神戸物産

神戸物産、2025年10月期は増収増益 経常利益52.3%増

決算サマリー 2026.08.25
神戸物産、2025年10月期は増収増益 経常利益52.3%増

※本記事は神戸物産が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

神戸物産は2025年10月期の連結決算を発表した。売上高は551,701百万円(前期比8.6%増)、営業利益は39,878百万円(同16.1%増)、経常利益は48,081百万円(同52.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は31,878百万円(同48.7%増)となり、増収増益を確保した。主力の業務スーパー事業では新規出店と既存店への商品出荷が好調に推移し、売上総利益率も前期の11.5%から12.0%に改善した。

目次

連結業績(2025年10月期 実績)

売上高は新規出店と既存店への商品出荷が好調に推移したことにより、前年比438.17億円、8.6%の増加となった。売上総利益は調達コストの上昇に対して価格転嫁や調達先の最適化が功を奏し、同80.52億円、13.8%の増加。販売管理費は業務スーパーの売上高増加に伴う運賃や外食直営店出店に伴う人件費・家賃等の増加により同25.24億円、10.5%の増加となった。経常利益は工場に係る補助金収入や為替予約関連の時価評価益が押し上げ要因となり、同165.05億円、52.3%の増加となっている。

項目2024年10月期2025年10月期増減率
売上高(百万円)507,883551,701+8.6%
売上総利益(百万円/利益率)58,413(11.5%)66,466(12.0%)+13.8%
販売管理費(百万円/販管費率)24,062(4.7%)26,587(4.8%)+10.5%
営業利益(百万円/利益率)34,350(6.8%)39,878(7.2%)+16.1%
経常利益(百万円/利益率)31,576(6.2%)48,081(8.7%)+52.3%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円/利益率)21,443(4.2%)31,878(5.8%)+48.7%

セグメント別(事業別)の状況

主力の業務スーパー事業は全国に1,122店舗を展開(2025年10月末現在)し、既存店好調により売上高は計画を超えて着地した。累計期間の出店は49店舗、退店11店舗で純増38店舗となり、通期目標の純増34店舗を4店舗上振れた。外食・中食事業は神戸クック・ワールドビュッフェ、プレミアムカルビ、馳走菜が対象で、売上・営業利益ともに増加。エコ再生エネルギー事業は太陽光発電所19ヵ所(81.0MW)と木質バイオマス発電所1ヵ所(6.2MW)を運営し、前年を上回る売電収入となった一方、第1四半期の原価計算方法見直しの影響で営業利益は減少した。

セグメント指標2024年10月期2025年10月期
業務スーパー事業売上高(百万円)489,102530,509
業務スーパー事業営業利益(百万円/利益率)37,350(7.6%)43,506(8.2%)
外食・中食事業売上高(百万円)14,14916,474
外食・中食事業営業利益(百万円/利益率)1,038(7.3%)1,105(6.7%)
エコ再生エネルギー事業売上高(百万円)4,5754,669
エコ再生エネルギー事業営業利益(百万円/利益率)1,144(25.0%)1,088(23.3%)
業務スーパー事業の店舗展開状況
出典:神戸物産 2025年10月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年10月期)

2026年10月期の業績予想は、売上高566,500百万円(前年比102.7%)、営業利益43,000百万円(同107.8%)、親会社に帰属する当期純利益29,500百万円(同92.5%)としている。業務スーパー事業のガイドラインとしては、出店目標を32店舗の純増、既存店成長を102%以上とし、関東を中心とした店舗開発やリロケーションの促進、PB比率の上昇に取り組むとしている。

項目2025年10月期実績2026年10月期予想前年比
売上高(百万円)551,701566,500102.7%
営業利益(百万円)39,87843,000107.8%
親会社に帰属する当期純利益(百万円)31,87829,50092.5%
2026年10月期業績予想と業務スーパー事業ガイドライン
出典:神戸物産 2025年10月期 決算説明資料 P.18

株主還元

2025年10月期は例年通り年1回の期末配当とし、連結業績予想を上方修正したことに伴い、1株当たり26円から4円増配し30円とした。2026年10月期の配当は2円の増配を見込み、32円00銭を予定している。配当性向(連結)は2025年10月期が20.8%、2026年予想が24.0%。株主優待については、2025年10月31日時点の株主名簿に記載または記録された株主に対し、保有年数及び保有株式数に応じて「Gyomucaカード」を贈呈する制度に変更した。キャッシュアロケーションでは、2025年10月期の実績としてROE22.2%、ROIC16.9%、配当性向20.8%となっている。

項目2024年2025年2026年予想
1株当たり配当金(円)23.0030.0032.00
配当性向(連結)23.7%20.8%24.0%
キャッシュアロケーションの考え方
出典:神戸物産 2025年10月期 決算説明資料 P.16

中期経営計画

2024年10月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画では、プライベートブランド(PB)商品の強化を軸に、業務スーパーを継続的に出店し1,130店舗以上とすること、既存店への出荷額を毎期2%以上成長させること、PB比率を37%まで向上させること、国内PB強化のため設備投資を毎年100億円以上行うことなどを重点施策として掲げている。数値目標としては、2026年10月期に売上高566,500百万円、営業利益43,000百万円を目標とし、ROICは10%以上を維持し毎期の成長を目指すとしている。長期ビジョンでは業務スーパー店舗数を1,500店舗以上、PB比率を40%以上、外食・中食事業を全業態で500店舗以上に拡大し、連結営業利益率を10%以上に向上させることを掲げている。

中期経営計画の数値目標
出典:神戸物産 2025年10月期 決算説明資料 P.21

※本記事は神戸物産が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次