コシダカホールディングス

コシダカホールディングス、2025年8月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 配当は4期連続増配

決算サマリー 2026.08.12
コシダカホールディングス、2025年8月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 配当は4期連続増配

※本記事はコシダカホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

コシダカホールディングスの2025年8月期(2024年9月~2025年8月)連結業績は、売上高69,387百万円(前期比9.7%増)、営業利益11,392百万円(同12.1%増)、経常利益11,598百万円(同6.1%増)となり、売上高・営業利益・経常利益はいずれも過去最高を更新した。一方、2024年8月期新店を含む2期連続赤字店舗・施設を対象に減損損失34億円を計上した影響で、親会社株主に帰属する当期純利益は5,258百万円(同21.9%減)となった。2026年8月期は、株式会社スタンダードが運営する「JOYSOUND」約70店舗の事業承継などを織り込み、売上高82,544百万円(同19.0%増)、営業利益12,966百万円(同13.8%増)を計画している。

目次

連結業績(2025年8月期 実績)

2025年8月期の連結業績は、売上高が前期比9.7%増の69,387百万円、営業利益が同12.1%増の11,392百万円(売上高営業利益率16.4%)、経常利益が同6.1%増の11,598百万円となり、いずれも過去最高を更新した。要因として、積極出店の継続による新店売上の上乗せ(+4,155百万円)と既存店客数の増加基調の維持(+1,761百万円)が売上を押し上げた一方、人件費(+1,139百万円)や地代家賃(+1,219百万円)、水道光熱費(+428百万円)などの原価上昇があったが、下期以降の管理適正化で吸収した。もっとも、2024年8月期新店を含む2期連続赤字店舗・施設を対象に減損損失34億円を計上した影響で、親会社株主に帰属する当期純利益は同21.9%減の5,258百万円、1株当たり当期純利益は64.01円(同22.6%減)となり、通期計画(当期純利益7,499百万円)に対する達成率は70.1%にとどまった。

項目2024年8月期2025年8月期前年比増減前年比増減率
売上高63,26369,387+6,123+9.7%
売上総利益16,75318,373+1,619+9.7%
販売費及び一般管理費6,5896,980+391+5.9%
営業利益10,16411,392+1,229+12.1%
経常利益10,93411,598+664+6.1%
親会社株主に帰属する当期純利益6,7355,258-1,476-21.9%
1株当たり当期純利益(円)82.7064.01-18.69-22.6%

セグメント別の状況

カラオケ事業は積極出店の継続と既存店客数の増加基調の持続により売上高が前期比9.7%増の67,162百万円、営業利益は同7.9%増の12,405百万円(売上高営業利益率18.5%)となった。平均時給や電気料金の上昇があったものの、下期以降の管理適正化徹底で経費率上昇を回避した。既存店売上高(各月ベース)は前期比103.3%で推移し、客単価は価格調整が一巡した5月以降、前年同月比プラスに転じた。不動産管理事業は、アクエル前橋やMANEKI新橋ビル、フルーレ桜木町など主要既存物件がほぼ満床で堅調に推移したことに加え、新規物件の収益化が進み、売上高は同17.1%増の1,857百万円、営業利益は同102.8%増の222百万円となった。その他事業は「銀だこハイボール酒場」「カフェエクラ」等の飲食店舗が堅調に推移し、売上高は同1.9%増の879百万円、営業利益は前期の赤字(△37百万円)から37百万円の黒字に転じた。

セグメント指標2024年8月期2025年8月期
カラオケ売上高61,24667,162
カラオケ営業利益11,49312,405
不動産管理売上高1,5851,857
不動産管理営業利益109222
その他売上高863879
その他営業利益△3737
店舗・ルーム数の状況(まねきねこ/ワンカラ)
出典:コシダカホールディングス 2025年8月期 決算説明会資料 P.12

通期業績予想(2026年8月期)

2026年8月期の連結業績予想は、売上高82,544百万円(前期比19.0%増)、営業利益12,966百万円(同13.8%増)、経常利益12,911百万円(同11.3%増)、親会社に帰属する当期純利益7,500百万円~9,493百万円(同42.6%~80.5%増)としている。カラオケ事業では国内既存店を前年比101%と想定するほか、株式会社スタンダードが運営する「JOYSOUND」等カラオケ店舗70店舗の事業をコシダカ子会社のコシダカSPが吸収分割により承継(効力発生11/1予定)し、11月~8月の業績として売上高70億円相当、利益2億円を今期業績予想に追加している。2026年8月期より新規連結対象となるコシダカマレーシアは売上高10億円、営業利益1億円を見込む。特別利益として固定資産売却益約9億円を1Qに計上する見込みで、下限予想には前期実績同等額の減損損失(期末)を織り込んでいる。セグメント別の予想は、カラオケ事業が売上高80,781百万円、営業利益14,194百万円(売上高営業利益率17.6%)、不動産管理事業は厚木ホテルビスタの10月24日付売却などにより売上高1,783百万円、営業利益192百万円、その他事業は温浴施設「郡山湯処まねきの湯」閉店等の影響(売上への影響額△5億円)を飲食店舗の既存店増収・新店出店(1億円増収)で一部補うかたちで、売上高487百万円、営業利益は1百万円の赤字を計画している。

項目2025年8月期実績2026年8月期通期予想前期実績比増減率
売上高69,38782,544+19.0%
営業利益11,39212,966+13.8%
経常利益11,59812,911+11.3%
親会社に帰属する当期純利益5,2587,500~9,493+42.6%~+80.5%
1株当たり当期純利益(円)64.0190.99~115.18+42.1%~+79.9%
2026年8月期 業績予想
出典:コシダカホールディングス 2025年8月期 決算説明会資料 P.21

株主還元

株主還元について、2025年8月期の配当金は中間12円、期末12円の年間24円(前期比6円増配)とし、4期連続の増配かつ株式分割を考慮したうえで過去最高額となった。2026年8月期は、前期期末配当金から半期1円増配し、中間・期末各13円、年間26円配当を予定している。配当性向は2024年8月期の21.8%から2025年8月期は37.5%に上昇し、2026年8月期予想では28.6%~22.6%としている。株主優待制度では、保有株数・保有期間に応じてカラオケまねきねこなどグループ店舗で利用できる優待券(2,000円相当~20,000円相当)を、8月を権利確定月として配布している。

区分2024年8月期2025年8月期2026年8月期(予想)
中間7.0円12.0円13.0円
期末11.0円12.0円13.0円
年間18.0円24.0円26.0円
配当性向21.8%37.5%28.6%~22.6%
1株当たり配当金・配当性向の推移
出典:コシダカホールディングス 2025年8月期 決算説明会資料 P.25

中期経営計画(EIPファイナルステージ)

同社は中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」を掲げるEIP(Entertainment Infrastructure Plan)の中間目標である売上高650億円を2024年8月期に達成しており、最終目標である売上高1,000億円を2027年8月期に達成することを目指している。ファイナルステージの重点施策として、①出店ペース倍増(まねきねこ出店加速、JOYSOUND事業承継)、②生産性・利益率のさらなる向上(新POS導入、本社主導の経費管理徹底)、③組織基盤強化(新人事制度改革による給与水準引き上げ、女性取締役比率30%目標の早期達成等)、④新しい収益の柱の創出(アセットを活用したBtoC・コンテンツビジネス・M&A)を掲げている。海外展開では、マレーシア・タイ・インドネシア・韓国で積極出店を継続するとともに、米国での1店舗目の出店準備、フィリピン現地法人の設立を進めている。

EIP売上高目標の推移(中間目標650億円達成、最終目標1,000億円)
出典:コシダカホールディングス 2025年8月期 決算説明会資料 P.28

※本記事はコシダカホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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