テクノマセマティカル

テクノマセマティカル、2026年3月期は7期ぶり黒字化 売上高685百万円で大幅増収

決算サマリー 2026.08.14
テクノマセマティカル、2026年3月期は7期ぶり黒字化 売上高685百万円で大幅増収

※本記事はテクノマセマティカルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社テクノマセマティカル(3787、映像・音響関連の圧縮アルゴリズム技術「DMNA」を用いたソフトウェアIP・ハードウェアIP・ソリューション事業を展開)は、2026年3月期(第26期)連結決算で売上高685百万円(前期比269百万円増)、営業利益44百万円、経常利益106百万円、当期純利益85百万円を計上した。売上高・損益ともに7期ぶりの高水準・黒字化を達成した。要因はソフトウェア部門での大型案件獲得、堅調なロイヤルティ収入(RR)、ソリューション事業における防衛関連案件の拡大等による。2027年3月期は売上高705百万円を見込む一方、経常利益・当期純利益は減益を予想している。

目次

連結業績(当期実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高685百万円(前期416百万円、前期比269百万円増)、売上総利益634百万円、営業利益44百万円(前期は営業損失286百万円)、経常利益106百万円(前期は経常損失282百万円)、当期純利益85百万円(前期は当期純損失285百万円)となった。増収効果に加え営業外利益の拡大により、損益・売上高ともに7期ぶりの黒字・高水準を確保した。(単位:百万円)

項目2026/3期2025/3期前期比増減額
売上高685416269
売上総利益634376257
販売管理費589663△73
営業利益44△286331
経常利益106△282388
当期純利益85△285370
損益計算書推移
出典:テクノマセマティカル 2026年3月期 決算説明会資料 P.8

セグメント別(事業区分別)の状況

事業区分別では、IP事業が前期比86.9%の大幅増(ソフトウェアは162%増、ハードウェアは30.9%増)となった。ソリューション事業は前期比28.4%増となり、機器販売が堅調に推移したほか、防衛・官公庁向けの開発案件が拡大した。

事業区分前期比内訳
IP事業86.9%増ソフトウェア162%増、ハードウェア30.9%増
ソリューション事業28.4%増機器販売堅調、開発案件は防衛・官公庁向け拡大
売上の内訳(事業区分別)推移
出典:テクノマセマティカル 2026年3月期 決算説明会資料 P.10

財政状態(貸借対照表)

2026年3月期末の資産合計は1,945百万円(前期末1,843百万円、増減額102百万円)となった。内訳は流動資産1,106百万円(同92百万円増)、固定資産839百万円(同9百万円増)。負債は流動負債133百万円(同52百万円増)で固定負債はなし。純資産は1,812百万円(同49百万円増、構成比93.1%)となった。(単位:百万円)

項目2026/3期末2025/3期末増減額
資産合計1,9451,843102
流動資産1,1061,01392
固定資産8398309
流動負債1338152
純資産1,8121,76249

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績見通しは、売上高705百万円(2026年3月期実績685百万円に対し19百万円増、増減率2.8%)を予想する。一方、経常利益は34百万円(同72百万円減)、当期純利益は31百万円(同54百万円減)と、いずれも減益を見込む。ソフトウェアライセンスは車載機器・音声画像認識・配信システム向け、ハードウェアライセンスはデジタルカメラ・宇宙関連・表示装置向け(H.265、H.264/5マルチ、固定長圧縮、JPEG XS、AV1等)を中心に需要を見込み、ソリューションは各種装置物の拡販や車載・防衛関連の需要を見込んでいる。

項目2027/3期予想2026/3期実績増減額/増減率
売上高70568519(2.8%増)
経常利益34106△72
当期純利益3185△54
2027年3月期業績見通し
出典:テクノマセマティカル 2026年3月期 決算説明会資料 P.14

東証上場維持基準への対応・今後の課題

2026年3月期は東証上場維持基準適合への最終期(改善期間)にあたり、適合対応策の目標である業績の継続的回復について「第一歩は達成」とした。一方、維持基準適合株価は795円程度とされる中、結果は615円前後にとどまった。同社は2026年4月1日より、東証上場維持基準の適合・不適合確認のため監理銘柄に指定されている。基準に不適合の場合は整理銘柄に指定され、2026年10月1日に上場廃止となる。基準不適合となった場合は、関係各機関と取り得る施策を検討し、ステークホルダーにとって適切と思われる対応を目指すとしている。また2027年3月期の課題として、IPライセンス事業でのH.265・H.264Multi・JPEG XS・AV1・固定長圧縮・認識率向上ソフトウェア等の案件獲得、ソリューション事業での装置物拡販や防衛・車載・通信・放送分野の開発案件獲得、クラウド対応の新製品開発、海外ビジネス対応の強化等を挙げている。

2027年3月期における課題(東証上場維持基準関連)
出典:テクノマセマティカル 2026年3月期 決算説明会資料 P.16

株主還元

本資料には配当や自己株式取得等、株主還元に関する記載はない。

※本記事はテクノマセマティカルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次