※本記事はダイドーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ダイドーグループホールディングスが発表した2025年度(2026年1月期)決算補足説明資料によれば、売上高は前期比1.7%増の241,236百万円となった。海外飲料事業や医薬品関連事業の伸長が寄与した一方、営業利益は同13.1%減の4,163百万円、経常利益は同51.5%減の1,467百万円にとどまった。特別損益で減損損失29,826百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失は30,322百万円の損失となり、前期の3,804百万円の利益から赤字に転じた。
連結業績(2025年度 実績)
連結損益計算書(単位:百万円)によると、2025年度の売上高は241,236百万円(前期237,189百万円、前年比1.7%増)、営業利益は4,163百万円(前期4,789百万円、同13.1%減)、経常利益は1,467百万円(前期3,023百万円、同51.5%減)だった。特別損益は△29,270百万円(前期4,891百万円)で、このうち減損損失29,826百万円を計上している。税金等調整前当期純利益又は当期純損失は△27,803百万円(前期7,915百万円)、法人税等は3,527百万円(前期4,482百万円)で、親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失は△30,322百万円(前期3,804百万円)となった。なお、トルコの子会社についてIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に基づく会計上の調整を行っており、2025年度はこの調整により売上高が28億76百万円増加、営業利益が7億79百万円、経常利益が27億71百万円、親会社に帰属する当期純損失が26億75百万円それぞれ増加している。
| 項目 | 2025年度 | 2024年度 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 241,236 | 237,189 | 1.7%増 |
| 営業利益 | 4,163 | 4,789 | 13.1%減 |
| 経常利益 | 1,467 | 3,023 | 51.5%減 |
| 特別損益 | △29,270 | 4,891 | – |
| 親会社株主に帰属する当期純利益又は当期純損失 | △30,322 | 3,804 | – |

セグメント別の状況
セグメント別の売上高・利益をみると、国内飲料事業は売上高142,651百万円(前期147,519百万円、同3.3%減)で、セグメント利益又は損失は前期986百万円の利益から2,284百万円の損失に転じた。海外飲料事業は売上高65,341百万円(同16.1%増)、セグメント利益7,547百万円(同48.5%増)と拡大した。医薬品関連事業は売上高13,435百万円(同2.4%増)、セグメント利益829百万円(同198.8%増)。食品事業は売上高19,570百万円(同5.2%減)、セグメント利益487百万円(同57.9%減)。希少疾病用医薬品事業は売上高606百万円(前期8百万円、同6645.5%増)、セグメント損失は321百万円(前期621百万円の損失)となった。
| セグメント | 指標 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|
| 国内飲料事業 | 売上高 | 142,651 | 147,519 |
| 海外飲料事業 | 売上高 | 65,341 | 56,263 |
| 医薬品関連事業 | 売上高 | 13,435 | 13,124 |
| 食品事業 | 売上高 | 19,570 | 20,651 |
| 希少疾病用医薬品事業 | 売上高 | 606 | 8 |
| 国内飲料事業 | セグメント利益又は損失 | △2,284 | 986 |
| 海外飲料事業 | セグメント利益 | 7,547 | 5,083 |
| 医薬品関連事業 | セグメント利益 | 829 | 277 |
| 食品事業 | セグメント利益 | 487 | 1,157 |
| 希少疾病用医薬品事業 | セグメント損失 | △321 | △621 |

国内飲料のチャネル別売上実績
国内飲料事業のチャネル別売上高(2026年1月期)は、自販機が127,145百万円(前期130,404百万円、同2.5%減)、流通が11,984百万円(同0.7%減)、海外向けが119百万円(同81.5%減)、サプリメント通販が3,402百万円(同22.7%減)で、国内飲料事業計は142,651百万円(同3.3%減)となった。販売数量では自販機が1,230,567千本(同2.7%減)、流通が192,141千本(同3.5%減)、国内飲料事業計は1,422,709千本(同2.8%減)だった。
通期業績予想
2026年度(2027年1月期)の業績予想は、売上高246,800百万円(前期比2.3%増)、営業利益10,500百万円(同152.2%増)としている。セグメント別売上高予想は、国内飲料事業141,500百万円(同0.8%減)、海外飲料事業70,000百万円(同7.1%増)、医薬品関連事業14,100百万円(同4.9%増)、食品事業20,500百万円(同4.8%増)、希少疾病用医薬品事業900百万円(同48.3%増)。なお、トルコ飲料事業のIAS第29号に基づく会計上の調整として、2026年度予想には売上高6億円増加、営業利益14億円減少、経常利益28億円減少、親会社に帰属する当期純利益27億円減少が織り込まれている。
| セグメント | 指標 | 2026年度予想 | 2025年度実績 |
|---|---|---|---|
| 国内飲料事業 | 売上高 | 141,500 | 142,651 |
| 海外飲料事業 | 売上高 | 70,000 | 65,341 |
| 医薬品関連事業 | 売上高 | 14,100 | 13,435 |
| 食品事業 | 売上高 | 20,500 | 19,570 |
| 希少疾病用医薬品事業 | 売上高 | 900 | 606 |
| 連結 | 売上高 | 246,800 | 241,236 |
| 連結 | 営業利益 | 10,500 | 4,163 |

株主還元
配当については、2025年度の1株当たり配当金は30円(前期40円から10円減配)となった。配当性向は前期33.2%だったが、2025年度は当期純損失を計上したため記載されていない(-)。
| 項目 | 2025年度 | 2024年度 |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金(円) | 30 | 40 |
| 配当性向(%) | – | 33.2 |

特別損益・トピック
2025年度の特別損益は△29,270百万円で、うち減損損失29,826百万円を計上したことが親会社株主に帰属する当期純損失30,322百万円の主因となっている。また、トルコの子会社については引き続きIAS第29号「超インフレ経済下における財務報告」に定められる要件に従った会計上の調整を実施しており、2025年度実績・2026年度予想双方の売上高・利益に影響を与えている。総資産は162,812百万円(前期185,247百万円)、純資産は64,895百万円(前期93,507百万円)、自己資本比率は39.5%(前期49.6%)となった。
※本記事はダイドーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。