丸大食品

丸大食品、2026年3月期は営業利益37.2%増の7,504百万円 純利益は78.3%増の9,786百万円 年間配当は前期比20円増の70円

決算サマリー 2026.08.13
丸大食品、2026年3月期は営業利益37.2%増の7,504百万円 純利益は78.3%増の9,786百万円 年間配当は前期比20円増の70円

※本記事は丸大食品が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

丸大食品は2026年5月14日、2026年3月期の決算説明会資料を公表した。売上高は238,396百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は7,504百万円(同37.2%増)、経常利益は7,932百万円(同31.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,786百万円(同78.3%増)となった。1株当たり配当金は前期比20円増の70円を予定する。あわせて2027年3月期の業績予想と中期経営計画の概要を示した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は、ハム・ソーセージ部門の販促活動等による販売拡大、デザート・飲料類などの加工食品の販売促進・販路拡大による伸長、食肉事業が堅調に推移したことから、前年同期比1.5%の増収となった。営業利益は、原材料価格の高騰などのコスト増加要因があるも、各事業の増収、価格改定の実施および継続的なコスト削減の効果等により、前年同期比37.2%の増益。親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の増益や投資有価証券売却益5,041百万円を計上したことから、前年同期比78.3%の増益となった。財政状態では、自己資本比率は61.1%と前期末比6.4%上昇し、D/Eレシオは17.3%と△16.5%低下した。

項目(百万円)2026年3月期 実績2025年3月期 実績増減額増減率
売上高238,396234,9703,4251.5%
営業利益7,5045,4692,03437.2%
経常利益7,9326,0561,87531.0%
親会社株主に帰属する当期純利益9,7865,4884,29878.3%
1株当たり当期純利益399.89円222.06円177.83円
1株当たり配当金70円50円20円

セグメント別の状況

加工食品事業の売上高は前年同期比1.8%の増収。ハム・ソーセージ部門は、発売30周年を迎えた「燻製屋」シリーズのパッケージデザイン変更や通年商品化した「レモン&パセリ」の拡販、新フレーバー3種の投入などにより同1.9%の増収となった。調理加工食品部門は、「ビストロ倶楽部濃厚カレー」や業務用カレーの拡販、「サラダチキン」の堅調な推移、デザート類の伸長などにより同1.7%の増収。セグメント利益は、原材料価格の高騰、人件費および物流費等のコスト上昇の影響を受けるも、各部門の増収、価格改定の実施および継続的なコスト削減の効果等により、同37.3%の増益となった。食肉事業の売上高は同0.8%の増収で、セグメント利益は相場高に対応した適正価格の販売に努め、同39.2%の増益となった。なお、当連結会計年度より「加工食品事業」セグメントのうち「調理加工食品部門」の一部を「ハム・ソーセージ部門」へ集計するよう変更しており、前期数値は変更後に組み替えた数値で記載されている。

セグメント指標(百万円)2026年3月期 実績2025年3月期 実績増減率
加工食品事業売上高160,500157,6601.8%
(うちハム・ソーセージ)売上高74,49973,1261.9%
(うち調理加工食品)売上高86,00084,5341.7%
食肉事業売上高77,76377,1830.8%
その他売上高1321264.6%
合計売上高238,396234,9701.5%
加工食品事業セグメント利益6,7884,94337.3%
食肉事業セグメント利益68949539.2%
その他セグメント利益2630△14.2%
合計セグメント利益7,5045,46937.2%
2026年3月期 セグメント別連結業績
出典:丸大食品「2026年3月期 決算説明会資料」P.5

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、売上高245,000百万円(前年比2.8%増)、営業利益8,000百万円(同6.6%増)、経常利益8,400百万円(同5.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6,400百万円(同△34.6%)を見込む。同期のテーマとして「環境の変化に対応し、丸大食品グループの強みを活かして収益力の向上と事業規模の拡大を推進し、継続的な成長を目指す」を掲げ、ハム・ソーセージ部門は収益の向上、調理加工食品部門は売上の拡大、食肉事業は事業領域の拡大に取り組む。1株当たり配当金は前年比10円増の80円を予想する。

項目(百万円)2027年3月期 計画2026年3月期 実績増減額増減率
売上高245,000238,3966,6032.8%
営業利益8,0007,5044956.6%
経常利益8,4007,9324675.9%
親会社株主に帰属する当期純利益6,4009,786△3,386△34.6%
1株当たり配当金80円70円10円
2027年3月期の見通し(通期見通しとセグメント別売上高・セグメント利益見通し)
出典:丸大食品「2026年3月期 決算説明会資料」P.9

株主還元

2026年3月期の期末配当は1株当たり70円で、配当性向は17.5%、総還元性向は30.7%。2027年3月期は年間80円(中間40円)を予想する。配当方針は、従来の「安定配当継続(1株当たり30円を下限)、総還元性向30%以上の維持を目標」から、2027年3月期以降は「安定配当継続(1株当たり30円を下限)、NOPATの35%の配当水準、中間配当導入(定時株主総会付議予定)」の新方針に見直し、特殊要因に左右されない安定的かつ予測可能性の高い株主還元と利益還元機会の充実を図る。また、自社株取得(上限13億円)を決定したほか、株主優待制度の拡充(2026年9月末基準~、保有株式数・継続保有年数に応じ加算)と株式売出し(2026年3月実施済)により、流動性向上と株主層の拡大、ファン株主・安定株主層の形成を目指す。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期 予想
1株当たり年間配当金50円70円80円(中間40円)
配当性向22.3%17.5%30.5%
総還元性向34.0%30.7%未定
株主還元・配当方針(1株当たり年間配当金推移と株主還元額推移)
出典:丸大食品「2026年3月期 決算説明会資料」P.21

中期経営計画

経営環境の変化に柔軟に対応すべく、原則として毎年改定を行うローリング方式の中期経営計画を策定。「新たな顧客価値の創造」「収益構造の改革」「事業領域の拡大」「人財の育成」「持続可能な社会への貢献」の5つの基本方針のもと、2030年の目指す姿として売上高3,000億円、営業利益100億円、ROE8.0%以上を掲げる。三カ年数値計画(単位:億円)では、2026年度に売上高2,450・営業利益80、2027年度に売上高2,500・営業利益85、2028年度に売上高2,550・営業利益90を計画する。資本コストや株価を意識した経営では、2025年度のROEは13.8%(固定資産売却・投資有価証券売却の影響を除いた経常ベースROEは8.4%)に改善し、中計の最終営業利益目標を2年前倒しで達成。政策保有株式は対連結純資産比20.4%まで縮減し、2026年度中の追加売却により縮減目標(対連結純資産比率20%以下)の達成を目指す。日本格付研究所(JCR)の長期発行体格付/見通しは「BBB+/安定的→ポジティブ」となった。

三カ年数値計画(ローリングプラン)
出典:丸大食品「2026年3月期 決算説明会資料」P.13

※本記事は丸大食品が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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