※本記事はベルグアースが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
野菜苗生産を手がけるベルグアースは、2025年10月期(2024年11月1日〜2025年10月31日)の連結決算短信を発表した。本記事は同決算短信に基づく簡易サマリーである。売上高は7,303百万円(前期比2.9%増)と増収となった一方、営業損益は△32百万円(前期は営業利益22百万円)、経常損益は△28百万円(前期は経常損失16百万円)と損失を計上した。特別利益に補助金収入184,483千円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する当期純利益は48百万円(前期比21.0%増)となった。1株当たり当期純利益は30.22円(前期25.00円)、自己資本当期純利益率は2.3%(前期1.9%)。
連結業績(当期 実績)
売上面では、適切な価格への見直しが進んだことに加え、青果物の価格高騰の影響などによりホームセンターを中心とする春の家庭園芸需要が拡大し、オリジナル規格のアースストレート苗やスイカ苗の売上が伸びた。損益面では、連結子会社ベルグ福島の新設農場(鶴沢農場)稼働に伴う生産備品等の購入、新規雇用による労務費、減価償却費の増加に加え、原材料や電力費・重油等のエネルギー費用の値上げ、繁忙期の人員確保に伴う採用経費・派遣社員雇用の増加などが負担となった。売上高営業利益率は△0.4%(前期0.3%)、総資産経常利益率は△0.5%(前期△0.3%)。財政状態は総資産6,058百万円、純資産2,174百万円、自己資本比率34.9%(前期36.4%)。営業活動によるキャッシュ・フローは329百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは△573百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは196百万円で、現金及び現金同等物の期末残高は873百万円となった。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,303百万円 | 7,094百万円 | 2.9%増 |
| 営業利益 | △32百万円 | 22百万円 | -(前期は営業利益) |
| 経常利益 | △28百万円 | △16百万円 | -(前期も経常損失) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 48百万円 | 39百万円 | 21.0%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 30.22円 | 25.00円 | - |
| 自己資本当期純利益率 | 2.3% | 1.9% | - |
| 自己資本比率 | 34.9% | 36.4% | - |
セグメント別の状況
報告セグメントは「野菜苗・苗関連事業」「農業・園芸用タネ資材販売事業」「小売事業」の3区分。主力の野菜苗・苗関連事業は増収となったものの、ベルグ福島の新設農場稼働に伴う費用増などによりセグメント利益は減益となった。農業・園芸用タネ資材販売事業は、生産設備・機器等の買い替え需要の反動で減収となる一方、事務効率改善等による人件費削減で増益。小売事業は、園芸ブームの終息や6月以降の猛暑により園芸雑貨・花卉類の売上が減少し減収となったが、セグメント損失は前期から縮小した。なお、セグメント利益・損失の調整額は△481,348千円で、各報告セグメントに配賦していない全社費用等である。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 野菜苗・苗関連事業 | 外部顧客への売上高 | 6,380,056千円(前期比3.6%増) | 6,155,618千円 |
| 野菜苗・苗関連事業 | セグメント利益(営業利益) | 449,461千円(前期比6.1%減) | 478,570千円 |
| 農業・園芸用タネ資材販売事業 | 外部顧客への売上高 | 815,816千円(前期比0.9%減) | 823,576千円 |
| 農業・園芸用タネ資材販売事業 | セグメント利益(営業利益) | 11,939千円(前期比14.5%増) | 10,426千円 |
| 小売事業 | 外部顧客への売上高 | 107,587千円(前期比7.0%減) | 115,693千円 |
| 小売事業 | セグメント損失(営業損失) | △12,677千円 | △13,629千円 |
| 調整額 | セグメント利益又は損失 | △481,348千円 | △452,907千円 |
| 連結財務諸表計上額 | 営業利益又は営業損失 | △32,624千円 | 22,459千円 |
通期業績予想
2026年10月期(2025年11月1日〜2026年10月31日)の連結業績予想は、売上高8,000百万円(前期比9.5%増)、営業利益110百万円(前期は営業損失32百万円)、経常利益105百万円(前期は経常損失28百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益54百万円(前期比12.9%増)、1株当たり当期純利益34.09円。中期経営計画の3期目として、主力の苗事業で労務費やエネルギー価格等の物価上昇分を踏まえた適正価格への見直しを進めるとともに、付加価値の高いオリジナル製品等の営業推進を行う。また、新たに子会社となったピーエスピー株式会社との連携により、野菜苗生産および種子コート加工について全国拠点・販売網を活かした規模拡大を目指すとしている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,000百万円(前期比9.5%増) | 7,303百万円 |
| 営業利益 | 110百万円 | △32百万円 |
| 経常利益 | 105百万円 | △28百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 54百万円(前期比12.9%増) | 48百万円 |
| 1株当たり当期純利益 | 34.09円 | 30.22円 |
| 1株当たり年間配当金 | 10.00円 | 10.00円 |
株主還元
2025年10月期の年間配当金は1株当たり10円00銭(第2四半期末0円00銭・期末10円00銭)で前期と同額。配当金総額は16百万円、連結配当性向は33.1%(前期40.0%)、連結純資産配当率は0.7%(前期0.8%)となった。2026年10月期についても年間配当金10円00銭(第2四半期末0円00銭・期末10円00銭)を予想しており、予想連結配当性向は29.3%。配当支払開始予定日は2026年1月30日としている。
※本記事はベルグアースが公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。