ネポン

ネポン、2026年3月期は営業利益99.2%増の70百万円 親会社株主に帰属する当期純利益は37百万円(前期は283百万円の損失)

決算サマリー 2026.09.29
NO IMAGE

※本記事はネポンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

施設園芸用暖房機などを手がけるネポンが公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は7,417百万円(前期比1.9%増)、営業利益は70百万円(同99.2%増)、経常利益は78百万円(同7.1%増)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は37百万円で、前期の283百万円の損失から利益を計上した。年間配当金は12円で、前期の無配から復配した。一方、過年度の原価計算の一部に誤りが判明し、修正再表示を行っている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

短信によると、主力の熱機器事業は、気候災害に強い低コスト型園芸施設の大口工事受注や、ロードヒーティング設置工事等の熱機器工事受注の増加により、売上高が前期に比べて増加した。衛生機器事業は、簡易水洗便器の防災対策に伴う受注が一巡したことにより、売上高が減少した。

損益面では、在庫圧縮を目的とした材料等の仕入抑制や各種経費の削減に注力した。その結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期を上回った。1株当たり当期純利益は39.41円(前期は296.13円の損失)、自己資本当期純利益率は1.6%(前期は11.2%のマイナス)、売上高営業利益率は1.0%(同0.5%)である。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高7,417百万円7,277百万円1.9%増
営業利益70百万円35百万円99.2%増
経常利益78百万円73百万円7.1%増
親会社株主に帰属する当期純利益37百万円△283百万円-

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は5,887百万円となり、前期末に比べ180百万円減少した。流動資産は棚卸資産の減少等により減少し、固定資産は投資有価証券の増加により増加した。負債は、電子記録債務や長期借入金の減少等により減少した。純資産は2,443百万円となり、その他有価証券評価差額金の増加や親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、前期末に比べ66百万円増加した。自己資本比率は41.5%(前期末39.2%)となった。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産5,887百万円6,068百万円
純資産2,443百万円2,377百万円
自己資本比率41.5%39.2%
1株当たり純資産2,551.98円2,482.56円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが385百万円の収入(前期は170百万円の収入)、投資活動によるキャッシュ・フローが120百万円の支出(同58百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローが185百万円の支出(同87百万円の支出)となった。営業活動では棚卸資産の減少と減価償却費、投資活動では無形固定資産と有形固定資産の取得による支出、財務活動では長期借入金の返済による支出が主な要因である。現金及び現金同等物の期末残高は565百万円である。

過年度の誤謬の修正再表示

短信によると、当連結会計年度において、過年度より同社の原価計算の一部に誤りが含まれていたことが判明した。各連結会計年度の財政状態及び経営成績に与える影響はいずれも軽微としているが、当連結会計年度の適正な期間損益計算を行うことを目的として修正再表示を行った。これにより、前連結会計年度の利益剰余金の当期首残高は47,442千円増加し、前連結会計年度の連結貸借対照表において棚卸資産及び利益剰余金がそれぞれ44,076千円増加している。連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書及び1株当たり当期純損失への影響はいずれも軽微としている。

配当

2026年3月期の1株当たり年間配当金は12円(期末12円)で、前期の0円から12円の増配となった。配当性向(連結)は30.4%である。2027年3月期は、研究開発投資等への資源配分を優先する一方、景気下振れによる経営環境への影響も勘案し、1株当たり配当金9円(当期より3円減額)を予定している。予想配当性向(連結)は28.7%である。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金12.00円9.00円
配当性向(連結)30.4%28.7%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高7,450百万円(前期比0.4%増)、営業利益60百万円(同15.0%減)、経常利益45百万円(同42.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益30百万円(同20.5%減)である。1株当たり当期純利益は31.33円を見込む。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高7,450百万円0.4%増
営業利益60百万円15.0%減
経常利益45百万円42.8%減
親会社株主に帰属する当期純利益30百万円20.5%減

短信は、中東情勢を背景とした原油利用製品の供給不足や価格高騰、円安傾向に伴う輸入物価上昇といった景気下振れが懸念され、先行き不透明な状況にあるとしている。同社は、デジタル技術を活用した製品やサービスの開発と提供、品質向上と製造コスト削減に加え、温風暖房機とヒートポンプの連動制御システムの促進等により、農業界における温暖化ガス排出量の削減を目指すとしている。

本記事はネポンが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事はネポンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次