は主にヨークHD及びセブン銀行の非連結化の影響であり、この影響を調整した実質ベースでは、営業収益94,480億円(対2025年度実質ベース95,103億円、前期比99.3%)、EBITDA8,910億円(前期比102.8%)、営業利益4,050億円(前期比105.3%)、当期純利益2,700億円(前期比105.9%)と、増益を計画している(P.18、P.39)。日米CVS事業は着実な増益トレンドを維持する見込み。

項目2025年度実績2026年度計画前期比/前期差
グループCVS商品売上97,686億円100,300億円102.7%(+2,613億円)
営業収益104,302億円94,480億円90.6%(▲9,822億円)
EBITDA9,428億円8,910億円94.5%(▲518億円)
営業利益4,229億円4,050億円95.7%(▲179億円)
経常利益3,774億円3,670億円97.2%(▲104億円)
親会社株主に帰属する当期純利益2,927億円2,700億円92.2%(▲227億円)
EPS118.81円117.42円98.8%(▲1.39円)
のれん償却前EPS161.74円162.56円100.5%(+0.82円)
2026年度 セグメント別予想
出典:セブン&アイ・ホールディングス 2026年2月期 通期 決算説明資料 P.42

株主還元

SEI(7-Eleven, Inc.)のIPOは最短で2027年度の実施に変更となったが、株主還元の方針は不変。2030年度までの総額2兆円の自己株式取得(2025年度に6,000億円分は完了)及び累進配当の実施を継続する(P.6、P.22)。1株当たり配当は2024年度実績40円、2025年度実績50円に対し、2026年度は60円を予定している。

項目2024年度実績2025年度実績2026年度予想
1株当たり配当金40円50円60円
株主還元(累進配当・自己株式取得方針)
出典:セブン&アイ・ホールディングス 2026年2月期 通期 決算説明資料 P.22

変革プラン/中期目標

セブン‐イレブン・ジャパンでは、商品開発・バリューチェーン・店舗オペレーション・販管費・サービス及びエンタメの5領域を軸とした変革プランを実行フェーズへ移行し、売上・荒利額成長及び販管費率12%未満を目指す(P.20)。2030年度目標として、1店舗あたり商品日販の年平均成長率(2025年度〜2030年度)はSEJで2.5〜3.0%、SEIで3.0〜5.0%、連結EBITDAは約7.0%成長を見込む(P.7)。持続的なEPS成長として、2024年度実績(実質ベース)86円、2025年度実績(実質ベース)103円に対し、2026年度計画は117円、2030年度計画は約210円(のれん償却前)を見込んでいる(P.23)。

※本記事はセブン&アイ・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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