※本記事はテンアライドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
テンアライドが公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は12,093百万円(前期比1.7%増)となった一方、営業損失は120百万円(前期は営業利益232百万円)、経常損失は116百万円(前期は経常利益229百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は462百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益145百万円)となった。短信は利益面について、仕入原価や人件費の高騰の影響を挙げている。普通株式の年間配当金は前期に続き0円である。
連結業績(2026年3月期 実績)
短信によると、国内経済は賃上げや個人消費の需要増加、インバウンド需要の回復などを背景に緩やかな回復基調で推移した。一方で、国際情勢の悪化や円安によるエネルギー資源・原材料価格の高騰、人手不足に伴う人件費の上昇により、外食産業は依然として厳しい経営環境が続いたとしている。
同社は「食を通して「驚き」と「感動」を」という企業理念のもと、良質な食材等の仕入、低価格による提供、人材教育、衛生管理を徹底した。店舗の営業では、多様化する消費者ニーズに対応した業態への転換を進めるとともに、店舗オペレーションの効率化を目指した二毛作業態の開発・展開を実施した。
特別損失には減損損失186,144千円(前期22,283千円)などを計上した。1株当たり当期純損失は11.61円(前期は1株当たり当期純利益3.91円)、自己資本当期純利益率は△16.4%(前期5.2%)、売上高営業利益率は△1.0%(前期2.0%)であった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,093百万円 | 11,887百万円 | 1.7%増 |
| 営業利益 | △120百万円 | 232百万円 | - |
| 経常利益 | △116百万円 | 229百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △462百万円 | 145百万円 | - |
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の総資産は6,788百万円となり、前期末に比べて752百万円減少した。短信は、投資有価証券が増加した一方、現金及び預金、有形固定資産、敷金及び保証金が減少したことを主な要因としている。負債合計は前期末に比べて599百万円減少し、主に短期借入金と退職給付に係る負債が減少した。純資産は前期末に比べて153百万円減少し、2,737百万円となった。新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金が増加した一方、種類株式に係る剰余金の配当による資本剰余金の減少と、親会社株主に帰属する当期純損失の計上による利益剰余金の減少があった。自己資本比率は40.3%(前期末38.3%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 6,788百万円 | 7,541百万円 |
| 純資産 | 2,737百万円 | 2,891百万円 |
| 自己資本比率 | 40.3% | 38.3% |
| 1株当たり純資産 | 29.42円 | 32.26円 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが49百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが304百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが479百万円の支出となった。営業活動は税金等調整前当期純損失による支出に対し減価償却費及び減損損失による収入が多額であったこと、投資活動は主に有形固定資産の取得による支出、財務活動は株式の発行による収入に対し短期借入金の減少額及び配当金の支払額があったことによるものである。現金及び現金同等物の期末残高は2,567百万円で、前期末に比べ735百万円減少した。
配当
普通株式の1株当たり年間配当金は、2026年3月期実績、2027年3月期予想ともに0円である。短信には、普通株式と権利関係の異なるB種種類株式について、2026年3月期実績、2027年3月期予想ともに1株当たり年間40,000円(期末)の配当が記載されている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金(普通株式) | 0.00円 | 0.00円 |
| 1株当たり年間配当金(B種種類株式) | 40,000.00円 | 40,000.00円 |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高12,903百万円(前期比6.7%増)、営業利益109百万円、経常利益114百万円、親会社株主に帰属する当期純利益48百万円である。1株当たり当期純利益は1.19円を見込む。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 12,903百万円 | 6.7%増 |
| 営業利益 | 109百万円 | - |
| 経常利益 | 114百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 48百万円 | - |
短信は今後について、国際情勢の悪化や米国の政策動向、急激な為替変動によるエネルギー資源や原材料価格の高騰に加え、人手不足の常態化により原材料費や人件費、水光熱費などのコスト上昇が懸念され、厳しい経営環境が継続するとの認識を示している。同社は消費者のライフスタイルや行動様式の変化に対応した形で付加価値を高めるとともに、店舗オペレーションの効率化を推進して来客数の向上を訴求し、店舗の収益基盤の強化を進める方針である。
継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。
本記事はテンアライドが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はテンアライドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。