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Liberaware、2025年7月期は創業来初の経常黒字化 売上高72%増

決算サマリー 2026.08.23
Liberaware、2025年7月期は創業来初の経常黒字化 売上高72%増

※本記事はLiberawareが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Liberawareの2025年7月期通期は、売上高1,406百万円(前年同期比72%増)、売上総利益669百万円(同86%増、利益率47%)となり、経常損益は前期の▲434百万円から46百万円へと転じ、創業来初の経常黒字化を達成した。屋内ドローン点検市場の確立と「IBIS」「屋内ドローン点検」等の認知拡大が売上増加を後押しした。2026年7月期は売上高2,220百万円(前期比57%増)を計画する一方、SBIR補助金収入の期ずれや成長投資の継続により経常損益は▲177百万円を見込んでいる。

目次

業績(2025年7月期 実績)

売上高は屋内ドローン点検市場の確立、「IBIS」「屋内ドローン点検」等の認知拡大により815百万円から1,406百万円へ591百万円増加(+72%)した。売上総利益は359百万円から669百万円(利益率44%→47%、+3ポイント)に拡大し、+86%の増益となった。経常損益は前期の▲434百万円から46百万円に転じ、創業来初の経常黒字化を達成。当期純損益も▲437百万円から46百万円に改善した。通期業績予想(売上高1,300百万円、売上総利益633百万円、経常損益53百万円)との比較では、売上高は+106百万円、売上総利益は+36百万円上回った一方、初期モデルIBIS1の部材評価損6百万円の計上等により経常損益は予想をやや下回る46百万円で着地した。

項目2025年7月期(実績)2024年7月期(実績)前年同期比
売上高1,406百万円815百万円+591百万円(+72%)
売上総利益669百万円(利益率47%)359百万円(利益率44%)+310百万円(+3ポイント、+86%)
経常損益46百万円▲434百万円+480百万円(経常黒字化)
当期純損益46百万円▲437百万円+483百万円
2025年7月期通期業績概要(実績・予想比較)の表
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.17

事業別の状況

事業別売上高は、ドローン事業(点検ソリューション、プロダクト提供サービス)、デジタルツイン事業、ソリューション開発事業の全区分で前年比増加した。ドローン事業計は807百万円(期初業績予想758百万円に対し+49百万円)。うち点検ソリューションは既存顧客の継続受注や案件の大型化により285百万円(期初予想211百万円に対し+74百万円)。プロダクト提供サービス(機体販売)はIBIS2-Aリリース効果や下水道関連の機体販売により383百万円(期初予想414百万円に対し△31百万円)。プロダクト提供サービス(レンタル)は138百万円(期初予想133百万円に対し+5百万円)。デジタルツイン事業は223百万円(期初予想183百万円に対し+40百万円)。ソリューション開発事業は継続案件数の増加により376百万円(期初予想277百万円に対し+99百万円)となった。

事業区分2025年7月期(実績)期初業績予想差引
ドローン事業計807百万円758百万円+49百万円
 点検ソリューション285百万円211百万円+74百万円
 プロダクト提供サービス(機体販売)383百万円414百万円△31百万円
 プロダクト提供サービス(レンタル)138百万円133百万円+5百万円
デジタルツイン事業223百万円183百万円+40百万円
ソリューション開発事業376百万円277百万円+99百万円
事業別売上高の四半期内訳と実績合計の表
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.31

通期業績予想

2026年7月期は売上高2,220百万円(前期比+814百万円、+57%)を計画する。売上総利益は1,123百万円(前期比+454百万円、+67%)、売上総利益率は50.6%(前期比+3ポイント)を見込む。販売管理費はSBIR研究開発費2,335百万円を含め3,535百万円に増加し、営業損失は▲2,412百万円を計画。営業外収益はSBIRに係る補助金収入を主に2,244百万円を見込み、経常損益は▲177百万円(前期比▲223百万円)、当期純損益は▲178百万円を計画する。この減益は主にSBIR補助金収入の期ずれ及び株式報酬費用の影響によるもので、経常損益からSBIR補助金収入の期ずれ影響(▲151百万円)と株式報酬費用(29百万円)を除いた調整後経常損益は3百万円の黒字を見込むとしている。

項目2026年7月期(計画)2025年7月期(実績)前期比増減
売上高2,220百万円1,406百万円+814百万円(+57%)
売上総利益1,123百万円(利益率50.6%)669百万円(利益率47.6%)+454百万円(+3ポイント、+67%)
営業損益▲2,412百万円▲1,588百万円▲824百万円
経常損益▲177百万円46百万円▲223百万円
調整後経常損益3百万円
当期純損益▲178百万円46百万円▲224百万円
2026年7月期通期業績予想の表
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.40

株主還元/利益配分の方針

本資料には配当金や自己株式取得等の株主還元方針についての記載はない。同社は獲得した利益を成長戦略への投資に優先的に配分し、事業の成長と再投資を繰り返すことで非線形的な成長を目指す方針を示している。

成長戦略・トピック

屋内ドローン点検市場は確立段階にあり、下水道調査など新たな業界にも需要が広がっている。国土交通省資料では下水道調査におけるドローンの普及を2028年までに行うロードマップが示され、自治体・下水道関連事業者へのIBIS2導入数は第4四半期で12セットとなった。海外展開では韓国・香港・マレーシアの三極体制でアジア市場を開拓しており、韓国では現地法人設立後、韓国唯一の上場ドローン企業ALUXを含む事業会社7社と業務提携を行った。国家プロジェクト(SBIR)では、鉄道事業点検向けドローンソリューション(補助金交付決定額52億円、事業期間2024年4月〜2028年3月)と、建設現場の業務効率化に係るソリューション開発(補助金交付決定額4.7億円、事業期間2024年3月〜2026年6月)が予定通り進捗している。

成長戦略への再投資による非線形成長のイメージ図
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.39

※本記事はLiberawareが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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