※本記事はキクカワエンタープライズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
キクカワエンタープライズが公表した2026年3月期決算短信によると、売上高は3,859百万円(前期比30.3%減)と3年ぶりの減収となり、営業利益は377百万円(同63.1%減)、経常利益は470百万円(同56.7%減)、当期純利益は326百万円(同56.2%減)と、それぞれ4年ぶりの減益となった。年間配当金は1株当たり100円00銭(前期180円00銭)とした。2027年3月期は売上高4,500百万円(前期比16.6%増)、営業利益450百万円(同19.1%増)を見込む。
業績(2026年3月期 実績)
同社製造機械と関連の深い業界動向として、木工機械関連では2025年度の新設住宅着工戸数が建設コストの高騰や住宅ローン金利の上昇などにより大きく落ち込んだ。工作機械関連では、日本工作機械工業会が発表した2025年度の受注額が外需の牽引により増加した。このような事業環境のもと、機種別では木工機械の売上高が前年度から減少した一方、工作機械の売上高は増加した。損益面では工場稼働率の平準化などを推進したものの、売上高の減少などにより、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも減少した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,859百万円 | 5,533百万円 | 30.3%減 |
| 営業利益 | 377百万円 | 1,024百万円 | 63.1%減 |
| 経常利益 | 470百万円 | 1,086百万円 | 56.7%減 |
| 当期純利益 | 326百万円 | 743百万円 | 56.2%減 |
1株当たり当期純利益は268円48銭(前期613円83銭)、自己資本当期純利益率は2.5%(同6.2%)、売上高営業利益率は9.8%(同18.5%)となった。
財政状態とキャッシュ・フロー
2026年3月期末の総資産は、売掛金が減少したものの投資有価証券並びに現金及び預金が増加したことなどにより、前期末比2億8,299万円増加し、14,801百万円となった。負債は、繰延税金負債が増加したものの前受金及び未払法人税等が減少したことなどにより、3億3,089万円減少した。純資産は前期末比6億1,389万円増加して12,900百万円となり、自己資本比率は87.2%(前期末84.6%)となった。キャッシュ・フローは、税引前当期純利益の計上や売上債権の回収などにより営業活動によるキャッシュ・フローが910百万円の収入、定期預金の預入などにより投資活動によるキャッシュ・フローが574百万円の支出、配当金の支払などにより財務活動によるキャッシュ・フローが212百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は4,538百万円となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 14,801百万円 | 14,518百万円 |
| 純資産 | 12,900百万円 | 12,286百万円 |
| 自己資本比率 | 87.2% | 84.6% |
| 1株当たり純資産 | 10,652円03銭 | 10,129円13銭 |
株主還元
2026年3月期の1株当たり年間配当金は100円00銭(第2四半期末20円00銭、期末80円00銭)で、前期の180円00銭から減配となった。配当金総額は125百万円、配当性向は37.2%となった。2027年3月期は1株当たり年間120円00銭(第2四半期末20円00銭、期末100円00銭)を予想しており、配当性向は41.7%の予想となっている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 100円00銭 | 120円00銭 |
| 配当性向 | 37.2% | 41.7% |
2027年3月期の業績予想
同社は次期について、木工機械関連では住宅着工数の長期低迷傾向が顧客の設備投資意欲を慎重なものにしているとする一方、公共建築物や社会インフラ設備での国産材の利用拡大に向けた顧客業界の動きに期待を示している。工作機械関連では、生産設備の自動化・省人化への設備投資に注視するとしている。2027年3月期の業績予想は、売上高4,500百万円(前期比16.6%増)、営業利益450百万円(同19.1%増)、経常利益500百万円(同6.2%増)、当期純利益350百万円(同7.3%増)で、1株当たり当期純利益は288円11銭を見込む。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4,500百万円 | 16.6%増 |
| 営業利益 | 450百万円 | 19.1%増 |
| 経常利益 | 500百万円 | 6.2%増 |
| 当期純利益 | 350百万円 | 7.3%増 |
本記事はキクカワエンタープライズが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はキクカワエンタープライズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。