※本記事はフジオフードグループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フジオフードグループ本社は2025年12月期、原材料価格高騰の価格転嫁により一時的に客数が減少したものの、既存店売上の伸びなどで売上高は31,932百万円(前期比1.9%増)となった。一方、人件費などのコスト上昇が響き、営業利益は725百万円(前期比40.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は90百万円(前期比80.3%減)にとどまった。国内直営既存店売上高前年比は103.3%、全店では104.4%と伸長し、下期の営業利益は前期並みに改善した。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は直営事業が30,341百万円(前期比2.3%増)、FC事業が1,590百万円(前期比3.7%減)となった。売上原価率は35.4%(前期比0.4pt増)、販管費率は62.3%(前期比1.2pt増)となり、人件費率も0.5pt増加した。特別損失には減損損失436百万円、店舗解約損33百万円を計上している。EBITDA(営業利益+減価償却費)は1,280百万円(前期比27.6%減)だった。なお、期初予想(売上高32,291百万円、営業利益617百万円)に対し、実績は売上高が358百万円下回った一方、営業利益率が改善し、営業利益は予想を108百万円(17.6%)、経常利益は128百万円(27.3%)、当期純利益は44百万円(97.8%)それぞれ上回った。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 31,932百万円 | 31,324百万円 | +607百万円(+1.9%) |
| 直営事業 | 30,341百万円 | 29,672百万円 | +668百万円(+2.3%) |
| FC事業 | 1,590百万円 | 1,651百万円 | △61百万円(△3.7%) |
| 売上総利益 | 20,622百万円 | 20,347百万円 | +274百万円(+1.3%) |
| 販売費及び一般管理費 | 19,896百万円 | 19,130百万円 | +765百万円(+4.0%) |
| 営業利益 | 725百万円 | 1,217百万円 | △491百万円(△40.4%) |
| 経常利益 | 596百万円 | 1,030百万円 | △434百万円(△42.1%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 90百万円 | 459百万円 | △368百万円(△80.3%) |
| EBITDA | 1,280百万円 | 1,769百万円 | △489百万円(△27.6%) |
セグメント別(ブランド別)の状況
直営事業をブランド別に見ると、つるまるは店舗数と既存店売上の増加により売上高1,694百万円(前期比31.1%増)と伸長した。串家物語は7,612百万円(前期比1.8%増)、さち福やは3,354百万円(前期比3.9%増)、まいどおおきに食堂は5,160百万円(前期比0.0%増)、えびのやは2,108百万円(前期比0.1%増)だった。国内直営既存店売上高前年比(2025年通期)は全業態103.3%、まいどおおきに食堂104.2%、串家物語101.8%となった。
| ブランド | 2025年12月期売上高 | 構成比 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|
| まいどおおきに食堂 | 5,160百万円 | 17.0% | +0.0% |
| 串家物語 | 7,612百万円 | 25.1% | +1.8% |
| つるまる | 1,694百万円 | 5.6% | +31.1% |
| さち福や | 3,354百万円 | 11.1% | +3.9% |
| えびのや | 2,108百万円 | 6.9% | +0.1% |
| その他 | 10,411百万円 | 34.3% | +0.0% |
| 直営事業合計 | 30,341百万円 | 100.0% | +2.3% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は既存店売上高前年比103%を見込み、売上高は32,653百万円(前期比2.3%増)を計画する。一方、25店舗分の撤退費用240百万円を見込むことなどから、営業利益は510百万円(前期比29.7%減)、経常利益は445百万円(前期比25.2%減)を計画する。当期純利益は110百万円(前期比22.3%増)を見込む。半期別では上期に売上高16,156百万円・営業利益210百万円、下期に売上高16,497百万円・営業利益299百万円を計画しており、通期営業利益に対する下期の構成比は58.6%となる見込みだ。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(計画) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 31,932百万円 | 32,653百万円 | +721百万円(+2.3%) |
| 営業利益 | 725百万円 | 510百万円 | △215百万円(△29.7%) |
| 経常利益 | 596百万円 | 445百万円 | △150百万円(△25.2%) |
| 当期純利益 | 90百万円 | 110百万円 | +20百万円(+22.3%) |
| 項目 | 上期計画 | 下期計画 | 通期計画 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 16,156百万円 | 16,497百万円 | 32,653百万円 |
| 営業利益 | 210百万円 | 299百万円 | 510百万円 |
| 経常利益 | 179百万円 | 266百万円 | 445百万円 |
| 当期純利益 | 69百万円 | 41百万円 | 110百万円 |

株主還元
配当方針は配当性向20%~30%を目途に安定的かつ継続的な配当を目指すとしている。また、2025年12月末権利確定分より株主優待商品の一部を変更した。贈呈基準(100株~299株:3,000円相当、300株~999株:6,000円相当、1,000株以上:12,000円相当を年2回)に変更はない。

中期経営計画/トピック
ブランドポートフォリオについては、メインの7業態で全体の83%を構成する一方、不採算・低シナジーブランドは整理・統合を進め、約50業態を25業態へ半減させる方針。全ブランド共通で投資回収5年以内を基準とする。また、損益管理システム、受発注システム、経費精算システムの刷新によるDX推進で業務効率化を図る。2025年12月末現在のグループ全体の店舗数は702店舗(直営店398店、委託店80店、FC店224店)となっている。

※本記事はフジオフードグループ本社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。