※本記事はひらまつが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ひらまつは2026年5月26日、2026年3月期決算説明会を開催した。ホテル事業のマネジメント・コントラクト(MC)化の通期適用に伴い会計上は減収となったが、既存事業は実質増収を確保した。増収効果に加え生産性向上施策等により、各段階利益は予想を大幅超過した。ただし前期に計上したホテル資産譲渡益の反動により、当期純利益は前年比で減益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
全社売上高は9,881百万円(前年比▲7.3%)となったが、修正計画(26年2月)比では+1.1%、当初計画比では+5.6%と計画を上回った。営業利益は200百万円(前年比▲19.7%)で、当初計画(122百万円)比では+64.1%の大幅超過。経常利益は204百万円(前年比+17.3%)となった。当期純利益は219百万円(前年比▲85.6%)となったが、これは前期に計上したホテル資産譲渡益の反動によるものである。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 全社売上高 | 9,881百万円 | 10,662百万円 | ▲7.3% |
| 営業利益 | 200百万円 | 249百万円 | ▲19.7% |
| 経常利益 | 204百万円 | 173百万円 | +17.3% |
| 当期純利益 | 219百万円 | 1,530百万円 | ▲85.6% |

事業別売上高(総額ベース)の状況
事業別売上高(総額ベース参考値)は全社計13,965百万円(前年比+0.3%)。レストランは閉店等の影響で前年比微減となったが、既存店ベースでは増収した。ブライダルは組数及び組単価が向上し大幅増収となった。ホテルは猛暑の影響、競争激化、訪日需要変化等により一部施設の稼働率が低下し減収となった。その他は運営受託、ワイン外販の拡大により増収となった。
| 事業 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| レストラン | 5,450百万円 | 5,492百万円 | ▲0.8% |
| ブライダル | 3,946百万円 | 3,602百万円 | +9.6% |
| ホテル | 4,236百万円 | 4,572百万円 | ▲7.3% |
| その他 | 331百万円 | 250百万円 | +32.5% |
| 全社売上高(総額ベース) | 13,965百万円 | 13,917百万円 | +0.3% |

財務状況
消費税精算に伴う現預金の減少により総資産は11,914百万円(前期比▲228百万円)となった。一方、負債圧縮と利益剰余金の積み上げにより自己資本比率は51.2%(前期比+2.8pt)に上昇し、ROA・ROEともに改善した。
| 項目 | 2026年3月期末 | 2025年3月期末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 11,914百万円 | 12,142百万円 | ▲228百万円 |
| 自己資本比率 | 51.2% | 48.4% | +2.8% |
| ROA(総資産経常利益率) | 2.5% | 1.0% | +1.5% |
| ROE(経常利益ベース) | 5.0% | 3.4% | +1.6% |
通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、全社売上10,591百万円(前年比+7.2%)、営業利益341百万円(前年比+70.4%)、経常利益321百万円(前年比+57.6%)、当期純利益288百万円(前年比+31.1%)で、中期計画(26年2月上方修正)比±0.0%とした。中期計画2年目と同水準の増収・大幅増益を計画しており、主要事業は足元も堅調に推移していることから、通期を通じて安定的な収益拡大を見込んでいる。
| 項目 | 2027年3月期業績予想 | 2026年3月期実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 全社売上高 | 10,591百万円 | 9,881百万円 | +7.2% |
| 営業利益 | 341百万円 | 200百万円 | +70.4% |
| 経常利益 | 321百万円 | 204百万円 | +57.6% |
| 当期純利益 | 288百万円 | 219百万円 | +31.1% |

株主還元
27年3月期の配当予想は1株当たり1.22円。業績動向に関わらず1円を下限とする配当実施を確保する方針である。中期経営計画2030における株主還元の基本方針は、連結配当性向30%程度を基本とし、配当性向に基づく算定額が1円以上となる場合には配当を行うというものである。

中期経営計画2030のトピック
資料には2026年2月26日公表の中期経営計画2030(Appendix)も添付されている。2027年3月期の主要施策として、新規出店(前期末開業を含め計4店舗開業)、中核レストランの改修、ブライダル事業の推進、ホテル事業の運営強化、M&Aを活用した新規事業領域の拡張(100%子会社の株式会社HRMIを設立しM&Aを推進)、生産性向上プロジェクトの推進の5点を掲げている。2030年度の財務数値目標は、売上高133.3億円、営業利益率10.0%、EBITDA18.5億円、自己資本利益率(ROE)16.1%、総資産利益率(ROA)11.0%としている。
※本記事はひらまつが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。