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学研ホールディングス、2025年9月期は増収増益 当期純利益はDTP社連結化等で58.3%増

決算サマリー 2026.08.31
学研ホールディングス、2025年9月期は増収増益 当期純利益はDTP社連結化等で58.3%増

※本記事は学研ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

学研ホールディングスの2025年9月期の連結業績は、売上高1,991億円(前期比7.3%増)、営業利益82.3億円(前期比19.7%増)、経常利益78.1億円(前期比13.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益35.7億円(前期比58.3%増)となった。資料は、DTP Education Solutions JSC(以下DTP社)の連結子会社化に伴う段階取得差益、及び資本効率を目的とした政策保有株の売却等により、当期純利益が前期比58.3%増益になったとしている。同期は中期経営計画「Gakken2025」の最終年度にあたり、資料は「前期比増収増益を果たし、利益計画値を達成してGakken2025の最終年度を締めくくり」としている。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

教育分野は出版コンテンツ事業の好調と(株)桐原書店のグループイン、医療福祉分野は施設数拡大・高水準の入居率維持と価格改定効果により、それぞれ増収に寄与した。加えてDTP社の連結子会社化も増収に寄与し、連結売上高は前期比7.3%増となった。営業利益は、教育分野で出版コンテンツ事業・教室事業が増益、医療福祉分野で価格改定効果により通年で増収増益となり、全体で前期比19.7%増益。経常利益は営業利益の増益影響と持分法利益の減少により前期比13.1%増益、EBITDAは営業利益の増益とのれん償却費の増加により前期比16.2%増益となった。

項目2025年9月期(当期)2024年9月期(前期)前期比
売上高1,991億円1,855億円+7.3%
営業利益82億円68億円+19.7%
経常利益78.1億円開示なし+13.1%
親会社株主に帰属する当期純利益35.7億円開示なし+58.3%
EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)129.7億円開示なし+16.2%
2025年9月期決算 エグゼクティブサマリー
出典:2025年9月期決算説明資料 P.3

セグメント別業績

教育分野の売上高は953億円(前期918億円、増減+35億円)、営業利益は49億円(前期41億円、増減+8億円)。内訳は教室・塾事業が売上534億円・営業利益23億円、出版コンテンツ事業が売上278億円・営業利益28億円、園・学校事業が売上140億円・営業利益1億円。医療福祉分野の売上高は950億円(前期875億円、増減+75億円)、営業利益は42億円(前期42億円、増減±0億円)。内訳は高齢者住宅事業が売上465億円・営業利益24億円、認知症グループホーム事業が売上403億円・営業利益22億円、子育て支援事業が売上81億円・営業利益1億円。その他事業の売上高は86億円(前期61億円、増減+24億円)、営業利益は12億円(前期5億円、増減+6億円)。全社調整額は営業利益ベースでマイナス21億円(前期マイナス19億円、増減▲2億円)。

区分売上高(当期)営業利益(当期)売上高(前期)営業利益(前期)増減(売上高)増減(営業利益)
教育分野953億円49億円918億円41億円+35億円+8億円
 教室・塾事業534億円23億円528億円19億円+5億円+4億円
 出版コンテンツ事業278億円28億円263億円21億円+15億円+6億円
 園・学校事業140億円1億円127億円4億円+13億円▲2億円
 のれん(教育分野調整)▲3億円▲4億円+0億円
医療福祉分野950億円42億円875億円42億円+75億円±0億円
 高齢者住宅事業465億円24億円424億円24億円+40億円±0億円
 認知症グループホーム事業403億円22億円379億円22億円+23億円±0億円
 子育て支援事業81億円1億円70億円1億円+10億円±0億円
 のれん(医療福祉分野調整)▲6億円▲6億円▲0億円
その他86億円12億円61億円5億円+24億円+6億円
調整額▲21億円▲19億円▲2億円
グループ合計1,991億円82億円1,855億円68億円+135億円+13億円
2025年9月期 セグメント別業績(前年対比)
出典:2025年9月期決算説明資料 P.8

財務状況

総資産はDTP社の連結を主因に前期末比6.5%増加し1,391億円となった。自己資本比率は36.9%となり、前期末の39.4%から2.5ポイント低下した。純資産は594億円(前期末536億円)。

項目2025年9月期末2024年9月期末
総資産1,391億円1,307億円
固定資産691億円676億円
流動資産700億円631億円
純資産594億円536億円
固定負債393億円338億円
流動負債403億円431億円
自己資本比率36.9%39.4%
連結財政状態
出典:2025年9月期決算説明資料 P.9

株主還元・資本政策

資料は資本効率向上に向け、株主還元の方針として配当性向30%以上、自社株式取得総額30億円を掲げている。あわせて、成長戦略としてグローバル(東南アジア)、リカレント・リスキリング領域、介護周辺事業への積極投資の継続、グループ収益の柱を構築する戦略的M&A、不採算事業のモニタリングと成長領域へのリソースシフトによるポートフォリオの整理・転換を挙げている。

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
出典:2025年9月期決算説明資料 P.12

主な事業再編・M&A

2025年9月期中に、ベトナムのDTP Education Solutions JSC(DTP社)を連結子会社化した。学校事業では(株)桐原書店、教室・塾事業では(株)市進ホールディングス、(株)エヌイーホールディングスがグループインし、教室数・生徒数の拡大に寄与した。医療福祉分野では(株)グランユニライフケアサービスがグループインした。また、オンライン英会話サービス「Kimini」を運営する(株)Glatsを100%子会社化する一方、同じくオンライン英会話サービス等を運営する(株)レアジョブを持分法適用会社とした。

※本記事は学研ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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