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横浜冷凍、2025年9月期は増収減益 食品販売事業のコスト増が影響

決算サマリー 2026.08.24
横浜冷凍、2025年9月期は増収減益 食品販売事業のコスト増が影響

※本記事は横浜冷凍が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

横浜冷凍が発表した2025年9月期(第78期)連結決算は、売上高125,563百万円(前期比+2.7%、1,255.6億円)、営業利益4,238百万円(前期比△8.8%、42.3億円)、経常利益3,658百万円(前期比△23.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,978百万円(前期比△49.7%)の増収減益となった。冷蔵倉庫事業は堅調な需要拡大により増収増益となった一方、食品販売事業は増収ながら運賃・保管料等のコスト増を吸収しきれず減益となった。売上高・営業利益は通期業績予想(売上高127,000百万円、営業利益4,250百万円)に対し、それぞれ達成率98.9%、99.7%だった。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

売上高は125,563百万円(前期比+2.7%)、売上総利益は14,136百万円(前期比+3.5%、売上総利益率11.3%)となった。営業利益は4,238百万円(前期比△8.8%、営業利益率3.4%)、経常利益は3,658百万円(前期比△23.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,978百万円(前期比△49.7%)といずれも減益だった。設備投資額は16,900百万円(前期比△21.6%)、減価償却費は8,263百万円(前期比+12.2%)、EBITDAは12,501百万円(前期比+4.1%)、自己資本比率は38.6%(前期比+0.1pt)だった。

項目2024年9月期2025年9月期前期比
売上高122,282125,563+2.7%
売上総利益13,66414,136+3.5%
営業利益4,6474,238△8.8%
経常利益4,8083,658△23.9%
親会社株主に帰属する当期純利益3,9331,978△49.7%
2025年9月期 連結業績ハイライト
出典:横浜冷凍 2025年9月期 決算説明資料 P.4

セグメント別の状況

冷蔵倉庫事業は堅調な需要拡大を背景に、入庫量・出庫量・在庫量がいずれも前期を上回った。売上高は37,724百万円(前期比+7.4%)、セグメント利益は7,436百万円(前期比+3.3%)の増収増益となった。料金改定や業務の効率化により、人件費・動力費等のコスト増を吸収した。食品販売事業は水産品のイワシ・サバ等の豊漁による取扱量増加などにより売上高87,807百万円(前期比+0.8%)と増収になったが、運賃・保管料等のコスト増を吸収しきれず、セグメント利益は1,217百万円(前期比△17.4%)の減益となった。なお各セグメント利益は配賦不能営業費用(管理部門にかかる費用)の控除前である。

セグメント指標2024年9月期2025年9月期
冷蔵倉庫事業売上高35,12737,724
冷蔵倉庫事業セグメント利益7,1987,436
食品販売事業売上高87,09587,807
食品販売事業セグメント利益1,4731,217
冷蔵倉庫事業 売上高分析
出典:横浜冷凍 2025年9月期 決算説明資料 P.10

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期の通期業績予想は、売上高118,000百万円(前期比△6.0%)、営業利益4,800百万円(前期比+13.3%)、経常利益4,600百万円(前期比+25.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円(前期比+51.6%)としている。食品販売事業を利益率重視の事業構造に転換させることで、減収ながらも前期比2桁の増益を見込む。セグメント別では、冷蔵倉庫事業の売上高38,000百万円(前期比+0.7%)・営業利益7,300百万円(前期比△1.8%)、食品販売事業の売上高80,000百万円(前期比△8.9%)・営業利益1,800百万円(前期比+47.9%)を見込む。

項目2025年9月期(実績)2026年9月期(予想)前期比
売上高125,563118,000△6.0%
冷蔵倉庫事業37,72438,000+0.7%
食品販売事業87,80780,000△8.9%
営業利益4,2384,800+13.3%
経常利益3,6584,600+25.7%
親会社株主に帰属する当期純利益1,9783,000+51.6%
2026年9月期 通期業績予想
出典:横浜冷凍 2025年9月期 決算説明資料 P.15

株主還元

株主還元については、1962年の東証二部上場以来、半世紀以上増配を継続してきたとしており、2026年9月期の年間配当金は24円を予想している。配当性向は2024年9月期35.9%、2025年9月期71.5%、2026年9月期(予想)40.8%としている。

項目2024年9月期2025年9月期2026年9月期(予想)
年間配当金24円24円24円
配当性向35.9%71.5%40.8%
年間配当推移
出典:横浜冷凍 2025年9月期 決算説明資料 P.16

中期経営計画の進捗状況

中期経営計画については、コスト増の影響および食品販売事業の構造改革の影響を加味し、数値目標を変更した。冷蔵倉庫事業は建設費高騰に伴う償却費の増加やエネルギーコストの上昇が想定を上回る水準で推移したことにより、セグメント営業利益が当初計画を下回る見込みである。食品販売事業は低採算取引の見直しにより売上高・セグメント営業利益が当初計画を下回る見込みで、利益率重視の事業構造への転換を推進している。2026年の数値目標のうち、EBITDA130億円は変更なし。ROEは当初目標の「5%以上」から「4%以上」に引き下げ、自己資本比率は「40%台を維持」で変更なしとした。また2025年には、当社初のベトナム進出拠点となるベンルック物流センターを含め、岡山CONNECT物流センター、十勝フードバレー物流センターの3拠点が竣工し、環境配慮型センターの拡大とASEANグローバル展開を推進している。

※本記事は横浜冷凍が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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