※本記事はカゴメが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
カゴメの2025年12月期連結業績は、売上収益2,942億円(前期比△4.1%)、事業利益226億円(同△16.2%)、営業利益226億円(同△37.5%)、当期利益148億円(同△40.8%)となり減収減益だった。国際事業がトマトペースト市況の下降や製造工程不具合など一時的な損失の影響を受けたほか、前期に計上したIngomarの連結子会社化に伴う一時的な評価差益93億円の反動も影響した。2026年12月期は、国内加工食品事業の価格改定などにより売上収益3,100億円(同+5.3%)、事業利益230億円(同+1.3%)と増収増益を見込むが、当期利益は前期の実効税率が例年より低かった反動で134億円(同△9.5%)に減益する見通し。
連結業績(当期 実績)
売上収益は国際事業がトマトペースト市況の下降影響などにより減収。事業利益は国際事業の減収に加え、製造工程不具合など一時的な損失の影響で減益。営業利益・当期利益は、前期にIngomarの連結子会社化に伴う一時的な評価差益93億円を含んでいたことの反動も影響した。
| 項目 | 25年度実績(億円) | 利益率 | 前期比増減 | 増減率 | 24年度実績(億円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 2,942 | – | △126 | △4.1% | 3,068 |
| 事業利益 | 226 | 7.7% | △44 | △16.2% | 270 |
| 営業利益 | 226 | 7.7% | △135 | △37.5% | 362 |
| 当期利益※ | 148 | 5.0% | △102 | △40.8% | 250 |
※当期利益は親会社の所有者に帰属する当期利益。

セグメント別業績(当期 実績)
国内加工食品事業は飲料・通販が好調に推移し全体で増収となったが、事業利益は製造費用の上昇が続く中、広告宣伝費の減少などでほぼ横ばい。国際事業はトマトペースト市況の下降影響やトマト他二次加工での一部顧客向け販売の低調により減収、製造工程不具合等の一時的な損失も加わり減益となった。単位はいずれも億円。
| 区分 | 売上収益 25年度 | 売上収益 24年度 | 事業利益 25年度 | 事業利益 24年度 |
|---|---|---|---|---|
| 飲料 | 841 | 827 | 86 | 91 |
| 通販 | 139 | 133 | 9 | 2 |
| 食品他 | 591 | 596 | 59 | 62 |
| 国内加工食品計 | 1,573 | 1,557 | 155 | 155 |
| トマト他一次加工 | 696 | 822 | 53 | 83 |
| トマト他二次加工 | 636 | 705 | 44 | 70 |
| 国際計 | 1,298 | 1,493 | 92 | 139 |
| その他/調整額 | 71 | 18 | △20 | △24 |
| 合計 | 2,942 | 3,068 | 226 | 270 |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、国内加工食品事業で2月より家庭用・業務用飲料の価格改定を実施し増収増益を見込む。国際事業はトマト他一次加工でトマトペースト市況の下降が続くものの販売数量増により増収を見込む一方、利益率悪化により減益を見込む。なお、2026年度よりベジタリアのセグメント区分を国際事業から国内加工食品事業へ変更しており、以下の「25年度実績」は区分変更後の数値で記載されている(単位は億円)。
| 区分 | 売上収益 26年度予想 | 売上収益 25年度実績 | 事業利益 26年度予想 | 事業利益 25年度実績 |
|---|---|---|---|---|
| 飲料 | 860 | 841 | 106 | 86 |
| 通販 | 145 | 139 | 8 | 9 |
| 食品他 | 605 | 598 | 46 | 60 |
| 国内加工食品計 | 1,610 | 1,580 | 160 | 156 |
| トマト他一次加工 | 690 | 672 | 40 | 52 |
| トマト他二次加工 | 730 | 636 | 55 | 44 |
| 国際計 | 1,390 | 1,274 | 90 | 91 |
| その他/調整額 | 100 | 88 | △20 | △20 |
| 合計 | 3,100 | 2,942 | 230 | 226 |
| 項目 | 26年度予想(億円) | 比率 | 前期比増減 | 増減率 | 25年度実績(億円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 3,100 | – | +158 | +5.3% | 2,942 |
| 事業利益 | 230 | 7.4% | +4 | +1.3% | 226 |
| 営業利益 | 230 | 7.4% | +4 | +1.6% | 226 |
| 当期利益※ | 134 | 4.3% | △14 | △9.5% | 148 |
| EPS(円) | 147.47 | – | △13.95 | △8.6% | 161.42 |


株主還元
本資料に配当方針の具体的な記載はない。参考情報として、2025年度の財政状態計算書変動内容によると、自己株式の取得による支出82億円、支払配当金53億円が資本の増減要因として開示されている。
トピックス
2025年度の国内加工食品事業トピックスとして、トマトジュースは出荷量が4年連続で過去最高となり売上239億円(前期比+17%)、野菜生活100は発売30周年を迎え売上370億円(同△5%)、家庭用食品(トマトケチャップ・ソースなど)は売上212億円(同+1%)、業務用は冷凍野菜中心に不調で売上290億円(同△2%)となった。国際事業では、米国でフードサービス企業向け新規案件を獲得した一方、一部の既存顧客における販売が低調に推移した。
※本記事はカゴメが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。