駒井ハルテック

駒井ハルテック、2026年3月期は営業利益63.3%増 純利益は73.7%減で着地

決算サマリー 2026.08.19
駒井ハルテック、2026年3月期は営業利益63.3%増 純利益は73.7%減で着地

※本記事は駒井ハルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

駒井ハルテックは2026年3月期の決算を発表した。売上高は34,414百万円で前期比15.1%減、営業利益は470百万円で前期比63.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益は335百万円で前期比73.7%減となった。売上高は橋梁事業の発注案件減少や鉄骨事業の建設投資抑制・再開発案件の停滞等により前期比で減少した一方、営業利益は橋梁事業の一部大型工事における追加変更契約の獲得や収益管理の徹底により大幅に増加した。当期純利益は前期に計上した投資有価証券売却益の反動により大幅減益となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は34,414百万円(前期40,553百万円、△15.1%)、営業利益は470百万円(前期288百万円、+63.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は335百万円(前期1,274百万円、△73.7%)だった。1株当たり当期純利益は72.30円(前期272.77円、△73.5%)、ROEは1.0%(前期4.0%、△3.0pt)。2025年5月13日発表の業績予想(売上高34,000百万円、営業利益90百万円、純利益180百万円)との比較では、売上高が+1.2%、営業利益が+423.2%、純利益が+86.4%と、いずれも予想を上回った。

項目当期前期増減
売上高34,414百万円40,553百万円△15.1%
営業利益470百万円288百万円+63.3%
親会社株主に帰属する当期純利益335百万円1,274百万円△73.7%
1株当たり当期純利益72.30円272.77円△73.5%
ROE1.0%4.0%△3.0pt
駒井ハルテック 2026年3月期 決算ハイライト
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.15

セグメント別の状況

2026年3月期の売上構成は鉄骨事業59.6%、橋梁事業38.3%、インフラ環境事業0.5%、その他1.6%。セグメント別では、橋梁事業の売上高は13,170百万円(前期15,856百万円、△16.9%)、セグメント利益は2,151百万円(前期2,560百万円、△16.0%)。鉄骨事業の売上高は20,508百万円(前期23,452百万円、△12.6%)、セグメント利益は873百万円(前期は△104百万円の損失)で、収益管理の徹底により黒字転換した。インフラ環境事業の売上高は190百万円(前期712百万円、△73.3%)、セグメント損失は△599百万円(前期△459百万円)。その他の売上高は544百万円(前期531百万円、+2.4%)、セグメント利益は321百万円(前期は△1,708百万円の損失)。売上高は各セグメントとも減少傾向にあった。

セグメント指標当期前期
橋梁事業売上高13,170百万円15,856百万円
橋梁事業セグメント利益2,151百万円2,560百万円
鉄骨事業売上高20,508百万円23,452百万円
鉄骨事業セグメント利益873百万円△104百万円
インフラ環境事業売上高190百万円712百万円
インフラ環境事業セグメント損失△599百万円△459百万円
その他売上高544百万円531百万円
その他セグメント利益321百万円△1,708百万円
セグメントごとの売上高及び利益の状況
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.18

受注高・受注残高

受注高は32,799百万円(前期44,155百万円、△25.7%)。橋梁事業は17,281百万円(前期18,433百万円、△6.3%)、鉄骨事業は15,328百万円(前期25,622百万円、△40.2%)、インフラ環境事業は189百万円(前期98百万円、+91.8%)。受注残高は52,820百万円(前期53,890百万円、△2.0%)で、橋梁事業は民間工事を含む積極的な営業活動により28,498百万円(前期24,388百万円、+16.9%)と増加した一方、鉄骨事業は鉄骨需要の低迷が影響し24,262百万円(前期29,441百万円、△17.6%)に減少した。インフラ環境事業の受注残高は59百万円(前期60百万円、△1.3%)。

項目当期前期増減
受注高32,799百万円44,155百万円△25.7%
橋梁事業17,281百万円18,433百万円△6.3%
鉄骨事業15,328百万円25,622百万円△40.2%
インフラ環境事業189百万円98百万円+91.8%
受注残高52,820百万円53,890百万円△2.0%
橋梁事業28,498百万円24,388百万円+16.9%
鉄骨事業24,262百万円29,441百万円△17.6%
インフラ環境事業59百万円60百万円△1.3%

中期経営計画2026の業績計画

2027年3月期から2030年3月期までの4年間を対象とする「中期経営計画2026」では、2030年3月期の目標として売上高46,000百万円、営業利益2,000百万円、経常利益2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,400百万円、ROE4.4%を掲げる。セグメント別の売上高目標は橋梁事業12,500百万円、鉄骨事業23,000百万円、インフラ環境事業10,000百万円、その他500百万円。増益要因として新規事業開発費用の消滅、陸上風車のラインアップ拡充、洋上風車タワーの生産開始を挙げ、売上高営業利益率4.3%を見込む。

項目2026年3月期(実績)2030年3月期(目標)
売上高34,414百万円46,000百万円
橋梁事業13,170百万円12,500百万円
鉄骨事業20,508百万円23,000百万円
インフラ環境事業190百万円10,000百万円
その他544百万円500百万円
営業利益470百万円2,000百万円
経常利益817百万円2,000百万円
親会社株主に帰属する当期純利益335百万円1,400百万円
ROE1.0%4.4%
中期経営計画2026の業績計画
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.27

株主還元

配当方針は、競争力向上や事業拡大の投資を行いつつ適切な還元を行うというもので、現在の70.0円配当を基本とし、業績の拡大に応じた増配を検討する方針。中期経営計画2026では、2026年度から2029年度の4ヵ年で成長投資・基盤強化に85億円(増加運転資金を除く)を計画し、営業キャッシュ・フロー70億円(運転資金増減を除く)や政策保有株式縮減、補助金・借入等を財源とする方針を示している。

株主還元・配当方針
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.33

※本記事は駒井ハルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次