※本記事はピクスタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ピクスタは2025年12月期(通期)の連結業績を発表した。売上高は2,663百万円(前期比-7.6%)、営業利益は151百万円(同-73.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は92百万円(同-76.4%)となり、いずれも通期業績予想を下回った。主因はfotowa事業における価格改定・サービスリニューアルに伴う短期的な撮影件数減少で、通期業績予想に対する進捗率は売上高88.8%、営業利益68.8%、純利益58.6%にとどまった。一方で収益構造の見直しやYASUMI WORKS社の買収など新規事業への投資が進み、2026年以降の回復基盤は整いつつあるとしている。
連結業績(当期 実績)
通期の売上高は2,663百万円、営業利益は151百万円、営業利益率は+5.7%となり、前期の+19.9%から大きく低下した。親会社株主に帰属する当期純利益は92百万円で着地した。
| 項目 | 当期(2025/12) | 前期(2024/12) | YoY増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,663 | 2,882 | △7.6% |
| 営業利益 | 151 | 574 | △73.7% |
| 営業利益率 | +5.7% | +19.9% | △14.2pt |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 92 | 393 | △76.4% |

セグメント別の状況
PIXTA事業(コンテンツ販売)はセグメント売上高が前年比-22%の減少、営業利益は前年比-33%の減少。前年の大口受注の反動が影響し、購入者数累計も前年比-11%減少した。fotowa事業(個人向け撮影)はセグメント売上高が前年比+138%増加したが、これは売上計上方法変更によるもので、変更の影響を除くと前年比-19%の減少。撮影件数は前年比-34%減少し、セグメント営業利益は前年比22百万円の減少となった一方、リピート率は前年比+13ptの33%に改善した。その他事業は2025年10月に連結子会社化したYASUMI WORKS社(ものづくり体験事業)等を含み、新たな収益基盤として成長を図る。
| セグメント | 指標 | 当期(2025/12) | 前期(2024/12) |
|---|---|---|---|
| PIXTA | 売上高 | 2,001 | 2,564 |
| PIXTA | 営業利益 | 727 | 1,090 |
| fotowa | 売上高 | 502 | 211 |
| fotowa | 営業利益 | △81 | △58 |
| その他事業 | 売上高 | 159 | 106 |
| その他事業 | 営業利益 | △107 | △90 |
| 全社共通費 | 営業利益 | △387 | △366 |

通期業績予想
2026年12月期は売上高2,877百万円(前期比+8.0%)、営業利益163百万円(同+8.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益105百万円(同+14.3%)と増収増益を見込む。fotowa事業およびその他事業の成長により全社売上の回復を図るとともに、引き続きコストコントロールを行い利益水準の改善を目指す方針。セグメント別では、その他事業(YASUMI WORKS社の通期寄与)が売上成長の主因となり、fotowa事業は増収により営業損失の縮小(△81→△3百万円)を見込む一方、PIXTA事業の営業利益は679百万円と引き続き収益基盤としての貢献を想定している。
| 項目 | 予想(2026/12) | 前期(実績,2025/12) |
|---|---|---|
| 売上高 | 2,877 | 2,663 |
| 営業利益 | 163 | 151 |
| 営業利益率 | +5.7% | +5.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 105 | 92 |

株主還元
2024年12月期に1株当たり45円00銭の期末配当を実施し、3年間同額配当を予定している。2025年12月期も同額の1株当たり45円00銭の配当を実施し、2026年12月期についても同額の配当を予定している。株主優待は引き続きfotowaで利用できる5,000円以上の割引券を付与する。
| 区分 | 1株当たり配当 |
|---|---|
| 2024年12月期(実績) | 45円00銭 |
| 2025年12月期(実績) | 45円00銭 |
| 2026年12月期(予想) | 45円00銭 |

中期経営構想
2026年を「第二創業期」と位置づけ、「クリエイティブ体験×AI共創企業」への進化を目指す中期経営構想を掲げる。コンテンツ販売事業・撮影事業・ものづくり体験事業の3領域で、クリエイター基盤・顧客基盤・プラットフォーム運営知見・クリエイティブ関連AI知見といった強みを活かし、事業間のシナジー創出を図る。2025年12月期の売上高約26億円に対し、2030年12月期には売上高60億円超、営業利益10億円超を目指す方針を示した。2025年10月17日には店舗型ものづくり体験事業を展開するYASUMI WORKS社を連結子会社化しており、同社の2025年10月期の売上は1億円超、営業利益率は50%超としている。
※本記事はピクスタが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。