ラバブルマーケティンググループ

ラバブルマーケティンググループ、2026年3月期は5ヵ月変則決算で着地 M&Aで非連続的成長を加速

決算サマリー 2026.08.14
ラバブルマーケティンググループ、2026年3月期は5ヵ月変則決算で着地 M&Aで非連続的成長を加速

※本記事はラバブルマーケティンググループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ラバブルマーケティンググループは、親会社となったAIフュージョンキャピタルグループ株式会社との決算期統一のため、決算期を10月31日から3月31日に変更した経過期間として、2026年3月期を2025年11月1日から2026年3月31日までの5ヵ月決算で開示した。5ヵ月実績の売上高は1,302百万円、調整後EBITDAは135百万円となった。12ヵ月換算の参考値(2025年4月~2026年3月)では売上高2,833百万円と前年同期比+19.2%の増収となり、成長を継続した。期中に株式会社エルマーケと株式会社ライスカレーLSの2件のM&Aを実施し、非連続的成長を加速している。

2026年3月期通期ハイライト
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.5
目次

連結業績(2026年3月期 実績)

決算期変更に伴い、2026年3月期は2025年11月1日から2026年3月31日までの5ヵ月決算となった。5ヵ月実績は売上高1,302百万円、調整後EBITDA135百万円、営業利益57百万円、経常利益59百万円、親会社株主に帰属する当期純利益29百万円。12ヵ月換算の参考値(2025年4月~2026年3月)では売上高2,833百万円、調整後EBITDA272百万円、営業利益154百万円、経常利益151百万円、当期純利益111百万円となり、前年同期【参考値】(2024年4月~2025年3月)と比較して増収増益となった。既存事業の売上拡大およびM&Aでグループインした企業の売上貢献が寄与した。なお、5ヵ月実績を前年同期(2024年11月~2025年3月)の調整後EBITDA89百万円と比較した場合、+51.0%の大幅増で着地している。決算期変更およびM&Aによる連結子会社化の影響で合理的な業績予想の算定が困難なため、2026年3月期の連結業績予想は取り下げられた。

項目5ヵ月実績(2025/11-2026/3)12ヵ月参考値(2025/4-2026/3)前年同期参考値(2024/4-2025/3)増減率
売上高1,302百万円2,833百万円2,377百万円19.2%
調整後EBITDA135百万円272百万円97百万円179.5%
営業利益57百万円154百万円46百万円234.8%
経常利益59百万円151百万円72百万円108.5%
親会社株主に帰属する当期純利益29百万円111百万円36百万円205.5%

M&Aによる事業拡大

2026年3月期は通期で2件のM&Aを実施した。2026年1月にLINEマーケティング支援に強みを持つ株式会社エルマーケを、2026年3月にSNS運用支援・インフルエンサーマーケティング支援を手がける株式会社ライスカレーLSを、それぞれ完全子会社化した。ライスカレーLSの対象事業の前期(2025年3月期)実績は売上6.4億円、配賦前営業利益2.7億円で、SNS運用支援の契約継続率は97.3%(2025年3月期実績)であった。増資により強化した財務基盤を活かし、事業規模の大きい案件へM&A対象を厳選することで非連続的成長を加速する方針である。

対象会社事業概要取得対価実行時期スキーム
株式会社エルマーケLINE公式アカウント運用代行・コンサルティング/APIツール導入支援等1.8億円(+最大1.56億円のアーンアウト)2026年01月100%子会社化
株式会社ライスカレーLSSNS運用支援、インフルエンサー活用支援7億円2026年03月会社分割による100%子会社化
M&A実績① 株式会社エルマーケ
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.21
M&A実績② 株式会社ライスカレーLS
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.22

SNS運用支援ツール・事業KPIの状況

SaaS型SNS運用支援ツール「comnico Marketing Suite」のARR(年間経常収益)は前年同期比+8.1%の増加で着地した。契約更新に伴う解約集中月(3月)を含むため、解約率は通常月より高い水準となった。複数アカウント契約(4アカウント以上)の契約社数は2026年3月末に121社となり、前年同期比+13.8%で、ストック性の高い売上が継続して増加している。また、年間取引高1,000万円以上の顧客であるロイヤルクライアントの社数は2025年3月末の40社から2026年3月末に42社へ、売上単価は29,325千円から29,587千円へと、いずれも昨対比で微増した。

区分2024年3月末2025年3月末2026年3月末
1-3アカウント285311358
4アカウント以上91110121
合計376421479

2027年3月期業績予想

2027年3月期(12ヵ月)の業績予想は、売上高3,537百万円、調整後EBITDA400百万円。2026年3月期の12ヵ月換算参考値(2025年4月~2026年3月)2,833百万円との比較では売上高+24.8%、調整後EBITDA270百万円との比較では+32.4%の増加となる見通しである。既存事業の安定成長に加え、M&Aによる収益寄与の本格化を見込む。なお、M&Aに関連する一時的な費用の発生時期や金額を合理的に見積もることが困難であることから、営業利益、経常利益および当期純利益については業績予想の開示を行わないこととした。

項目2027年3月期予想(12ヵ月)2026年3月期実績(5ヵ月)12ヵ月参考値(2025/4-2026/3)増減率
売上高3,537百万円1,302百万円2,833百万円24.8%
調整後EBITDA400百万円135百万円270百万円32.4%
2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.27

株主還元

本資料には配当や自己株式取得など株主還元に関する記載はない。

成長戦略/中期経営計画

中期経営計画では、M&Aの加速による非連続的な成長、新規領域(XR・海外展開/インバウンドプロモーション)の開拓、既存事業のオーガニック成長(年平均売上成長率10〜15%の維持)を3つの柱に掲げる。2029年3月期の経営目標として、売上高5,000百万円以上、営業利益400百万円以上、時価総額10,000百万円以上を掲げている。新会社インバウンド・バズでは、タイ向け訪日メディア「Talon Japan」のクーポン掲載契約社数が開設半年で20社を突破したほか、タイの人気インフルエンサー3名と専属エージェント契約を締結するなど、インバウンド誘致施策を強化している。

※本記事はラバブルマーケティンググループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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