※本記事は地主が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
地主株式会社は2026年2月12日、2025年12月期(2025年1月から12月まで)の決算を発表した。売上高は763億円(前期比+33.7%・+192.5億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は73億円(同+21.1%・+12.8億円)となり、現行の中期経営計画(2022-2028)の当期純利益目標70億円(2026年12月期)を1年前倒しで達成する過去最高益となった。仕入(契約ベース)は115件・1,420億円(同+74.2%・+137.1%)と、期初の仕入目標700億円以上を超過した。2026年12月期は売上高1,000億円(同+31.0%)、当期純利益80億円(同+8.6%)を見込み、6期連続の増益予想としている。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の売上高は763.27億円(前期比+192.59億円)、売上総利益は140.38億円(同+4.8%)。営業利益は86.03億円(同▲0.8%)とほぼ横ばいだったが、資産入替を企図とした固定資産売却(+15.87億円)やBALMからの清算金受領(+9.06億円)などにより特別利益31.20億円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は73.69億円(同+21.1%)となった。1株当たり当期純利益は357.07円(前期比+22.18円)。売上高、営業利益、当期純利益とも修正予想を上回って着地した。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 57,068 | 76,327 | +33.7% |
| 売上総利益(百万円) | 13,394 | 14,038 | +4.8% |
| 営業利益(百万円) | 8,677 | 8,603 | ▲0.8% |
| 経常利益(百万円) | 8,265 | 7,191 | ▲13.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 6,087 | 7,369 | +21.1% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 334.89 | 357.07 | +22.18円 |

セグメント別(事業別)の状況
地主株式会社の事業は、不動産投資事業における売却収益であるフロービジネスと、保有中の賃貸収益・不動産賃貸事業・資産運用事業からなるストックビジネスに区分される。フロービジネスは、仕入加速に伴う資産入替(固定資産売却)を踏まえ売却案件を変更した結果、売上高717.0億円(前期比+34.9%)、売上総利益99.1億円(同▲0.4%)となった。ストックビジネスは着実に利益を積み上げ、売上高46.3億円(同+18.8%)、売上総利益41.2億円(同+20.1%)と増収増益だった。
| 区分 | 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|
| フロービジネス | 売上高(百万円) | 53,165 | 71,697 |
| ストックビジネス | 売上高(百万円) | 3,895 | 4,626 |
| フロービジネス | 売上総利益(百万円) | 9,955 | 9,914 |
| ストックビジネス | 売上総利益(百万円) | 3,432 | 4,120 |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、売上高1,000億円(前期比+236.72億円)、営業利益120億円(同+33.96億円)、経常利益90億円(同+18.08億円)、親会社株主に帰属する当期純利益80億円(同+6.3億円)を見込む。1株当たり当期純利益は386.84円(前期比+29.77円)の計画。当期純利益の持続的な成長を重視し、業績予想策定時は増益となるよう目標値を設定した上で保守的に売却案件を選定しており、2026年12月期は主に4Qに利益を計上する計画としている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高(百万円) | 76,327 | 100,000 | +23,672 |
| 営業利益(百万円) | 8,603 | 12,000 | +3,396 |
| 経常利益(百万円) | 7,191 | 9,000 | +1,808 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 7,369 | 8,000 | +630 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 357.07 | 386.84 | +29.77円 |

株主還元
2025年12月期の配当金は1株当たり110円(前期比+29.4%・+25円)、配当性向は30.8%だった。2026年12月期は20円増配となる130円(中間配当65円、期末配当65円)を予定しており、配当性向は33.6%となる見込み。利益成長とともに増配を目指す累進配当を方針としている。
| 期 | 一株当たり配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2021年12月期 | 50円 | 29.3% |
| 2022年12月期 | 55円 | 27.6% |
| 2023年12月期 | 55円 | 20.5% |
| 2024年12月期 | 85円 | 25.4% |
| 2025年12月期 | 110円 | 30.8% |
| 2026年12月期(予想) | 130円 | 33.6% |

中期経営計画(2026-2028)
新たな中期経営計画(2026-2028)では、2028年12月期に当期純利益100億円以上、運用資産規模5,000億円以上を目標とする。目安とする経営指標はROE15%程度、自己資本比率30%程度、株主還元は累進配当としている。現中期経営計画(2022-2026)は、当期純利益70億円(2026年12月期)の目標を2025年12月期に1年前倒しで達成し、2021年12月期対比で当期純利益2.4倍、地主リート運用資産規模1.9倍、仕入額3.1倍、取引テナント数1.8倍、配当金2.2倍となった。
※本記事は地主が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。