オルバヘルスケアホールディングス

オルバヘルスケアホールディングス、2025年6月期は売上高過去最高も営業利益11.1%減 2026年6月期は増収も営業利益微増の予想

決算サマリー 2026.08.24
オルバヘルスケアホールディングス、2025年6月期は売上高過去最高も営業利益11.1%減 2026年6月期は増収も営業利益微増の予想

※本記事はオルバヘルスケアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

オルバヘルスケアホールディングス(証券コード:2689)は2025年6月期の連結決算を発表した。売上高は122,702百万円(前期比+3.5%)と過去最高を更新した一方、医療器材事業における設備備品販売の減少や人的投資・システム投資に伴う販管費増加が響き、営業利益は1,979百万円(前期比△11.1%)、経常利益は1,962百万円(前期比△12.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,430百万円(前期比△4.7%)といずれも減益となった。2026年6月期は売上高127,978百万円(前期比+4.3%)を見込んでおり、達成すれば6期連続の増収で過去最高を更新する見通し。営業利益は2,000百万円(前期比+1.0%)と微増益の予想である。

目次

連結業績(2025年6月期 実績)

2025年6月期の連結業績は、売上高122,702百万円(予算比△0.8%、前期比+3.5%)、売上総利益13,909百万円(予算比△3.7%、前期比+2.3%)、売上総利益率11.34%(予算比△0.34pt、前期比△0.14pt)となった。販売管理費は人的投資・システム投資の継続により11,929百万円(予算比△2.0%、前期比+4.9%)に増加し、営業利益1,979百万円(予算比△12.8%、前期比△11.1%)、経常利益1,962百万円(予算比△12.9%、前期比△12.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,430百万円(予算比△14.9%、前期比△4.7%)となった。1株当たり当期純利益は241.43円。「売上高は過去最高になるも、利益は減少」した1年であった。

項目2025年6月期実績予算比前期比
売上高122,702百万円△0.8%+3.5%
売上総利益13,909百万円△3.7%+2.3%
売上総利益率11.34%△0.34pt△0.14pt
販売管理費11,929百万円△2.0%+4.9%
営業利益1,979百万円△12.8%△11.1%
経常利益1,962百万円△12.9%△12.6%
親会社株主に帰属する当期純利益1,430百万円△14.9%△4.7%
1株当たり当期純利益241.43円

セグメント別の状況

事業セグメント別では、売上高構成比93.2%を占める医療器材事業の売上高が115,878百万円(前期比+3.3%)、営業利益は1,774百万円(前期比△12.9%)となった。内訳をみると、手術関連消耗品(50,457百万円、前期比+3.9%)、整形外科消耗品(28,885百万円、前期比+10.6%)、循環器消耗品(24,083百万円、前期比+7.2%)といった消耗品販売はいずれも増加した一方、医療機関の設備投資控えにより設備備品の売上高は146億円(前期比14.5%減)となり、営業利益の減益要因となった。SPD事業は売上高5,717百万円(前期比+9.4%)、営業利益113百万円(前期比+9.0%)と増収増益。介護用品事業は在宅医療・居宅介護需要の継続を背景に売上高2,777百万円(前期比+5.2%)となったが、高知出店に伴う経費増により営業利益は205百万円(前期比△1.8%)と減益となった。

セグメント指標2025年6月期実績前期比
医療器材事業売上高115,878百万円+3.3%
医療器材事業営業利益1,774百万円△12.9%
SPD事業売上高5,717百万円+9.4%
SPD事業営業利益113百万円+9.0%
介護用品事業売上高2,777百万円+5.2%
介護用品事業営業利益205百万円△1.8%
事業セグメント別の売上高構成比(医療器材93.2%・SPD4.6%・介護用品2.2%)
出典:オルバヘルスケアホールディングス 2025年6月期 決算レポート P.11

通期業績予想(2026年6月期)

2026年6月期の連結業績予想は、売上高127,978百万円(前期比+4.3%)、売上総利益14,856百万円(前期比+6.8%)、売上総利益率11.61%(前期比+0.27pt)と、いずれも過去最高を更新する見込み。販売管理費は12,856百万円(前期比+7.8%)を見込み、関西エリアのさらなる市場開拓や人的投資・システム投資の継続を要因とする。営業利益は2,000百万円(前期比+1.0%)と微増益の予想だが、経常利益は1,928百万円(前期比△1.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,321百万円(前期比△7.6%)を見込む。1株当たり当期純利益は223.04円の予想。

項目2026年6月期予想2025年6月期実績増減
売上高127,978百万円122,702百万円+4.3%
売上総利益14,856百万円13,909百万円+6.8%
売上総利益率11.61%11.34%+0.27pt
販売管理費12,856百万円11,929百万円+7.8%
営業利益2,000百万円1,979百万円+1.0%
経常利益1,928百万円1,962百万円△1.7%
親会社株主に帰属する当期純利益1,321百万円1,430百万円△7.6%
1株当たり当期純利益223.04円241.43円
連結売上高の推移(6期連続増収・過去最高へ)
出典:オルバヘルスケアホールディングス 2025年6月期 決算レポート P.20

株主還元

配当の基本方針は「①増配又は維持を目指す」「②成長投資に備え内部留保に努める」の2点。2000年の上場以来、減配は行っていない。2026年6月期は1株当たり80円の配当を予定している。2025年6月30日時点でDOE(株主資本配当率)は4.0%、配当利回りは4.0%であった。

直近10年間の配当金・DOE・配当利回りの推移と2026年6月期の配当予定80円
出典:オルバヘルスケアホールディングス 2025年6月期 決算レポート P.22

中期経営計画

中期経営計画「VISION2030」では、2028年6月期に売上高1,420億円・営業利益27億円を目標に掲げる。取り組みの柱は「OLBA-DX」「ロジスティクス・イノベーション」「新規事業育成」「サステナビリティ」の4点。OLBA-DXでは生成AI・ノーコードツールの活用拡大に加え、グループウェアの刷新(2026年稼働予定)、販売管理システムの刷新(2027年稼働予定)を進める。ロジスティクス・イノベーションでは新岡山物流センターの導入をグループ全体へ拡大するほか、物流統合システム「Li-Flo」を活用した医療器材事業の新物流センターを2027年7月稼働予定で建設する。新規事業育成では、クリニック向け自動精算機「テマサック®」の累計導入台数が2025年6月末時点で754台(当期導入255台、前年比+29台)となったほか、低熱分解型アップサイクルユニット「OLSTECH®」の販売開始、新生児Live配信&メモリアルムービー作成サービス「Babyeets®」の上市(2施設へ納品完了)、タイ王国でのタイオルバヘルスケア事業(全自動錠剤分包機の正規販売代理店契約締結)などを推進している。

クリニック向け自動精算機「テマサック®」の導入実績推移(累計754台)
出典:オルバヘルスケアホールディングス 2025年6月期 決算レポート P.32

※本記事はオルバヘルスケアホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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