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イワキ、2026年3月期は増収増益 純利益8.2%増

決算サマリー 2026.08.20
イワキ、2026年3月期は増収増益 純利益8.2%増

※本記事はイワキポンプが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

イワキは2026年3月期の連結業績を発表した。国内の医療機器市場や米国の水処理市場が牽引したほか、半導体・液晶市場も復調し、連結売上高は前期比+4.2%の47,692百万円となった。売上総利益・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前期比プラスとなり、増収増益で着地した。持分法による投資利益や為替差益の押し上げもあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比+8.2%の4,835百万円となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上総利益率は40.0%(前期40.4%)とわずかに低下したものの、営業利益は5,924百万円(営業利益率12.4%)、経常利益は6,724百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は4,835百万円となった。1株当たり当期純利益は218.14円、自己資本当期純利益率(ROE)は12.2%(前期比▲0.4pt)、投下資本利益率(ROIC)は11.1%(前期比▲0.6pt)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高47,692百万円45,763百万円+4.2%
売上総利益(利益率)19,070百万円(40.0%)18,498百万円(40.4%)+3.1%
営業利益(利益率)5,924百万円(12.4%)5,845百万円(12.8%)+1.4%
経常利益6,724百万円6,517百万円+3.2%
親会社株主に帰属する当期純利益4,835百万円4,468百万円+8.2%
1株当たり当期純利益218.14円202.15円+7.9%

市場別の状況

市場別(全社ベース)では、水処理市場が11,428百万円(前年比+3.9%)、医療機器市場が8,841百万円(+6.5%)、半導体・液晶市場が7,299百万円(+6.2%)、化学市場が5,497百万円(+5.0%)、表面処理装置市場が2,974百万円(+6.9%)と増加した一方、新エネルギー市場は777百万円(▲0.2%)とわずかに減少した。国内の医療機器市場(前年比+20.2%)、米国の水処理市場(+7.2%)、欧州の化学市場(+7.7%)はいずれも上場来最高売上高を記録した。

市場2026年3月期(百万円)対前年増減額対前年増減率
水処理11,428434+3.9%
半導体・液晶7,299424+6.2%
医療機器8,841540+6.5%
化学5,497262+5.0%
表面処理装置2,974191+6.9%
新エネルギー777▲1▲0.2%
その他10,87276+0.7%
市場別売上高の推移(四半期ベース)
出典:イワキ 2026年3月期 決算説明資料 P.11

通期業績予想

2027年3月期の業績予想は、水処理市場・医療機器市場の順調な伸びや半導体・液晶市場の復調を見込み、売上高50,959百万円(前期比+6.8%)、営業利益6,428百万円(+8.5%、営業利益率12.6%)、経常利益6,986百万円(+3.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,149百万円(+6.5%)を計画する。前期に発生した為替差益の反動などから、経常利益の伸び幅は縮小する見込み。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減率
売上高50,959百万円47,692百万円+6.8%
売上総利益(利益率)21,167百万円(41.5%)19,070百万円(40.0%)+11.0%
営業利益(利益率)6,428百万円(12.6%)5,924百万円(12.4%)+8.5%
経常利益6,986百万円6,724百万円+3.9%
親会社株主に帰属する当期純利益5,149百万円4,835百万円+6.5%
1株当たり当期純利益231.94円218.14円+6.3%
2027年3月期 市場別売上高予想
出典:イワキ 2026年3月期 決算説明資料 P.19

株主還元

配当方針は配当性向35%以上・下限配当70円(2026年3月期~2028年3月期)。2026年3月期の1株当たり配当金は77.00円(配当性向35.3%)、2027年3月期は上場10周年記念配当10円(中間)を含む82.00円(配当性向39.7%、記念配当を除く実質配当性向35.4%)を予想する。

決算期1株当たり配当金配当性向
2023年3月期61.00円31.5%
2024年3月期62.00円30.6%
2025年3月期63.00円34.6%
2026年3月期77.00円35.3%
2027年3月期(予想)82.00円39.7%
株主還元(配当方針)の推移
出典:イワキ 2026年3月期 決算説明資料 P.21

中期経営計画2027

中期経営計画2027では、海外市場における水処理ニーズへの貢献拡大、水素をはじめとした次世代エネルギー社会づくりへのチャレンジ、グローバル製品の企画、グローバル調達の拡大、DXによる生産性・働きやすさ向上、ESG経営の推進の6つの重要テーマに取り組んでいる。財務目標として、2028年3月期に売上高530億円(国内235億円、海外295億円)、営業利益69億円(営業利益率13%)、ROE12%以上の維持、在庫回転日数150日を掲げる。2026年3月期~2028年3月期の3年間で、営業キャッシュフロー約190億円を、成長・基盤投資約80億円、株主還元約60億円、手元資金約80億円に配分する計画(外部調達約30億円)。在庫については、納期短縮化のために増やした結果、在庫金額が急速に増加しキャッシュ減少が生じたため、在庫回転日数をKPIとして適正化に取り組むとしている。

中期経営計画2027 財務目標、キャッシュアロケーション
出典:イワキ 2026年3月期 決算説明資料 P.27

※本記事はイワキポンプが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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