※本記事は木徳神糧が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
木徳神糧は2025年12月期の連結業績で、売上高176,191百万円(前年同期比148.1%)、営業利益8,025百万円(同337.6%)、経常利益8,169百万円(同328.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,520百万円(同320.4%)を計上し、増収・増益で過去最高益となった。米価高騰による販売単価の上昇や政府備蓄米の取り扱い拡大などを背景に、米穀事業が売上・利益ともに大きく伸長したことが主な要因。
連結業績(当期 実績)
売上総利益は15,741百万円(前年同期比174.3%)で、売上高総利益率は8.9%(前期7.6%)に上昇した。販売費及び一般管理費は7,715百万円(同116.0%)に増加したものの、営業利益率は4.6%(前期2.0%)に改善した。特別損益は▲232百万円(前期16百万円)を計上している。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 176,191 | 118,998 | +57,193(148.1%) |
| 売上総利益 | 15,741 | 9,030 | +6,711(174.3%) |
| 販売費及び一般管理費 | 7,715 | 6,653 | +1,062(116.0%) |
| 営業利益 | 8,025 | 2,377 | +5,648(337.6%) |
| 経常利益 | 8,169 | 2,485 | +5,684(328.7%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,520 | 1,723 | +3,797(320.4%) |

財政状態(当期末)
2025年12月末の総資産は56,612百万円(前期末比+16,443百万円)、純資産は21,034百万円(同+5,474百万円)。流動資産の増加はたな卸資産(+12,929百万円)や売掛金等(+3,189百万円)が主因で、負債側では買掛金(+5,413百万円)や短期借入金等(+3,158百万円)が増加した。自己資本比率は36.1%(前期末37.3%)となった。
| 項目 | 当期末 | 前期末 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 総資産(百万円) | 56,612 | 40,169 | +16,443 |
| 純資産(百万円) | 21,034 | 15,560 | +5,474 |
| 自己資本比率 | 36.1% | 37.3% | △1.3 |
| 1株当たり純資産(円) | 2,498.06 | 1,837.04 | +661.02 |
セグメント別(事業別)の状況
売上高を事業別にみると、米穀事業が151,325百万円(前期96,566百万円、前年同期比56.7%増)と最大の伸びを示した。米価高騰に伴う販売単価の上昇、政府備蓄米の取り扱いおよび迅速な全国流通による販売量の増加、MA取引・SBS取引による大幅な売上増が要因。鶏卵事業は10,882百万円(前期8,736百万円)で、鳥インフルエンザの影響による鶏卵相場の上昇が寄与した。食品事業は10,556百万円(前期10,331百万円)、飼料事業は3,426百万円(前期3,364百万円)。営業利益(セグメント別)は4事業合計で前年同期比172.4%増となり、うち米穀事業が230.3%増と牽引役となった。飼料事業は原料高騰に対する価格改定の反映に遅れが生じ、営業利益が減少した。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 米穀事業 | 売上高 | 151,325 | 96,566 |
| 食品事業 | 売上高 | 10,556 | 10,331 |
| 鶏卵事業 | 売上高 | 10,882 | 8,736 |
| 飼料事業 | 売上高 | 3,426 | 3,364 |
| 米穀事業 | 営業利益 | 8,729 | 2,643 |
| 食品事業 | 営業利益 | 539 | 496 |
| 鶏卵事業 | 営業利益 | 288 | 274 |
| 飼料事業 | 営業利益 | 38 | 107 |


通期業績予想
2026年12月期の連結業績予想は、売上高200,000百万円(前期比+23,809百万円、13.5%増)とする一方、営業利益・経常利益はいずれも4,000百万円(前期比△50.2%、△51.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,000百万円(同△45.7%)と、増収・減益を見込む。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 200,000 | 176,191 |
| 営業利益 | 4,000 | 8,025 |
| 経常利益 | 4,000 | 8,169 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,000 | 5,520 |

株主還元
本資料に配当・自己株式取得等、株主還元に関する記載はありません。
米穀事業を取り巻く環境と2026年12月期の見通し
資料によれば、令和7年産米の主食用作付面積は136.7万ha(+10.8万ha)、予想収穫量は718.1万トン(+66.2万トン、2017年以来最大)に増加する一方、集荷競争の激化により取引価格が高騰しているとしている。2026年12月期は、政府備蓄米の大規模放出や外国産米の輸入急増、令和7年産米の増産により年間供給量が需要量予想を上回る見通しで、集荷競争による仕入価格の高騰が販売価格の一段の上昇につながり、消費者の購買意欲低下や在庫滞留、スポット取引価格の下落懸念があるとしている。
※本記事は木徳神糧が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。