※本記事はビックカメラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本資料は、株式会社ビックカメラ(証券コード3048)と連結子会社の株式会社コジマ(証券コード7513)が合同で開催した2025年8月期決算説明会の資料である。ビックカメラの2025年8月期(通期・連結)は、売上高974,483百万円(前期比105.6%)、営業利益30,274百万円(前期比124.1%)、経常利益31,929百万円(前期比119.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益17,476百万円(前期比125.7%)となった。会社発表の期初予想は売上高968,000百万円、営業利益31,000百万円、経常利益32,000百万円、当期純利益17,000百万円であった。傘下のコジマやラネットなど主要グループ会社の増収増益が寄与した。
連結業績(2025年8月期 実績)
連結売上総利益は260,511百万円(前期比106.9%)、販売費及び一般管理費は230,236百万円(前期比105.0%)であった。特別損失2,072百万円を計上したものの、税金等調整前当期純利益は29,862百万円(前期23,249百万円)、法人税等合計9,464百万円、非支配株主に帰属する当期純利益2,920百万円を差し引いた親会社株主に帰属する当期純利益は17,476百万円となった。
| 項目 | 2024年8月期(実績) | 2025年8月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 922,572百万円 | 974,483百万円 | 105.6% |
| 売上総利益 | 243,646百万円 | 260,511百万円 | 106.9% |
| 販売費及び一般管理費 | 219,257百万円 | 230,236百万円 | 105.0% |
| 営業利益 | 24,388百万円 | 30,274百万円 | 124.1% |
| 経常利益 | 26,674百万円 | 31,929百万円 | 119.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 13,908百万円 | 17,476百万円 | 125.7% |
財務面では、2025年8月末の自己資本比率は34.2%(前期末31.8%、前期比+2.4pt)、有利子負債(含むリース)は96,210百万円(前期末比8,073百万円減少)、D/Eレシオは0.6倍(前期0.7倍)であった。連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フロー25,355百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー△14,772百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△15,994百万円となった。

グループ会社別の状況
単体(ビックカメラ)は売上高472,422百万円(前期比104.9%)、営業利益9,476百万円(前期比148.5%)、経常利益14,636百万円(前期比127.6%)、当期純利益10,830百万円(前期比176.3%)となった。コジマ(単体)は売上高282,790百万円(前期比104.8%)、営業利益7,325百万円(前期比115.2%)、経常利益7,732百万円(前期比116.7%)、当期純利益4,709百万円(前期比117.7%)であった。子会社のラネット(個別)は売上高134,717百万円(前期比115.7%)、営業利益7,323百万円(前期比125.5%)、TDモバイルは売上高80,506百万円(前期比113.3%)、営業利益2,566百万円(前期比119.5%)となった。一方、ソフマップ(個別)は売上高42,664百万円(前期比99.1%)、営業利益272百万円(前期比33.5%)、日本BS放送(個別)は売上高11,039百万円(前期比97.2%)、営業利益1,988百万円(前期比96.6%)であった。
| 会社 | 指標 | 2025年8月期(実績) | 2024年8月期(実績) |
|---|---|---|---|
| ビックカメラ単体 | 売上高 | 472,422百万円 | 450,356百万円 |
| ビックカメラ単体 | 営業利益 | 9,476百万円 | 6,383百万円 |
| コジマ | 売上高 | 282,790百万円 | 269,868百万円 |
| コジマ | 営業利益 | 7,325百万円 | 6,359百万円 |
| ラネット(個別) | 売上高 | 134,717百万円 | 116,477百万円 |
| ラネット(個別) | 営業利益 | 7,323百万円 | 5,835百万円 |
| TDモバイル | 売上高 | 80,506百万円 | 71,077百万円 |
| TDモバイル | 営業利益 | 2,566百万円 | 2,147百万円 |
| ソフマップ(個別) | 売上高 | 42,664百万円 | 43,039百万円 |
| ソフマップ(個別) | 営業利益 | 272百万円 | 815百万円 |
| 日本BS放送(個別) | 売上高 | 11,039百万円 | 11,357百万円 |
| 日本BS放送(個別) | 営業利益 | 1,988百万円 | 2,057百万円 |

通期業績予想(2026年8月期)
2026年8月期の連結業績予想は、売上高1,013,000百万円(前期比104.0%)、営業利益30,500百万円(前期比100.7%)、経常利益31,500百万円(前期比98.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益17,500百万円(前期比100.1%)である。連結営業利益の増減要因は、粗利益の増加112億円に対し販管費の増加110億円で、差引2億円の増益を見込む。単体(ビックカメラ)は売上高481,000百万円(前期比101.8%)、営業利益10,000百万円(前期比105.5%)、経常利益14,300百万円(前期比97.7%)、当期純利益11,100百万円(前期比102.5%)を計画。コジマは売上高294,000百万円(前期比104.0%)、営業利益7,600百万円(前期比103.7%)を計画している。
| 項目 | 2026年8月期(予想) | 2025年8月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,013,000百万円 | 974,483百万円 |
| 営業利益 | 30,500百万円 | 30,274百万円 |
| 経常利益 | 31,500百万円 | 31,929百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 17,500百万円 | 17,476百万円 |

株主還元
配当方針として、連結配当性向40%を目指すとしている。2025年8月期の年間配当金は41円(中間18円、期末23円)を予定し、配当金総額7,019百万円、配当性向40.2%、純資産配当率4.4%となる見込み。2026年8月期は年間41円(中間20円、期末21円)を予定し、配当性向は40.1%を見込む。
| 項目 | 2025年8月期(予定) | 2026年8月期(予想) |
|---|---|---|
| 年間配当金 | 41円 | 41円 |
| 中間配当金 | 18円 | 20円 |
| 期末配当金 | 23円 | 21円 |
| 配当金総額 | 7,019百万円 | - |
| 配当性向 | 40.2% | 40.1% |
| 純資産配当率 | 4.4% | - |

中期経営計画・トピック
グループ中期経営計画では、2025年8月期の目標を連結売上高9,520億円・営業利益265億円としていたが、実績は売上高9,744億円・営業利益302億円となった。2026年8月期は売上高10,130億円・営業利益305億円を見込み、2029年8月期には売上高1兆1,000億円・営業利益400億円を目指す計画である。中期経営計画のビジョンとして、買取・リユース事業などグループアセットを活用し、「購入」「サポート」「買取」までをワンストップで提供することで、デジタル家電の販売・サービスNo.1企業を目指す方針を掲げている。また、単体の免税売上高は2025年8月期通期で過去最高を更新した。
※本記事はビックカメラが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。