日比谷総合設備

日比谷総合設備、2026年3月期は受注高・各利益とも過去最高 増配

決算サマリー 2026.08.12
日比谷総合設備、2026年3月期は受注高・各利益とも過去最高 増配

※本記事は日比谷総合設備が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日比谷総合設備は2026年5月13日、2026年3月期(連結)決算を発表した。受注高は1,115億円(前期比+19.1%)、売上高は940億円(同+4.8%)、営業利益は106億円(同+43.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は86億円(同+47.0%)となった。受注高は業績予想を上回り過去最高額を更新し、営業利益・経常利益・当期純利益についても各段階利益で過去最高額を計上した。ROEは11.6%(前期8.5%)に上昇した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期からの豊富な繰越工事と当期受注の工事が進捗したことにより、対前期で順調に増収した。利益面では売上高の増加や生産性向上の取り組みに加え、完成した一部工事の採算が改善したことで売上総利益率は22.4%(前期19.2%)まで上昇し、営業利益・経常利益・当期純利益とも大幅増益となった。いずれも2026年2月10日発表の修正業績予想を上回る結果となった。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
受注高1,115億円936億円+179億円(+19.1%)
売上高940億円897億円+42億円(+4.8%)
売上総利益210億円172億円+37億円(+22.0%)
売上総利益率22.4%19.2%+3.2%
営業利益106億円74億円+32億円(+43.1%)
経常利益114億円81億円+33億円(+40.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益86億円59億円+27億円(+47.0%)
ROE11.6%8.5%+3.1%
2026年3月期 決算概要(連結)
出典:日比谷総合設備 2026年3月期通期決算説明資料 P.2

受注高・売上高の状況(顧客別)

受注高は官公庁および民間の受注が好調に推移し、対前期で増加した。空調・衛生・電気の各分野でバランスよく大型案件の受注があり、対前期で順調に増加した。売上高についても民間・官公庁の工事が順調に進捗し、対前期で増加した。

区分指標2026年3月期2025年3月期
NTTグループ受注高368億円395億円
官公庁受注高109億円78億円
民間受注高560億円366億円
その他受注高76億円95億円
受注高(1)顧客別・分野別(連結)
出典:日比谷総合設備 2026年3月期通期決算説明資料 P.3

通期業績予想(2027年3月期)

第9次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)の初年度にあたる2027年3月期は、受注高1,300億円、売上高1,050億円、営業利益110億円、親会社株主に帰属する当期純利益87億円を計画している。

項目2027年3月期 予想2026年3月期(実績)
受注高1,300億円1,115億円
売上高1,050億円940億円
売上総利益231億円210億円
売上総利益率22.0%22.4%
営業利益110億円106億円
親会社株主に帰属する当期純利益87億円86億円
2027年3月期 業績予想
出典:日比谷総合設備 第9次中期経営計画資料 P.52

株主還元

2026年3月期の配当は、当初計画を大幅に上回る利益を達成したことを受け、2026年2月10日に上方修正・増配を発表済みである。期末配当金は、利益面において上方修正時よりも上振れたことを踏まえ、1株当たり40円からさらに10円増額し50円(分割後換算)とする。あわせて、2026年3月31日を基準日として普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施する。自己株式については、2025年度(2026年3月期)に541,400株(分割後換算1,082,800株)・20.9億円を取得した。2027年3月期は、前期と同等以上の利益が確保できる見通しであることと創業60周年を迎えることを踏まえ、中間・期末配当をそれぞれ1株当たり50円とし、これに記念配当10円(中間5円・期末5円)を加えた年間110円を予定する。自己株式の取得は資本効率の向上を目的に、取得上限枠を従来対比で拡大し、2,100,000株・84.0億円の取得を予定している。

項目2026年3月期 実績(分割後換算)2027年3月期 予定
中間配当25円※150円
期末配当50円50円
記念配当10円※2
合計75円※1110円
2027年3月期 株主還元
出典:日比谷総合設備 第9次中期経営計画資料 P.53

第9次中期経営計画

当社は2026年5月13日、2026年3月期を最終年度とする第8次中期経営計画の振り返りとあわせ、2026年3月期から2028年3月期を計画期間とする第9次中期経営計画を策定・公表した。経営ビジョンとして「深化・拡大、その先へ」を掲げ、事業成長戦略(マーケティング戦略・アライアンス戦略・オペレーションスマート戦略)と経営基盤戦略(人材戦略・データドリブンマネジメント戦略・財務資本戦略)を基本戦略とする。最終年度(2028年3月期)の財務目標は、受注高1,200億円、売上高1,130億円、営業利益125億円、経常利益132億円、親会社株主に帰属する当期純利益95億円、ROE12%台である。財務資本戦略では、配当性向50%を目安とした安定的・継続的な配当の実施や、資本効率の向上を目指した自己株式の機動的な取得を進めるとしている。なお第8次中期経営計画は、受注高・売上高・営業利益・当期純利益の主要指標いずれも計画を達成し、ROEも持続的に向上した。

※本記事は日比谷総合設備が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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