※本記事はチタン工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
チタン工業が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)決算短信によると、売上高は8,139百万円(前期比4.4%増)、営業利益は299百万円(同81.0%増)、経常利益は241百万円(同118.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は202百万円(同1.1%増)となった。年間配当金は前期の10円から12円に増やし、2027年3月期も12円を予想している。
連結業績(2026年3月期 実績)
同社グループは第7次中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)に基づき、化粧品向け製品の拡販と収益性の向上、リスク耐性の強化に取り組んでいる。計画2年目の当期は、化粧品向け製品の出荷増加やブレーキパッド向け製品の新規採用に加え、販売価格値上げの効果などにより、増収増益となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,139百万円 | 7,794百万円 | 4.4%増 |
| 営業利益 | 299百万円 | 165百万円 | 81.0%増 |
| 経常利益 | 241百万円 | 110百万円 | 118.3%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 202百万円 | 200百万円 | 1.1%増 |
1株当たり当期純利益は68.05円(前期は67.48円)、自己資本当期純利益率は3.9%(同4.0%)である。
セグメント別の状況
酸化チタン関連事業は、化粧品向け製品などの出荷が増加したことに加え、販売価格値上げの効果があり、増収となった。販売価格値上げの効果とコスト削減の実施などにより、営業利益も増加した。
酸化鉄関連事業は、ブレーキパッド向け製品の新規採用や化粧品向け製品の出荷増加、販売価格値上げの効果があったものの、トナー向け製品の出荷が減少し、減収となった。一方、販売価格値上げの効果とコスト削減の実施などにより、営業利益は増加した。
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の資産合計は13,731百万円となり、前期末に比べ260百万円減少した。受取手形及び売掛金、電子記録債権、投資有価証券が増加した一方、商品及び製品、仕掛品、建物及び構築物、機械装置及び運搬具が減少した。負債合計は前期末に比べ470百万円減少しており、主に長期借入金の減少によるもの。純資産合計は前期末に比べ209百万円増加して5,862百万円となり、主に利益剰余金の増加による。自己資本比率は38.5%(前期末は36.5%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 13,731百万円 | 13,992百万円 |
| 純資産 | 5,862百万円 | 5,652百万円 |
| 自己資本比率 | 38.5% | 36.5% |
| 1株当たり純資産 | 1,776.01円 | 1,722.71円 |
キャッシュ・フローは、営業活動が1,023百万円の収入となった。売上債権の増加などの資金減があったものの、税金等調整前当期純利益、減価償却費、棚卸資産の減少、仕入債務の増加などが資金増に寄与した。投資活動は有形固定資産の取得により274百万円の支出、財務活動は長期借入金の返済などにより710百万円の支出となった。現金及び現金同等物の期末残高は前期末より38百万円増加し、863百万円である。
配当
2026年3月期の1株当たり年間配当金は12円(前期は10円)で、配当性向は17.6%である。2027年3月期も年間12円を予想しており、予想配当性向は17.0%となっている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 12.00円 | 12.00円 |
| 配当性向 | 17.6% | 17.0% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高8,500百万円(前期比4.4%増)、営業利益350百万円(同17.0%増)、経常利益260百万円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益210百万円(同3.8%増)である。短信は、地政学リスクの高まりや通商政策をはじめとした米国の政策動向による影響など、先行き不透明な状況が続くとしている。同社グループは第7次中期経営計画に基づき、化粧品向け製品の拡販と収益性の向上、リスク耐性の強化への取り組みを継続する方針である。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,500百万円 | 4.4%増 |
| 営業利益 | 350百万円 | 17.0%増 |
| 経常利益 | 260百万円 | 7.9%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 210百万円 | 3.8%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 70.55円 | - |
継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。
本記事はチタン工業が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事はチタン工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。