インフロニア・ホールディングス

インフロニア・ホールディングス、2026年3月期は増収増益 三井住友建設統合で最高益

決算サマリー 2026.08.19
インフロニア・ホールディングス、2026年3月期は増収増益 三井住友建設統合で最高益

※本記事はインフロニア・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

インフロニア・ホールディングス(前田建設工業、前田道路、前田製作所、三井住友建設、日本風力開発などを傘下に持つ持株会社)は、2026年3月期の連結業績を発表した。三井住友建設の完全子会社化に伴う統合効果や前田建設の手持工事の順調な進捗により、売上高・事業利益・EBITDA・当期利益はいずれもホールディングス設立以来の過去最高を更新。売上高は11,249億円(前期比+2,773億円)、当期利益(親会社の所有者に帰属)は766億円(前期比+442億円)となった。2027年3月期は、過去最高となる売上高13,660億円を計画している。

インフロニア・ホールディングス 決算サマリー(セグメント別)スライド
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.4
目次

連結業績(当期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高11,249億円(前期8,475億円、+2,773億円)、売上総利益1,640億円(売上総利益率14.6%、前期1,155億円、+485億円)、事業利益841億円(同7.5%、前期485億円、+356億円)、EBITDA1,287億円(同11.4%、前期839億円、+449億円)、当期利益(親会社の所有者に帰属)766億円(同6.8%、前期324億円、+442億円)。ROE(普通株式)は16.0%(前期7.5%)、EPS(普通株式)は295.5円(前期124.2円)となり、2026年2月10日時点の修正計画(当期利益600億円等)を上回る実績となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)増減
売上高11,249億円8,475億円+2,773億円
売上総利益1,640億円(14.6%)1,155億円(13.6%)+485億円
EBITDA1,287億円(11.4%)839億円(9.9%)+449億円
事業利益841億円(7.5%)485億円(5.7%)+356億円
当期利益(親会社の所有者に帰属)766億円(6.8%)324億円(3.8%)+442億円
ROE(普通株式)16.0%7.5%
EPS(普通株式)295.5円124.2円
インフロニア・ホールディングス 業績数値表(連結)
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.8

セグメント別(事業別)の状況

セグメント全体では、三井住友建設の統合と事業成長により前期比増収増益。建築セグメントは、前田建設が豊富な手持工事の順調な消化と設計変更の獲得により増収増益となり、受注高・売上総利益は過去最高を更新。三井住友建設は国内大型建築工事の損失影響が解消し大幅増益となった。土木セグメントも前期比増収増益。舗装セグメントは受注時利益管理の徹底と適切な価格転嫁により増収増益。機械セグメントは商品の商流変更や海外売上減少の影響により前期比で減収となった。インフラ運営セグメントは、前田建設グループがコンセッション事業の進捗等により前期比増収増益となった一方、日本風力開発は売却方針から保有方針への転換により前期比減収減益となった。

セグメント指標当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
建築売上高4,977億円3,634億円
建築事業利益221億円(4.4%)114億円(3.1%)
土木売上高2,650億円1,464億円
土木事業利益264億円(9.9%)154億円(10.5%)
舗装売上高2,822億円2,631億円
舗装事業利益205億円(7.2%)197億円(7.5%)
機械売上高395億円410億円
機械事業利益18億円(4.6%)22億円(5.3%)
インフロニア・ホールディングス セグメント別業績数値
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.9

通期業績予想

2027年3月期の会社計画は、売上高13,660億円(対2026年3月期比+2,411億円)、売上総利益1,972億円(同14.4%)、事業利益800億円(同5.9%、対前期比△41億円)、EBITDA1,284億円(同9.4%)、当期利益(親会社の所有者に帰属)600億円(同4.4%)を見込む。ROE(普通株式)は11.1%、EPS(普通株式)は229.3円を計画。売上高は過去最高となる見込み。セグメント別では、建築6,244億円・土木3,652億円・舗装2,938億円・機械447億円を計画している。

項目予想(2027年3月期)前期(実績)(2026年3月期)
売上高13,660億円11,249億円
売上総利益1,972億円(14.4%)1,640億円(14.6%)
事業利益800億円(5.9%)841億円(7.5%)
EBITDA1,284億円(9.4%)1,287億円(11.4%)
当期利益(親会社の所有者に帰属)600億円(4.4%)766億円(6.8%)
ROE(普通株式)11.1%16.0%
EPS(普通株式)229.3円295.5円

株主還元

配当は、2026年3月期実績が1株当たり100円(中間50円・期末50円、配当性向40.6%)。2027年3月期計画は120円(中間30円・期末90円、配当性向43.6%)へ増配する方針。中期経営計画Medium-term Vision 2027では、FY25~27の配当性向40%以上、下限配当90円/株を掲げている。

項目2027年3月期(計画)2026年3月期(実績)
配当額(1株当たり)120円(中間30円・期末90円)100円(中間50円・期末50円)
配当性向43.6%40.6%
下限配当(中期目標)90円/株
インフロニア・ホールディングス 資本戦略・還元方針
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.6

資本戦略・中期経営計画(Medium-term Vision 2027)

中期経営計画Medium-term Vision 2027では、資本効率を意識した経営としてROE12.0%以上、自己資本比率30%以上、D/Eレシオ1.0倍以下を目標に掲げる。2026年3月期実績はROE16.0%、自己資本比率30.2%、D/Eレシオ0.9倍。2027年3月期計画はROE11.1%、自己資本比率30.7%、D/Eレシオ1.0倍を見込む。政策保有株式についてはFY27までに保有ゼロを目指し、保有不動産についてもFY27までに100億円以上の売却を計画している。

※本記事はインフロニア・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次