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タウンズ、2026年6月期は減収減益 2027年6月期は増収増益を予想

決算サマリー 2026.08.22
タウンズ、2026年6月期は減収減益 2027年6月期は増収増益を予想

※本記事はタウンズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

国内抗原検査キット市場は、当期は流行規模縮小の影響により新型コロナ単品検査キットが前期比3割強縮小した一方、インフルエンザ検査キットは2割弱拡大、新型コロナ/インフルエンザコンボ検査キットは前期並みで推移した。

タウンズの2026年6月期は、主要製品の市場シェアは堅調に推移したものの、当社シェアが42%と高い新型コロナ単品検査キットの市場規模が減少した一方、相対的に重要性を増したコンボ検査キットにおける当社シェアは19%にとどまり、売上高14,369百万円(前期比22.9%減)、営業利益4,200百万円(同49.2%減)、経常利益3,952百万円(同51.9%減)となった。特別利益として国庫補助金4,363百万円を計上したことから、当期純利益は5,495百万円(同13.0%減)となった。

2027年6月期は、2026年7月に製造販売承認を取得した「イムノエースSARS-CoV-2/Flu Ⅱ」の投入によるシェア拡大などにより、売上高16,730百万円(前期比16.4%増)、営業利益4,374百万円(同4.1%増)、経常利益4,026百万円(同1.9%増)を見込む。

目次

業績(2026年6月期 実績)

当期の売上高は前期比22.9%減の14,369百万円となった。これは、新型コロナ単品検査キットの市場規模が前期比で3割強縮小したことや、コンボ検査キットの市場シェアが伸び悩んだことなどによるものである。売上高の減少により、売上総利益は前期比30.9%減、営業利益は同49.2%減、経常利益は同51.9%減、当期純利益は同13.0%減となった。各段階損益率も前期を下回った。

項目2024年6月期2025年6月期2026年6月期前期比
売上高18,43418,62714,369-22.9%
売上総利益12,498(67.8%)12,774(68.6%)8,821(61.4%)-30.9%
営業利益8,030(43.6%)8,265(44.4%)4,200(29.2%)-49.2%
経常利益7,840(42.5%)8,219(44.1%)3,952(27.5%)-51.9%
当期純利益5,774(31.3%)6,315(33.9%)5,495(38.2%)-13.0%
EBITDA8,706(47.2%)8,980(48.2%)5,325(37.1%)-40.7%

製品別売上高の状況

当期の主要製品の売上高は、新型コロナ単品検査キット市場が前期比で3割強縮小したことに加え、コンボ検査キットの市場シェアが伸び悩んだことなどから、前期を下回った。一方で、第4四半期における売上拡大により、その他製品の売上高は前期を上回った。

製品2024年6月期2025年6月期2026年6月期前期比
新型コロナ単品検査キット4,712(25.6%)4,854(26.1%)3,460(24.1%)-28.7%
新型コロナ/インフルエンザコンボ検査キット6,375(34.6%)7,921(42.5%)5,529(38.5%)-30.2%
インフルエンザ検査キット4,087(22.2%)3,314(17.8%)2,697(18.8%)-18.6%
その他(アデノ、溶連菌、RSなど)3,259(17.7%)2,537(13.6%)2,682(18.7%)5.7%
合計18,43418,62714,369-22.9%
四半期毎売上高・営業利益推移
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.17

市場シェアの状況

当社は、インフルエンザ、アデノウイルスおよび新型コロナの各検査キットにおいてトップシェアを堅持している。インフルエンザは15社中1位でシェア44%、アデノウイルスは10社中1位でシェア32%、新型コロナは20社中1位でシェア42%となった。一方、新型コロナ/インフルエンザコンボ検査キットは18社中3位でシェア19%にとどまり、競合他社のシェアの伸長により前期の2位から後退した。2027年6月期に向けては、2026年7月に製造販売承認を取得した「イムノエースSARS-CoV-2/Flu Ⅱ」の投入により、コンボ検査キットのシェア拡大を見込む。

主要呼吸器感染症の医療機関向け国内抗原検査キット市場におけるシェア
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.24

投資の状況

当期の固定資産投資額(有形固定資産・無形固定資産)は4,480百万円となった。富士山三島工場関連を中心とした設備投資に加え、新ERP導入などのIT投資、設備更新などの投資を実施した。2026年2月の富士山三島工場の本格稼働に伴い、大型の設備投資は一巡し、2027年6月期の固定資産投資額は1,479百万円を見込む。

投資の状況(固定資産投資額の推移)
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.20

通期業績予想

2027年6月期は、「イムノエースSARS-CoV-2/Flu Ⅱ」の投入などによる売上高増加と、営業利益、経常利益の増益を見込む。2026年6月期は特別利益に国庫補助金4,363百万円を計上していたことから、2027年6月期の当期純利益は減益を見込む。業績予想の策定にあたっては、「イムノエースSARS-CoV-2/Flu Ⅱ」の投入による一定のシェア拡大、販売単価の小幅な下落、富士山三島工場の本格稼働に伴う減価償却費の増加および人件費の上昇などを前提としている。

項目2026年6月期実績2027年6月期予想増減
売上高14,36916,730116.4%
営業利益4,2004,374104.1%
経常利益3,9524,026101.9%
当期純利益5,4952,96554.0%

株主還元

タウンズは2026年6月期より1株当たり28円を下限とする累進配当を導入した。2027年6月期から2031年6月期までについては、累進配当の下限を1株当たり29円へ引き上げ、株主還元を強化する。2027年6月期の配当予想は中間14.50円、期末14.50円の年間29.00円である。

決算期中間配当期末配当年間配当備考
2024年6月期6.00円21.75円27.75円東証スタンダード市場への上場記念配当(うち上場記念配当11.10円)を含む
2025年6月期6.00円22.00円28.00円設立10期目の周年記念特別配当(うち10.00円)を含む
2026年6月期14.00円14.00円28.00円1株当たり28円00銭を起点とする累進配当を導入
2027年6月期(予想)14.50円14.50円29.00円累進配当の起点を29円00銭に引き上げ
株主還元(配当実績・予想の推移)
出典:2026年6月期 決算説明資料 P.26

※本記事はタウンズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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