ダイワボウホールディングス

ダイワボウホールディングス、2026年3月期は増収増益 売上高・営業利益とも過去最高

決算サマリー 2026.08.25
ダイワボウホールディングス、2026年3月期は増収増益 売上高・営業利益とも過去最高

※本記事はダイワボウホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ダイワボウホールディングスは2026年5月13日、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の決算説明資料を公表した。連結売上高は1兆3,508億円(前期比+18.8%)、連結営業利益は441億円(同+26.6%)となり、いずれも過去最高を更新した。親会社株主に帰属する当期純利益は32,030百万円(同+29.4%)、EPSは362.07円(前期比+90.7円)。ROEは19.9%、ROICは16.9%となり、いずれも中期経営計画の目標水準(ROE14%以上、ROIC12%以上)をクリアした。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比+18.8%の1,350,879百万円、営業利益は同+26.6%の44,169百万円(営業利益率3.3%)となった。経常利益は44,943百万円(同+26.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は32,030百万円(同+29.4%)。増収効果により売上総利益が前期比で伸長した一方、ベースアップや物流関連費等の増加により販管費及び一般管理費は計画通りに推移した。特別損失には大和紡績の株式(15%)譲渡完了に伴う売却損489百万円等を計上した。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
売上高1,350,879百万円1,136,817百万円+18.8%
売上総利益94,628百万円(売上高比7.0%)79,796百万円(売上高比7.0%)+18.6%
販売費及び一般管理費50,458百万円(売上高比3.7%)44,896百万円(売上高比3.9%)+12.4%
営業利益44,169百万円(営業利益率3.3%)34,899百万円(営業利益率3.1%)+26.6%
経常利益44,943百万円35,454百万円+26.8%
親会社株主に帰属する当期純利益32,030百万円24,751百万円+29.4%
EPS(1株当たり当期純利益)362.07円271.37円+90.7円(+33.4%)
2026年3月期 連結決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.4

セグメント別業績

売上高は両セグメントとも販売実績が伸長し増収となった。営業利益は、ITインフラ流通事業では増収効果、産業機械事業では増収効果に加え収益性の高いサービス売上が伸長し、両セグメントとも増益となった。ITインフラ流通事業では、Windows10 EOSおよびGIGAスクール第2期に伴う全国的なPC更新需要を獲得し、PC出荷台数は654.0万台(前期比+67.9%)と過去最高を更新、国内法人向けPCシェアは46.8%となった。iKAZUCHI(雷)取扱高は54,570百万円(前期比+34.6%)となり、520億円目標を突破した。産業機械事業では、主力の航空機業界を中心に国内受注が前期比59.2%増となる一方、海外向けは中国・米国向けの減少により前期比12.6%減となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期
ITインフラ流通売上高1,336,479百万円1,123,922百万円
ITインフラ流通営業利益43,030百万円34,045百万円
産業機械売上高14,400百万円12,895百万円
産業機械営業利益1,127百万円852百万円
合計売上高1,350,879百万円1,136,817百万円
合計営業利益44,169百万円34,899百万円
2026年3月期 セグメント別業績
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.11

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高1,189,000百万円(前期比△12.0%)、営業利益36,500百万円(同△17.4%、営業利益率3.1%)、経常利益36,700百万円(同△18.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益25,300百万円(同△21.0%)、EPS291.09円(前期比△70.98円)としている。特需の反動により売上高は約2,000億円減少する見込みで、Win10更新需要の反動減(約90万台)やGIGAスクール第2期ピーク後の反動減を織り込んだ。一方、売上総利益率の改善効果(7.0%→7.4%)により営業利益の減益幅は抑制される計画で、人的資本投資の促進により人件費は20.1億円増加する計画としている。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)前期比
売上高1,189,000百万円1,350,879百万円△12.0%
ITインフラ流通 売上高1,174,500百万円1,336,479百万円△12.1%
産業機械 売上高14,500百万円14,400百万円+0.7%
営業利益36,500百万円(営業利益率3.1%)44,169百万円(営業利益率3.3%)△17.4%
経常利益36,700百万円44,943百万円△18.3%
親会社株主に帰属する当期純利益25,300百万円32,030百万円△21.0%
EPS291.09円362.07円△70.98円(△19.6%)
2027年3月期 通期業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.22

株主還元

2026年3月期は期末配当を5円増配し、年間配当金は105円(中間50円、期末55円)となった。自己株式取得は約80億円を実施し、約787万株を消却した。配当性向は29.0%、総還元性向は53.8%。2027年3月期は年間配当110円(中間55円、期末55円)を予想し、自己株式取得は上限60億円(取得後に消却予定)を計画する。株主還元方針として、配当は配当性向30%以上を基本に現中期経営計画期間中は累進配当とする方針とし、自己株式取得を組み合わせて総還元性向60%以上を目安とする。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
年間配当105円110円
中間配当50円55円
期末配当55円55円
自己株式取得約80億円上限60億円(取得後に消却予定)
配当性向29.0%37.8%
総還元性向53.8%61.6%
株主還元の実績と予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.30

中期経営計画の進捗状況

2026年3月期は中期経営計画(2025年3月期〜2027年3月期)の当初計画を大幅に上回り、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。売上高は当初計画10,500億円に対し実績13,508億円、営業利益は当初計画350億円に対し実績441億円となった。ROEは19.9%(中期経営計画目標14%以上)、ROICは16.9%(同12%以上)となり、いずれも自社認識の資本コスト(株主資本コスト7.23%〜7.64%、WACC6.7%〜7.1%)を上回り目標水準をクリアした。これを受け、2027年3月期の業績予想は売上高11,890億円、営業利益365億円に引き上げられた(従来予想11,400億円・360億円)。

トピック:新商号への変更

2026年6月26日開催予定の第116回定時株主総会における定款一部変更の承認可決等を条件に、2027年4月1日よりダイワボウホールディングスの商号を「MUSUBITE株式会社」に変更する予定である。あわせて、子会社のダイワボウ情報システム株式会社も、株主総会決議および関係当局の認可等を条件に2027年4月1日より商号を「DIS株式会社」に変更する予定としている。なお、連結子会社の株式会社オーエム製作所をはじめとするその他のグループ会社については、本件に伴う商号変更は行わない。

※本記事はダイワボウホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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