※本記事はHameeが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
Hameeは2026年6月15日、2026年4月期(通期)の決算説明資料を公表した。連結業績はNE株式会社(プラットフォーム事業)の連結除外に伴う構造変化により、売上高22,073百万円(前年比△3.6%)、営業利益983百万円(同△58.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益541百万円(同△57.6%)と表面上は減収減益となった。一方、2025年12月15日公表の修正計画に対しては、コスメティクス事業の国内販売拡大や商品評価損の減少、全社的な費用管理、新規事業の損失縮小、海外子会社の業績寄与等により、売上高・各段階利益すべてが計画を上回った。プラットフォーム事業の連結除外により、今後の業績評価はコマースセグメント基準となる。
連結業績(当期 実績)
会計期間(4Q)ベースでは、売上高5,147百万円(前年同期比△7.4%)、営業利益184百万円(同△55.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益244百万円(同+15.5%)だった。前期比の減収減益は、NE株式会社(プラットフォーム事業)の連結除外による構造要因が主因である。
| 項目 | 当期(2026年4月期) | 前期(2025年4月期) | 増減額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,073 | 22,895 | △821 | △3.6% |
| 売上総利益 | 12,930 | 13,497 | △566 | △4.2% |
| 営業利益 | 983 | 2,354 | △1,370 | △58.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 541 | 1,278 | △736 | △57.6% |
セグメント別(コマース事業)の状況
プラットフォーム(NE株式会社)の連結除外により、セグメント構造はコマース中心に再編された。コマース売上高は前年比+5.8%の増収となったが、利益は成長投資の先行や米国関税影響等で減益となったものの、修正計画は超過した。事業別では、コスメティクス事業がベースメイクの導入店舗拡大を背景に卸販売が前年・計画ともに大きく伸長し、前年比+30.4%の大幅増収。モバイルライフ事業は複数機種兼用化等による卸販売の売場縮小で減収も、ECは増収し事業全体では前年並みの水準。ゲーミングアクセサリー事業は価格競争の激化により減収。グローバル事業は米国の外部向け売上拡大(IPコラボ商品等)、韓国でのゲーミングモニター販売開始、中国の新規取引拡大等により増収した。

| 事業 | 当期(2026年4月期) | 前期(2025年4月期) | 増減額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(コマース計) | 20,095 | 18,986 | 1,108 | 5.8% |
| モバイルライフ事業 | 8,230 | 8,359 | △129 | △1.5% |
| コスメティクス事業 | 4,466 | 3,424 | 1,041 | 30.4% |
| ゲーミングアクセサリー事業 | 3,522 | 3,706 | △183 | △5.0% |
| 新規事業投資 | 140 | 140 | 0 | 0.4% |
| グローバル事業 | 3,735 | 3,356 | 378 | 11.3% |
| 事業 | 当期(2026年4月期) | 前期(2025年4月期) | 増減額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 営業利益(コマース計) | 1,386 | 2,158 | △771 | △35.8% |
| モバイルライフ事業 | 1,331 | 1,491 | △160 | △10.8% |
| コスメティクス事業 | 57 | 9 | 47 | 476.7% |
| ゲーミングアクセサリー事業 | 9 | 284 | △275 | △96.8% |
| 新規事業投資 | △131 | △224 | 93 | ー |
| 機能部署 | △253 | △250 | △3 | ー |
| グローバル事業 | 373 | 846 | △472 | △55.9% |
| 営業利益率 | 6.9% | 11.4% | △4.5% | ― |

通期業績予想(29期・2027年4月期)
2025年12月15日公表の前回予想に対し、2026年4月期実績は売上高22,073百万円(予想比+400百万円、+1.8%)、営業利益983百万円(同+260百万円、+36.0%)、経常利益761百万円(同+282百万円、+58.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益541百万円(同+389百万円、+255.9%)となり、1株当たり当期純利益は33.85円(前回予想9.33円)だった。全項目で前回予想を上回った。2027年4月期(29期)は、NE株式会社を除外した実績(2026年4月期)を基準に、売上高22,817百万円(前年比+13.5%)、売上総利益13,389百万円(同+16.2%)、営業利益502百万円(同+92.8%)を見込む。
| 項目 | 予想(2027年4月期) | 実績NE除外(2026年4月期) | 増減額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 22,817 | 20,095 | 2,722 | 13.5% |
| 売上原価 | 9,427 | 8,572 | 855 | 10.0% |
| 売上総利益 | 13,389 | 11,522 | 1,866 | 16.2% |
| 営業利益 | 502 | 260 | 241 | 92.8% |

株主還元
配当性向20%以上の維持を方針とし、2026年4月期の配当は従来公表どおり22.5円/株を予定している。2027年4月期の配当予想は、NE株式会社のスピンオフ後の利益規模を踏まえ1株当たり3円を見込む。今後は中期経営計画の目標達成後から段階的な引き上げを目指す方針。株主優待は1単元(100株)以上保有の株主へ年2回、1,500円分の自社製品割引クーポンを贈呈しており、2026年6月15日開示の「株主優待制度の変更及び拡充のお知らせ」のとおり、2026年10月末基準日から優待内容を変更・拡充する。

今後の取り組み/中期経営計画
モバイルライフ事業は「iFace」の総合モバイルブランド化を掲げ、ブランド力強化や通電系アクセサリーの拡充、公式チャネルを通じた顧客接点強化を推進する。ビューティー事業(コスメティクス事業)は、ByURの原価低減・販管費効率化と、先行投資中のByGLOWへの広告集中投下により複数ブランドでの収益基盤確立を目指す。ゲーミングアクセサリー事業は「ライフスタイルブランド」への進化として空間提案の差別化と周辺アクセサリー・家具など新カテゴリー開発を継続。グローバル事業は米国ByUR・韓国Pixioなど自社ブランドの現地展開拡大や、関税・物流費増への対応として販売価格の最適化と在庫適正化を推進する。なお、本決算と同日の2026年6月15日、2027年4月期から2029年4月期を対象とする新たな中期経営計画を公表している。
※本記事はHameeが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。