※本記事はミズホメディーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ミズホメディーは2025年12月期(2025年1月~12月)の決算を発表した。売上高は11,260百万円(前期比1.5%減、当初予想比2.6%減)、経常利益は4,736百万円(前期比8.3%減、当初予想比6.4%増)、当期純利益は3,425百万円(前期比9.2%減、当初予想比6.0%増)となった。新型コロナウイルス検査薬は抗原キットの増収が遺伝子検査キットの減収をカバーした一方、その他の検査薬及び機器は前期急拡大の反動により減収した。2026年12月期は売上高11,428百万円(前期比1.5%増)を見込むものの、研究開発費等の増加により経常利益4,437百万円(前期比6.3%減)、当期純利益3,220百万円(前期比6.0%減)と減益を予想している。
連結業績(当期 実績)
2025年12月期は、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い遺伝子検査キットが減収となったものの、各抗原キットの増収がカバーし、売上高は11,260百万円(前期比1.5%減)となった。経常利益は人件費が減少した一方、研究開発費及びその他経費が増加し4,736百万円(前期比8.3%減)。同社は2025年6月23日に業績予想を下方修正していたが、当初予想(経常利益4,450百万円)に対しては6.4%上回った。当期純利益は3,425百万円(前期比9.2%減、当初予想比6.0%増)(単位:百万円)。
| 項目 | 2024年12月期(前期実績) | 2025年12月期(当期実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,429 | 11,260 | △1.5% |
| 売上総利益 | 8,083 | 7,819 | △3.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,166 | 3,172 | 0.2% |
| 営業利益 | 4,917 | 4,646 | △5.5% |
| 経常利益 | 5,167 | 4,736 | △8.3% |
| 当期純利益 | 3,773 | 3,425 | △9.2% |

市場分野別(セグメント別)の状況
市場分野別では、病院・開業医分野が10,880百万円(前期比1.5%減)。このうち新型コロナ検査薬は抗原キットの増収により7,399百万円(前期比7.5%増)となった一方、インフルエンザ単独検査薬は928百万円(同5.1%減)、その他の検査薬及び機器は前期急拡大の反動により2,552百万円(同19.9%減)となった。OTC・その他分野は妊娠検査薬・排卵日検査薬が安定的に推移し380百万円(同0.7%減)となった。
| 区分 | 2025年12月期実績(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 病院・開業医分野 | 10,880 | △1.5% |
| (内)新型コロナ検査薬 | 7,399 | +7.5% |
| (内)インフルエンザ単独検査薬 | 928 | △5.1% |
| (内)その他の検査薬及び機器 | 2,552 | △19.9% |
| OTC・その他分野 | 380 | △0.7% |

通期業績予想
2026年12月期は、新型コロナウイルス検査薬について遺伝子検査から抗原検査へのシフトが進むものの、院内感染防止のための遺伝子検査需要の継続を見込み、売上高11,428百万円(前期比1.5%増)を予想する。研究開発投資の促進、生産ラインの新設等による生産能力の拡大、全社的な人材確保・人員増強を進める方針で、営業利益4,414百万円(前期比5.0%減)、経常利益4,437百万円(前期比6.3%減)、当期純利益3,220百万円(前期比6.0%減)を見込む。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11,260 | 11,428 | 1.5% |
| 売上総利益 | 7,819 | 7,888 | 0.9% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,172 | 3,474 | 9.5% |
| 営業利益 | 4,646 | 4,414 | △5.0% |
| 経常利益 | 4,736 | 4,437 | △6.3% |
| 当期純利益 | 3,425 | 3,220 | △6.0% |

株主還元
配当方針は「業績に対応した配当を行うことを基本としつつ、配当性向、企業体質の一層の強化及び今後の事業展開に備えるための内部留保の充実などを総合的に勘案して決定」。2024年12月期より配当性向50%を目標に、中間配当・期末配当の年2回とする方針に変更した。2024年12月期期末配当金は1,142百万円、2025年中間配当金は952百万円を支払った。配当性向は2025年12月期(予定)55.6%、2026年12月期(予想)59.1%を見込む。

財務状態(貸借対照表)
2025年12月期末の資産合計は22,375百万円(前期末比1,646百万円増)。売上債権の増加(+1,680百万円、主に売掛金の増加)やたな卸資産の増加(+357百万円、主に抗原キット関連の増加)により流動資産は19,580百万円となった。負債合計は3,690百万円、純資産合計は18,684百万円(うち利益剰余金17,945百万円)となった(単位:百万円)。
| 項目 | 2024年12月期末 | 2025年12月期末 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 17,998 | 19,580 |
| 固定資産 | 2,730 | 2,795 |
| 資産合計 | 20,729 | 22,375 |
| 負債合計 | 3,375 | 3,690 |
| 純資産合計 | 17,354 | 18,684 |
今後の成長戦略
同社は遺伝子POCT技術を基盤に、Smart Geneシリーズの項目拡大や迅速マルチ遺伝子POCT検査システムの開発を進めている。2025年6月にはヘリコバクターピロリ核酸キット「スマートジーン H.pylori S」の国内製造販売承認を取得したほか、同年10月に「スマートジーン百日咳菌核酸キット」の製造販売承認を申請中。カルバペネマーゼ検出試薬(研究用)は2026年春の発売を予定している。
※本記事はミズホメディーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。