仙波糖化工業

仙波糖化工業、2026年3月期は増収増益 純利益73.6%増

決算サマリー 2026.08.24
仙波糖化工業、2026年3月期は増収増益 純利益73.6%増

※本記事は仙波糖化工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

仙波糖化工業は2026年3月期の連結業績で増収増益となった。粉末乾燥製品や冷凍製品の自社商材が好調に推移したことに加え、ヘルスケア関連の受託が復調したことで売上高は前期比3.9%増の194億23百万円となった。営業利益は下期に原材料価格の高騰が顕在化したものの、価格改定やコスト圧縮などを進めたことで同19.4%増の9億2百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した事業整理損の反動もあり同73.6%増の5億54百万円となった。2027年3月期は売上高201億円、営業利益9億50百万円を見込んでいる。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比3.9%増の194億23百万円、営業利益は同19.4%増の9億2百万円、経常利益は同6.2%増の8億66百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した事業整理損2億25百万円の反動もあり、同73.6%増の5億54百万円となった。1株当たりの純利益は48円74銭である。

項目2025年3月期2026年3月期前期比
売上高(百万円)18,70119,423+3.9%
営業利益(百万円)755902+19.4%
経常利益(百万円)816866+6.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)319554+73.6%
1株純利益(円)28.0848.74
2026年3月期決算概要
出典:仙波糖化工業 2026年3月期決算説明会資料 P.7

製品区分別の状況

カラメル製品は季節限定デザート商品向けの反動減により前期実績を下回り、前期比0.5%減の44億93百万円となった。乾燥製品類は粉末醤油や粉末味噌、粉末茶が好調に推移し同2.7%増の71億43百万円、組立製品類はスポーツサプリメント受託の一部が復調し同8.7%増の35億23百万円、冷凍製品は冷凍山芋の新製品投入効果や冷凍和菓子の堅調により同4.8%増の29億92百万円となった。自社商材の売上高は前期比4.7%増加し、自社商材比率は0.6ポイント増加の71.1%となった。

製品区分2025年3月期構成比2026年3月期構成比前期比
カラメル製品4,51824.2%4,49323.1%▲0.5%
乾燥製品類6,95337.2%7,14336.8%+2.7%
組立製品類3,24017.3%3,52318.1%+8.7%
冷凍製品2,85415.3%2,99215.4%+4.8%
その他1,1336.0%1,2696.6%+11.9%
売上高合計18,701100.0%19,423100.0%+3.9%
製品区分別売上詳細
出典:仙波糖化工業 2026年3月期決算説明会資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比3.5%増の201億円、営業利益が同5.3%増の9億50百万円、経常利益が同10.8%増の9億60百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.9%増の7億15百万円を見込む。売上高は引き続き提案営業の推進と適正な価格改定を進める方針である。利益面では中東情勢の悪化で利益下押し圧力が高まっているが、原材料価格高騰への対応や経費削減により増益を見込むほか、前期0.64億円生じた為替差損の解消も見込んでいる。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)予想比
売上高(百万円)19,42320,100+3.5%
営業利益(百万円)902950+5.3%
経常利益(百万円)866960+10.8%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)554715+28.9%
1株純利益(円)48.7462.77
製品区分別売上高予想
出典:仙波糖化工業 2026年3月期決算説明会資料 P.18

株主還元

2027年3月期の配当予想は1株当たり15円の据え置きとしている。15円配当時の配当性向は23.9%である。株主還元強化は経営の重点項目と認識しているが、100年企業へ向けての基盤構築のため、当面は優先的に投資へ資金を回していく方針である。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株配当金15円15円
配当性向23.9%
配当金予想
出典:仙波糖化工業 2026年3月期決算説明会資料 P.20

企業価値向上に向けた取り組み

同社は企業価値向上策として営業キャッシュフローの最大化を掲げている。具体的な方策は、高騰する原材料費に対応した適正な価格転嫁、新規自社商材の開発推進と提案営業による拡販強化、中国事業の再構築に伴う海外戦略の見直しによるベトナム事業の黒字化である。ベトナム事業は前期比で増収増益となったが、営業利益はマイナスであり黒字転換は達成できなかった。中国では福州仙波糖化食品有限公司を清算し、上海に販売子会社の上海永仙研食品有限公司を設立した。

※本記事は仙波糖化工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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