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シンクレイヤ、2025年12月期は営業利益46.2%減 2026年12月期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.22
シンクレイヤ、2025年12月期は営業利益46.2%減 2026年12月期は増収増益を計画

※本記事はシンクレイヤが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

シンクレイヤは2026年2月24日、2025年12月期の連結決算を発表した。売上高は10,488百万円(前期比10.4%減)、営業利益は351百万円(同46.2%減)、経常利益は377百万円(同49.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は242百万円(同55.7%減)となり、減収減益だった。資材調達期間の長期化や複数案件での売上計上の期ズレ、急速な円安による調達コストの上昇が主な要因である。2026年12月期は売上高11,100百万円、営業利益500百万円を計画し、増収増益を見込む。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

資材不足等の影響により主要資材の調達に要する期間が長期化したことに加え、複数案件で売上計上が翌期へずれ込んだことで売上が減少した。利益面では、減収の影響に加え一部機器の収益性見直しに伴う棚卸資産評価損の計上と、急速な円安進行による調達コストの上昇が重なり減益となった。一方でキャッシュ・フローは、売上債権・棚卸資産の減少に加え設備投資額の維持により、フリーキャッシュフローはプラスを確保した。財政状態については、自己資本比率が前期末の54.1%から63.2%へ9.1ポイント上昇し、60%を超える強固な財務基盤を維持している。

項目当期(2025年12月期)前期(2024年12月期)前期差前期比
売上高10,48811,711▲1,22389.6%
売上総利益2,1512,491▲33986.4%
販売費及び一般管理費1,8001,838▲3897.9%
営業利益351653▲30153.8%
経常利益377741▲36450.9%
親会社株主に帰属する当期純利益242547▲30444.3%
営業利益増減要因(前年同期比)のグラフ
出典:シンクレイヤ 2025年12月期 決算補足説明資料 P.22

セグメント別(事業部門別)の状況

トータル・インテグレーション部門の売上高は、主要資材の調達期間の長期化と顧客の計画変更による工期調整の影響で5,473百万円(前期比14.7%減)となった。一方、光エリア拡張工事やNTT伝送路設備を活用したシェアード方式によるFTTHシステム構築、10Gbpsサービスに対応する通信設備高度化案件の受注が進んだ結果、売上総利益率は上昇した。機器インテグレーション部門の売上高は、トータル・インテグレーション部門の工期調整に連動した販売時期の後ろ倒しの影響により5,014百万円(前期比5.3%減)となった。特定顧客の投資計画変更を受けた一部機器の収益性見直しに伴う棚卸資産評価損の計上や、円安進行による調達コスト上昇・原材料費の高騰をコストに十分転嫁できなかったことから、売上総利益率は低下した。

区分指標2025年12月期2024年12月期前期比
トータル・インテグレーション部門売上高5,473百万円6,414百万円▲14.7%
機器インテグレーション部門売上高5,014百万円5,297百万円▲5.3%
連結計売上高10,488百万円11,711百万円▲10.4%
トータル・インテグレーション部門受注高5,527百万円5,414百万円+2.1%
機器インテグレーション部門受注高4,863百万円5,018百万円▲3.1%
連結計受注高10,390百万円10,432百万円▲0.4%
トータル・インテグレーション部門受注残高2,220百万円2,165百万円+2.5%
機器インテグレーション部門受注残高1,710百万円1,862百万円▲8.2%
連結計受注残高3,930百万円4,028百万円▲2.4%
事業部門別の受注高・売上高・受注残高推移グラフ
出典:シンクレイヤ 2025年12月期 決算補足説明資料 P.25

通期業績予想

2026年12月期は、中期経営計画PLAN2026の最終年度として前期比で増収増益を目指す。トータル・インテグレーション部門では新規受注の獲得を最優先課題とし、成長余地の大きい小規模エリア向け光化工事の拡大や各地域での大型案件の受注強化を図るとともに、既存案件は安全管理と工程管理を徹底し確実な工期遵守による売上の着実な計上を図る。機器インテグレーション部門では、棟内光化ニーズの高まりを捉えた集合住宅向けソリューションの拡充や、Wi-Fi 7を搭載した10Gbps光通信端末の展開を積極化し、新規放送・通信事業者への横展開を推進する。部門横断的には、適切な価格転嫁の推進と自社製品・サービスの付加価値向上による利益率改善、ARや安否確認支援サービス「でんぱでみてるくん」等を通じた新規顧客開拓を進める。

項目2026年12月期計画2025年12月期実績前同比
売上高11,100百万円10,488百万円+5.8%
営業利益500百万円351百万円+42.2%
経常利益510百万円377百万円+35.1%
親会社株主に帰属する当期純利益360百万円242百万円+48.5%
2026年12月期連結業績予想のスライド
出典:シンクレイヤ 2025年12月期 決算補足説明資料 P.31

株主還元

将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主に対する利益配分を最も重要な経営課題の一つと考え、安定的に利益還元を行うことを基本方針としている。2025年12月期の年間配当金は28円(中間10円・期末18円)、2026年12月期の年間配当金予想は30円で前期比2円の増配を予定する。また自己株式の取得については取得総額150百万円を計画し、当期末時点で78百万円(進捗率52.5%)を取得済みである。

区分2023年12月期2024年12月期2025年12月期2026年12月期(予想)
年間配当金25円28円28円30円
配当性向26.8%23.8%53.8%
EPS93.41円117.66円52.08円78.94円
DOE2.1%2.2%2.1%
株主還元(配当金推移及び自己株式取得状況)のスライド
出典:シンクレイヤ 2025年12月期 決算補足説明資料 P.37

中期経営計画

中期経営計画「PLAN2026」は「未来を切り拓く ~継続的成長のための3つの柱~」をテーマに、1.既存技術・既存顧客のさらなる深耕、2.持続的な成長に向けた新領域の探索、3.組織・人事の改革・デジタル活用の3本柱を基本方針とする。2026年2月12日公表の「中期経営計画における数値目標の修正に関するお知らせ」のとおり、顧客側の投資計画の変更や資材調達期間の長期化により複数の工事案件が2026年度へ移行する見通しとなったことなどを受け、FY2026の数値目標を当初予想(売上高13,300百万円、営業利益870百万円、経常利益880百万円、ROE9.0%)から売上高11,100百万円、営業利益500百万円、経常利益510百万円、ROE6.0%へ修正した。

※本記事はシンクレイヤが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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