MFS

MFS、2026年6月期は増収増益 INVASE事業が初の黒字化を達成

決算サマリー 2026.08.22
MFS、2026年6月期は増収増益 INVASE事業が初の黒字化を達成

※本記事はMFSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

MFSは2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)通期の連結業績を発表した。売上高は83億円(前期比+185%)、営業利益は2.2億円(同+12.7%)、当期純利益は3.0億円(同+92.8%)となり、売上高・営業利益・当期純利益ともに業績予想を上回った。モゲチェック事業、INVASE事業の両事業が黒字で着地し、MFSグループとして2期連続の黒字を達成した。INVASE事業は通期で初の年度黒字を達成した。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

連結売上高は8,317,996千円(前年同期比185.0%、業績予想比102.8%)となった。売上総利益は1,912,013千円(同-11.9%)、売上総利益率は23.0%。販売管理費は1,689,605千円(同-14.4%、販管費率20.3%)となり、営業利益は222,408千円(同12.7%、業績予想比111.1%)、経常利益は215,503千円(同8.6%、業績予想比112.7%)、当期純利益は308,811千円(同92.8%、業績予想比204.5%)となった。なお、営業外収益に含まれる賃貸管理業に係る収益・費用は2025年6月期・2026年6月期ともに売上・売上原価に振り替えている。

項目2026年6月期実績2025年6月期実績前年同期比業績予想比
売上高8,317,996千円2,918,669千円185.0%102.8%
売上総利益1,912,013千円2,170,389千円-11.9%107.0%
営業利益222,408千円197,325千円12.7%111.1%
経常利益215,503千円198,443千円8.6%112.7%
当期純利益308,811千円160,145千円92.8%204.5%
2026年6月期の振り返り(売上高・営業利益・当期純利益の実績と前期比・予算比)
出典:2026年6月期 通期決算説明資料 P.31

セグメント別の状況

モゲチェック事業の売上高は1,251,858千円(前年同期比-36.8%)となったが、融資実行課金への移行に伴う売上計上の一巡と広告宣伝費の効率的投下により営業利益は164,067千円を確保し、通期で黒字化が定着した。広告宣伝費の効率的投下とSEO効果により顧客獲得コスト(CPA)は前年同四半期比56%減、ROAS(売上/広告宣伝費)は476%(前年同期比+265%)に改善した。INVASE事業の売上高は7,066,137千円(同654.5%、グロスアップ控除後では1,043,622千円・同91.8%)となり、売買モデルが軌道に乗ったことで3四半期連続で黒字を達成、営業利益は58,340千円となり通期で初の黒字化を達成した。成約件数は228件(前期比+654%、グロスアップ控除後+167%)、融資承認件数は448件となった。

セグメント売上高売上総利益販管費営業利益
モゲチェック事業1,251,858千円1,047,128千円883,061千円164,067千円
INVASE事業7,066,137千円864,884千円806,543千円58,340千円
MFSグループ計8,317,996千円1,912,013千円1,689,605千円222,408千円
MFSグループ・モゲチェック事業・INVASE事業別の2026年6月期実績と2027年6月期業績予想
出典:2026年6月期 通期決算説明資料 P.26

通期業績予想(2027年6月期)

2027年6月期の業績予想は、売上高10,241,392千円(前期比123.1%)、売上総利益2,268,263千円(同118.6%)、営業利益371,369千円(同167.0%)、経常利益369,834千円(同171.6%)、当期純利益368,354千円(同119.3%)としている。セグメント別では、モゲチェック事業は売上高1,206,392千円・営業利益202,977千円、INVASE事業は売上高9,035,000千円・営業利益168,392千円を計画する。モゲチェック事業は厳しい事業環境が続くなかで効率的なマーケティング戦略により営業利益の伸長を図り、INVASE事業は黒字化の定着を背景に売上・営業利益の拡大を目指す方針。両事業ともに、2026年7月にリリースしたマンションAI査定サービス「CAPS」を活用した新たな取り組みを進める。

項目2027年6月期予想2026年6月期(実績)前期比
売上高10,241,392千円8,317,996千円123.1%
売上総利益2,268,263千円1,912,013千円118.6%
営業利益371,369千円222,408千円167.0%
経常利益369,834千円215,503千円171.6%
当期純利益368,354千円308,811千円119.3%
セグメント売上高売上総利益販管費営業利益
モゲチェック事業1,206,392千円991,704千円788,727千円202,977千円
INVASE事業9,035,000千円1,276,559千円1,108,167千円168,392千円
MFSグループ計10,241,392千円2,268,263千円1,896,894千円371,369千円
INVASE事業 2027年6月期予算(上期・下期別の売上高・営業利益)
出典:2026年6月期 通期決算説明資料 P.28

事業戦略・トピック

MFSは2026年7月にマンションAI査定サービス「CAPS」をリリースした。CAPSは全国マンションの時価情報(価格・賃料・キャップレート)を提供するサービスで、市場調査(2026年7月期、調査機関:日本マーケティングリサーチ機構)において査定精度No.1と判定されたという。2027年6月期はCAPSが提供する価格情報を起点に、従来のファイナンス領域(モゲチェックの住宅ローン比較・診断、INVASEの投資用ローン紹介)に加え、新たに実需の物件売買(仲介)領域へ事業を拡大する方針。モゲチェックでは住宅ローン比較・診断機能のAI化を進め、外部のAIエージェントから診断を呼び出せるMCP化や金融機関とのAPI連携によるワンクリック申込みの実現を目指す。INVASEでは仕入れから販売までのフローをAIで型化し、Webとアプリのサービス統合、取引金融機関の拡大によるローン紹介サービスの拡充を進める方針である。

CAPSを起点としたサービス領域の拡大(実需・投資用不動産の取引とファイナンス)
出典:2026年6月期 通期決算説明資料 P.48

※本記事はMFSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次