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インタースペース、2025年9月期は売上高11.8%増も営業利益33.2%減 既存事業の低迷が響く

決算サマリー 2026.08.22
インタースペース、2025年9月期は売上高11.8%増も営業利益33.2%減 既存事業の低迷が響く

※本記事はインタースペースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

インタースペースの2025年9月期(2024年10月~2025年9月)連結業績は、売上高8,846百万円(前期比+11.8%)と二桁増収となった。一方で営業利益は371百万円(同-33.2%)、経常利益は399百万円(同-18.6%)と減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は206百万円(同+246.1%)となった。マーケティングソリューションの成長が売上高をけん引した一方、高利益率な既存事業の低迷が利益を押し下げる結果となった。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

取扱高は27,329百万円(前期比-0.3%)とほぼ横ばいで推移した一方、売上高は8,846百万円(同+11.8%)と伸長した。営業利益は371百万円(同-33.2%)、経常利益は399百万円(同-18.6%)で減益となったが、親会社株主に帰属する当期純利益は206百万円(同+246.1%)となった。

項目当期(FY25)前期(FY24)増減
取扱高27,329百万円27,419百万円-90百万円(-0.3%)
売上高8,846百万円7,909百万円+937百万円(+11.8%)
営業利益371百万円555百万円-184百万円(-33.2%)
経常利益399百万円490百万円-91百万円(-18.6%)
親会社株主に帰属する当期純利益206百万円59百万円+147百万円(+246.1%)
2025年9月期 決算概要
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.5

セグメント別の状況

両セグメントとも増収で着地した。パフォーマンスマーケティング事業の売上高は5,839百万円(前期比+17.5%)と急成長した一方、営業利益は307百万円(同-25.3%)と減益。メディア事業の売上高は3,007百万円(同+2.2%)、営業利益は63百万円(同-55.9%)となった。高利益率な既存事業の低迷が両事業の利益を押し下げた。

セグメント指標当期(FY25)前期(FY24)比
パフォーマンスマーケティング売上高5,839百万円+17.5%
パフォーマンスマーケティング営業利益307百万円-25.3%
メディア売上高3,007百万円+2.2%
メディア営業利益63百万円-55.9%

パフォーマンスマーケティング事業では、マーケティングソリューションの有料アカウント数が151万(前年比+22%)に伸長し、解約率(チャーンレート)は1.6%の低水準で推移した。取扱高は25,643百万円(前期比-0.1%)、共通費を含まない事業部門の数値である事業利益は953百万円(同-9.4%)となった。

パフォーマンスマーケティング事業 業績ハイライト
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.13

メディア事業では、コンテンツ型メディアでマーケティングソリューションが好調に推移した一方、比較・検討型メディアは広告枠の調整や外部流入の低下、人材関連の広告予算縮小の影響を受けた。共通費を含まない事業部門の数値である事業利益は252百万円(前期比-21.5%)となった。

メディア事業 業績ハイライト
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.21

通期業績予想

2026年9月期の業績予想は、売上高9,800百万円(前期比+10.8%)、営業利益700百万円(同+88.6%)、経常利益740百万円(同+85.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益420百万円(同+103.9%)、1株当たり当期純利益66.91円(前期32.82円)としている。マーケティングソリューションの伸長と既存事業の回復による増収、コスト効率化による収益性の改善を見込む。

項目FY26予想FY25実績増減率
売上高9,800百万円8,846百万円+10.8%
営業利益700百万円371百万円+88.6%
経常利益740百万円399百万円+85.4%
親会社株主に帰属する当期純利益420百万円206百万円+103.9%
1株当たり当期純利益66.91円32.82円
2026年9月期 業績予想
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.33

財務状態

2025年9月期末(FY25.4Q)の総資産は11,181百万円(前期末11,232百万円)、自己資本比率は50%。営業活動によるキャッシュ・フローは169百万円(前期836百万円)となった。

項目当期末(FY25.4Q)前期末(FY24.4Q)増減
現金・預金5,594百万円5,953百万円-359百万円
総資産11,181百万円11,232百万円-51百万円
純資産5,636百万円5,641百万円-5百万円
自己資本比率50%
営業活動によるCF169百万円836百万円-667百万円

株主還元

配当金はDOE(連結株主資本配当率)3%以上を方針とする。当社株式の投資魅力の向上と、出来高・流動性の向上を目的として、株主優待制度を新設した。優待内容は400~4,000株未満保有の株主にVJAギフトカード年間20,000円分、4,000株以上保有の株主に年間40,000円分としている。

中期経営計画の見直しと2026年9月期事業方針

現行の中期経営計画では2026年9月期に売上高10,000百万円・営業利益1,500百万円を掲げていたが、売上高計画は射程圏内である一方、利益面のギャップが大きく、1年でのギャップ解消は極めて困難な状況にあるとして、現在の中期経営計画の見直しを判断したとしている。2026年9月期の事業方針としては、「顧客提供価値の強化と新たな収益モデルの拡充」「コスト効率による収益性改善」の2点を掲げる。具体的には、サテライトオフィスの縮小や海外拠点の集約(シンガポール・マレーシアからの撤退)、生成AIの活用による業務効率化等を進めるとしている。

※本記事はインタースペースが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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