東京製綱

東京製綱、2026年3月期は営業利益35.3%増の4,849百万円 2027年3月期は営業利益11.3%減を予想

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は東京製綱が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

東京製綱は2026年5月14日、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の連結決算短信を公表した。国内外でCFCC事業のプロジェクトが堅調に推移し、売上高は64,094百万円(前期比2.0%増)、営業利益は4,849百万円(同35.3%増)、経常利益は5,136百万円(同32.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,481百万円(同7.2%増)と増収増益になった。2027年3月期は売上高67,000百万円(同4.5%増)、営業利益4,300百万円(同11.3%減)を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

短信によると、売上高は国内外でCFCC事業のプロジェクトが堅調に推移し、開発製品関連の売上が伸長したこと等により増加した。利益面では、CFCC事業の増収効果に加え、生産現場における操業コストの低減等に努めるとともに、諸資材価格や人件費等の上昇に対応した製品価格改定が浸透した。親会社株主に帰属する当期純利益は、国内の子会社で固定資産の減損損失等を計上したものの、CFCC事業の増益の影響で増加した。

セグメント別では、鋼索鋼線関連は価格改定前の駆け込み需要が発生した前期の反動で販売数量が減少し減収となったが、製品価格改定効果の浸透と操業コストの低減により増益となった。スチールコード関連はタイヤ用スチールコードの販売価格下落の影響で減収となり、営業損失を計上した。開発製品関連は高付加価値品であるCFCC事業のプロジェクト案件が堅調で増収増益となった。産業機械関連は産業機械事業の売上増加で増収となり、材料価格高騰で粉末冶金事業の赤字幅が拡大したものの増益を確保した。エネルギー不動産関連は石油製品の販売数量減少で減収となったが、商業施設の修繕費等の発生が抑制されて増益となった。

1株当たり当期純利益は223円73銭(前期205円77銭)、自己資本当期純利益率は8.9%(同9.1%)、売上高営業利益率は7.6%(同5.7%)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高64,094百万円62,867百万円2.0%増
営業利益4,849百万円3,585百万円35.3%増
経常利益5,136百万円3,875百万円32.5%増
親会社株主に帰属する当期純利益3,481百万円3,247百万円7.2%増

財政状態とキャッシュ・フロー

2026年3月期末の総資産は89,071百万円(前期末87,369百万円)、純資産は41,191百万円(同36,685百万円)、自己資本比率は46.2%(同42.0%)となった。短信によると、流動資産は主に現金及び預金の増加により増加した。固定資産は国内の子会社における固定資産の減損損失の計上による減少があったものの、株価の変動等による投資有価証券の評価額増加により全体として増加した。負債は主に借入金及び退職給付に係る負債の減少により減少し、純資産は利益剰余金の増加に加え、その他有価証券評価差額金及び退職給付に係る調整累計額の増加により増加した。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産89,071百万円87,369百万円
純資産41,191百万円36,685百万円
自己資本比率46.2%42.0%
1株当たり純資産2,671円25銭2,352円84銭

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費の発生を主因に5,385百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが有形固定資産の取得等により1,660百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが借入金の返済、配当金の支払及び自己株式の取得により2,690百万円の支出となった。現金及び現金同等物の期末残高は7,064百万円となった。

株主還元

2026年3月期の1株当たり年間配当金は70円00銭(前期64円00銭)、配当性向(連結)は31.3%となった。同社は2026年3月期の1株当たり期末配当金を当初予定から引き上げている。2027年3月期は1株当たり年間配当金70円00銭を予定している。中期3か年経営計画「TCTRX」では総還元性向の目標を掲げて安定的な株主還元を行う方針で、財政状況等を総合的に考慮して取締役会で決定するとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金70円00銭70円00銭

2027年3月期の連結業績予想

中期3か年経営計画「TCTRX」の最終年度となる2027年3月期は、売上高67,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益4,300百万円(同11.3%減)、経常利益4,400百万円(同14.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円(同13.8%減)を見込む。1株当たり当期純利益は192円76銭の予想。短信は、CFCC事業のプロジェクト案件が2026年3月期に集中して想定より早く終了したことと、スチールコード事業の事業環境が悪化したことを背景に、「TCTRX」の当初の売上高・営業利益目標には現時点では未達となる見込みだとしている。また、中東情勢は先行きが不透明で予想が困難なため、業績見通しの主な前提にその影響を織り込んでいないとしている。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高67,000百万円4.5%増
営業利益4,300百万円11.3%減
経常利益4,400百万円14.3%減
親会社株主に帰属する当期純利益3,000百万円13.8%減

本記事は東京製綱が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は東京製綱が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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