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インフキュリオン、2026年3月期は売上高32.5%増収 EBITDA3倍増

決算サマリー 2026.08.19
インフキュリオン、2026年3月期は売上高32.5%増収 EBITDA3倍増

※本記事はインフキュリオンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

インフキュリオンは2026年3月期(通期)の決算を発表した。売上高は9,505百万円で前期比32.5%増収、売上総利益は4,559百万円で同43.0%増益となった。EBITDAは560百万円で前期比197.4%増となり、当初予想(2025年10月24日開示)を上回る着地となった。上場初年度として、中期経営目標に掲げた平均成長率を上回る増収を達成した。

目次

連結業績(当期 実績)

連結業績は、売上高9,505百万円(前期比+32.5%)、売上総利益4,559百万円(同+43.0%)、営業利益440百万円(同+207.4%)、経常利益336百万円(同+212.9%)、当期純利益444百万円(同+495.0%)となった。EBITDAは560百万円(同+197.4%)で、当初予想(10/24開示)の300百万円を260百万円上回った。売上総利益率は48.0%(前期比+3.5pt)に改善し、オペレーティング・レバレッジの高いストック収入の増加が寄与した。

項目当期前期増減率
売上高9,505百万円7,174百万円+32.5%
売上総利益4,559百万円3,189百万円+43.0%
営業利益440百万円143百万円+207.4%
経常利益336百万円107百万円+212.9%
当期純利益444百万円74百万円+495.0%
EBITDA560百万円188百万円+197.4%
連結業績サマリー
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.6

セグメント別(事業別)の状況

セグメント別売上は、ペイメントプラットフォームが5,289百万円(前期比+44.5%)、マーチャントプラットフォームが2,736百万円(同+36.4%)、コンサルティングが1,478百万円(同-1.9%)となった。セグメント利益は、ペイメントが-181百万円(前期は-223百万円)で赤字幅が縮小、マーチャントが501百万円(同+529.1%)、コンサルティングが588百万円(同+48.8%)と、いずれも改善・増益となった。ペイメントプラットフォームはXard・WinvoiceにおけるBtoB GTVの伸長に伴うストック収入の増加が牽引し、マーチャントプラットフォームはモビリティ業界への決済端末導入の前倒しが業績を押し上げた。

セグメント指標当期前期
ペイメントプラットフォームセグメント売上5,289百万円3,659百万円
ペイメントプラットフォームセグメント損益-181百万円-223百万円
マーチャントプラットフォームセグメント売上2,736百万円2,006百万円
マーチャントプラットフォームセグメント損益501百万円79百万円
コンサルティングセグメント売上1,478百万円1,507百万円
コンサルティングセグメント損益588百万円395百万円
セグメント業績サマリー
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.7

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績予想は、売上高11,200百万円(前期比+17.8%)、売上総利益5,500百万円(同+20.6%)、営業利益600百万円(同+36.3%)、経常利益530百万円(同+57.4%)、当期純利益480百万円(同+8.0%)、EBITDA840百万円(同+50.0%)を計画する。当期純利益は前期の繰延税金資産計上の反動により増益幅が限定的となる見通し。金融システムのモダナイズ需要の高まりを背景に受注が拡大しており、大型案件の推進体制強化に向けた先行費用を見込みつつ、EBITDAは50%超の増益を計画する。

項目予想前期(実績)増減率
売上高11,200百万円9,505百万円+17.8%
売上総利益5,500百万円4,559百万円+20.6%
営業利益600百万円440百万円+36.3%
経常利益530百万円336百万円+57.4%
当期純利益480百万円444百万円+8.0%
EBITDA840百万円560百万円+50.0%
2027年3月期 通期業績予想
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.34

セグメント別の2027年3月期業績予想は、ペイメントプラットフォームが7,600百万円(中期経営目標CAGR+35%)、マーチャントプラットフォームが2,300百万円(同CAGR+15%)、コンサルティングが1,300百万円(同CAGR+5%)を計画する。ペイメントプラットフォームは中期経営目標を大きく超過するペースで連結業績の成長を牽引する見込み。

セグメント2027年3月期予想2026年3月期実績
ペイメントプラットフォーム7,600百万円5,289百万円
マーチャントプラットフォーム2,300百万円2,736百万円
コンサルティング1,300百万円1,478百万円

資本配分・成長投資

配当・自己株式取得等の株主還元方針についての記載はない。資本戦略としては、IPOによる資金調達及びフリー・キャッシュ・フローの創出により手元流動性を戦略投資の原資として確保し、①オーガニック成長投資(プロダクト開発投資、規模は年間5〜10億円のCAPEX+R&D)、②戦略的M&A・戦略投資(Fintech領域における垂直統合・戦略投資等)の2軸で中長期的な企業価値向上を図る方針を示した。

経営資源の戦略的アロケーション
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.38

中期経営計画/トピック

SMBCグループとの資本業務提携(2024年9月)を契機に協業領域を拡大しており、三井住友カードへの「Winvoice」提供開始(2025年5月)、「Trunk」開発への参画(2025年4月)に続き、三井住友カードの次世代法人カード基盤へ「Xard」をベースとした参画を予定するなど、メインシステムの一翼を担う計画である。また、CCIグループと共同でVisaソリューションを活用したフルクラウド型アクワイアリングプラットフォーム「Axios」の提供を開始し、国内で初めて預金型ステーブルコインの決済処理に対応する。

※本記事はインフキュリオンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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