ダイドーグループホールディングス

ダイドーグループホールディングス、2026年1月期は増収も減損損失計上で最終赤字

決算サマリー 2026.08.24
ダイドーグループホールディングス、2026年1月期は増収も減損損失計上で最終赤字

※本記事はダイドーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ダイドーグループホールディングスが発表した2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料によれば、売上高は前期比1.7%増の241,236百万円となった。海外飲料事業や医薬品関連事業の伸長が寄与した一方、営業利益は同13.1%減の4,163百万円、経常利益は同51.5%減の1,467百万円にとどまった。特別損益で減損損失29,826百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失は30,322百万円の損失となり、前期の3,804百万円の利益から赤字に転じた。

目次

連結業績(2025年度 実績)

連結損益計算書(単位:百万円)によると、2025年度の売上高は241,236百万円(前期237,189百万円、前年比1.7%増)、営業利益は4,163百万円(前期4,789百万円、同13.1%減)、経常利益は1,467百万円(前期3,023百万円、同51.5%減)だった。特別損益は△29,270百万円(前期4,891百万円)で、このうち減損損失29,826百万円を計上している。税金等調整前当期純利益又は当期純損失は△27,803百万円(前期7,915百万円)、法人税等は3,527百万円(前期4,482百万円)で、親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失は△30,322百万円(前期3,804百万円)となった。なお、トルコの子会社についてIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に基づく会計上の調整を行っており、2025年度はこの調整により売上高が28億76百万円増加、営業利益が7億79百万円、経常利益が27億71百万円、親会社に帰属する当期純損失が26億75百万円それぞれ増加している。

項目2025年度2024年度増減率
売上高241,236237,1891.7%増
営業利益4,1634,78913.1%減
経常利益1,4673,02351.5%減
特別損益△29,2704,891
親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失△30,3223,804
連結損益計算書(実績)
出典:ダイドーグループホールディングス2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料 P.2

セグメント別の状況

セグメント別の売上高・利益をみると、国内飲料事業は売上高142,651百万円(前期147,519百万円、同3.3%減)で、セグメント利益又は損失は前期986百万円の利益から2,284百万円の損失に転じた。海外飲料事業は売上高65,341百万円(同16.1%増)、セグメント利益7,547百万円(同48.5%増)と拡大した。医薬品関連事業は売上高13,435百万円(同2.4%増)、セグメント利益829百万円(同198.8%増)。食品事業は売上高19,570百万円(同5.2%減)、セグメント利益487百万円(同57.9%減)。希少疾病用医薬品事業は売上高606百万円(前期8百万円、同6645.5%増)、セグメント損失は321百万円(前期621百万円の損失)となった。

セグメント指標2025年度2024年度
国内飲料事業売上高142,651147,519
海外飲料事業売上高65,34156,263
医薬品関連事業売上高13,43513,124
食品事業売上高19,57020,651
希少疾病用医薬品事業売上高6068
国内飲料事業セグメント利益又は損失△2,284986
海外飲料事業セグメント利益7,5475,083
医薬品関連事業セグメント利益829277
食品事業セグメント利益4871,157
希少疾病用医薬品事業セグメント損失△321△621
セグメント年度推移(2021年度〜2025年度)
出典:ダイドーグループホールディングス2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料 P.4

国内飲料のチャネル別売上実績

国内飲料事業のチャネル別売上高(2026年1月期)は、自販機が127,145百万円(前期130,404百万円、同2.5%減)、流通が11,984百万円(同0.7%減)、海外向けが119百万円(同81.5%減)、サプリメント通販が3,402百万円(同22.7%減)で、国内飲料事業計は142,651百万円(同3.3%減)となった。販売数量では自販機が1,230,567千本(同2.7%減)、流通が192,141千本(同3.5%減)、国内飲料事業計は1,422,709千本(同2.8%減)だった。

通期業績予想

2026年度(2027年1月期)の業績予想は、売上高246,800百万円(前期比2.3%増)、営業利益10,500百万円(同152.2%増)としている。セグメント別売上高予想は、国内飲料事業141,500百万円(同0.8%減)、海外飲料事業70,000百万円(同7.1%増)、医薬品関連事業14,100百万円(同4.9%増)、食品事業20,500百万円(同4.8%増)、希少疾病用医薬品事業900百万円(同48.3%増)。なお、トルコ飲料事業のIAS第29号に基づく会計上の調整として、2026年度予想には売上高6億円増加、営業利益14億円減少、経常利益28億円減少、親会社に帰属する当期純利益27億円減少が織り込まれている。

セグメント指標2026年度予想2025年度実績
国内飲料事業売上高141,500142,651
海外飲料事業売上高70,00065,341
医薬品関連事業売上高14,10013,435
食品事業売上高20,50019,570
希少疾病用医薬品事業売上高900606
連結売上高246,800241,236
連結営業利益10,5004,163
国内飲料チャネル別売上実績および通期業績予想
出典:ダイドーグループホールディングス2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料 P.3

株主還元

配当については、2025年度の1株当たり配当金は30円(前期40円から10円減配)となった。配当性向は前期33.2%だったが、2025年度は当期純損失を計上したため記載されていない(-)。

項目2025年度2024年度
1株当たり配当金(円)3040
配当性向(%)33.2
連結ハイライト(財務指標・1株当たり情報等の5期推移)
出典:ダイドーグループホールディングス2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料 P.5

特別損益・トピック

2025年度の特別損益は△29,270百万円で、うち減損損失29,826百万円を計上したことが親会社株主に帰属する当期純損失30,322百万円の主因となっている。また、トルコの子会社については引き続きIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要件に従った会計上の調整を実施しており、2025年度実績・2026年度予想双方の売上高・利益に影響を与えている。総資産は162,812百万円(前期185,247百万円)、純資産は64,895百万円(前期93,507百万円)、自己資本比率は39.5%(前期49.6%)となった。

※本記事はダイドーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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