※本記事は翻訳センターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
翻訳センターの2026年3月期(通期)は、売上高10,871百万円(前期比△3.0%)、営業利益705百万円(同△20.7%)、経常利益748百万円(同△17.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益462百万円(同△36.1%)と減収減益となった。主力の翻訳事業が工業・ローカライゼーション分野を中心に落ち込んだことが要因。第6次中期経営計画の最終年度(2028年3月期)の連結業績目標を下方修正するとともに、株主還元方針を変更し配当性向・DOEを引き上げる方針を発表した。
連結業績(当期 実績)
売上高は10,871百万円で前期比△3.0%。翻訳事業(特に工業・ローカライゼーション分野、金融・法務分野)の減収が響き、売上総利益は5,153百万円(同△3.0%、売上総利益率47.4%で前期と同水準)。販売管理費が4,447百万円(同0.5%増)となったことも影響し、営業利益は705百万円(同△20.7%、通期計画達成率78.4%)、経常利益は748百万円(同△17.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は462百万円(同△36.1%)となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 10,871 | 11,210 | △338(△3.0%) |
| 売上総利益 | 5,153 | 5,314 | △161(△3.0%) |
| 営業利益 | 705 | 890 | △184(△20.7%) |
| 経常利益 | 748 | 905 | △157(△17.3%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 462 | 723 | △261(△36.1%) |
セグメント別の状況
翻訳事業は売上高8,096百万円(前期比△4.8%)、セグメント利益545百万円(同△29.7%)と減収減益。派遣事業は売上高1,123百万円(同△4.4%)、セグメント利益36百万円(同20.3%増)。通訳事業は売上高1,323百万円(同11.4%増)、セグメント利益113百万円(同26.9%増)と増収増益。その他(コンベンション事業、語学教育事業、外国特許出願支援事業等)は売上高328百万円(同△3.6%)、セグメント利益10百万円(前期は△10百万円)となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 翻訳事業 | 売上高 | 8,096 | 8,507 |
| 翻訳事業 | セグメント利益 | 545 | 776 |
| 派遣事業 | 売上高 | 1,123 | 1,175 |
| 派遣事業 | セグメント利益 | 36 | 30 |
| 通訳事業 | 売上高 | 1,323 | 1,187 |
| 通訳事業 | セグメント利益 | 113 | 89 |
| その他 | 売上高 | 328 | 340 |
| その他 | セグメント利益 | 10 | △10 |

通期業績予想
2027年3月期は、売上高11,300百万円(前期比3.9%増)、営業利益750百万円(同6.2%増)、経常利益780百万円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益500百万円(同8.1%増)と増収増益を見込む。事業別では翻訳事業が8,380百万円(同3.5%増)、派遣事業が1,138百万円(同1.2%増)、通訳事業が1,377百万円(同4.0%増)、その他が405百万円(同3.5%増)を計画する。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 11,300 | 10,871 |
| 翻訳事業 | 8,380 | 8,096 |
| 派遣事業 | 1,138 | 1,123 |
| 通訳事業 | 1,377 | 1,323 |
| その他 | 405 | 328 |
| 売上総利益 | 5,400 | 5,153 |
| 営業利益 | 750 | 705 |
| 経常利益 | 780 | 748 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 500 | 462 |

株主還元
利益還元の一層の充実と資本効率向上を目的に、中期経営計画期間を対象として株主資本配当率(DOE)6.0%以上および総還元性向100%以上を株主還元方針に適用する。2027年3月期の配当金は140.00円(予定)、配当性向は94.1%(予定)を見込む。
| 指標 | 内容 |
|---|---|
| 2027年3月期 配当金(予定) | 140.00円 |
| 2027年3月期 配当性向(予定) | 94.1% |
| 株主還元方針 | DOE6.0%以上の配当(予定)、総還元性向100%以上(中期経営計画期間対象) |

中期経営計画
初年度実績および今期見通しを踏まえ、第6次中期経営計画の最終年度(2028年3月期)の連結業績目標を修正した。売上高は当初計画13,000百万円から11,700百万円(△10.0%)、営業利益は1,200百万円から900百万円(△25.0%)、当期純利益は800百万円から600百万円(△25.0%)に下方修正。ROE目標も「10%以上」から「8%以上」に修正したが、短期的な利益率低下による一時的な水準であり、中期的には資本コストを上回る水準の確保に努めるとしている。重点施策として「AI・データの活用による事業競争力の強化」「業務効率化の推進」「安定した収益基盤の確立」を推進する。

※本記事は翻訳センターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。