※本記事はヨータイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ヨータイは2026年3月期の連結決算を発表した。ガラス・セメント・非鉄金属向けの受注増により売上高は前期比1.0%増の29,585百万円となり過去最高を更新。原燃料費の高止まりがあったものの価格改定と生産量の増加により経常利益は同3.6%増の3,770百万円と増益を確保した。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は公開買付関連費用の計上などにより前期比5.8%減の2,469百万円となった。2027年3月期は増収増益を計画している。
連結業績(当期 実績)
売上高29,585百万円(前期比+1.0%)、営業利益3,595百万円(同+3.2%、売上高営業利益率12.2%)、経常利益3,770百万円(同+3.6%、売上高経常利益率12.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,469百万円(同▲5.8%、売上高当期純利益率8.3%)となった。自己資本比率は81.5%(前期比+1.9pt)、ROEは7.3%(同▲0.7pt)。ROEの低下は公開買付関連費用の計上によるもので、同費用を除くと8.1%となる。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 29,585 | 29,305 | +279 | +1.0% |
| 営業利益(売上高営業利益率) | 3,595(12.2%) | 3,484(11.9%) | +111 | +3.2% |
| 経常利益(売上高経常利益率) | 3,770(12.7%) | 3,640(12.4%) | +130 | +3.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(売上高当期純利益率) | 2,469(8.3%) | 2,623(9.0%) | ▲153 | ▲5.8% |

セグメント別(事業別)の状況
耐火物等事業は鉄鋼向けが生産量減少の影響で受注微減となった一方、非鉄金属・ガラス向けの大型案件受注が増加し、売上高は前期並みの24,177百万円、セグメント利益は前期比0.7%増の4,757百万円となった。エンジニアリング事業は非鉄金属・環境装置向け大型案件の受注により増収となり、売上高は過去最高となる5,407百万円(前期比+5.2%)、セグメント利益は同+11.2%の796百万円となった。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 耐火物等事業 | 売上高(百万円) | 24,177 | 24,167 |
| 耐火物等事業 | セグメント利益(百万円) | 4,757 | 4,723 |
| エンジニアリング事業 | 売上高(百万円) | 5,407 | 5,138 |
| エンジニアリング事業 | セグメント利益(百万円) | 796 | 716 |

通期業績予想
2027年3月期は積極的な海外展開および国内での非鉄金属向け大型案件等の受注を想定し、売上高は前期比1.4%増の30,000百万円、経常利益は同3.4%増の3,900百万円を計画。営業利益は3,800百万円(同+5.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,600百万円(同+5.3%)を見込む。なお、中東問題の影響は業績予想に織り込んでおらず、地政学的リスクの高まりや為替の変動、粗鋼生産量の動向には注視が必要としている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 29,585 | 30,000 | +414 | +1.4% |
| 営業利益(売上高営業利益率) | 3,595(12.2%) | 3,800(12.7%) | +204 | +5.7% |
| 経常利益(売上高経常利益率) | 3,770(12.7%) | 3,900(13.0%) | +129 | +3.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(売上高当期純利益率) | 2,469(8.3%) | 2,600(8.7%) | +130 | +5.3% |

株主還元
第二次中期経営計画期間中は配当による還元を重視し、連結配当性向60%あるいは1株当たり配当金85円のいずれか高い方を実施する方針。2026年3月期の1株当たり配当金は90.0円(連結配当性向67.0%)、2027年3月期も1株当たり配当金90.0円(同63.8%予定)を計画している。自己株式の取得は財務状況等を総合的に勘案して実施を検討する。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 90.0円 | 90.0円 | 90.0円 |
| 連結配当性向 | 63.5% | 67.0% | 63.8% |

第二次中期経営計画/トピック
第二次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)は2年目を終え、2027年3月期の売上高目標320億円に対し予想は300億円、経常利益目標45億円に対し予想39億円となっている。ROEの27.3期予想は開示されていない(目標10.0%以上)。2030年ビジョンでは2030年3月期に売上高380億円(うち海外35億円程度)を目指す。当期の取り組みとして、高機能セラミックス展への初出展(2025年11月)、Hasle Refractories社との日本国内における総代理店契約に関する基本合意(2026年1月)を進めた。なお、2025年に麻生グループが筆頭株主となっている。
※本記事はヨータイが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。