タカヨシホールディングス

タカヨシホールディングス、2025年9月期は増収もほぼ横ばいの営業減益

決算サマリー 2026.08.30
タカヨシホールディングス、2025年9月期は増収もほぼ横ばいの営業減益

※本記事はタカヨシホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

タカヨシホールディングスの2025年9月期(通期連結累計期間)は、流通総額26,872百万円(前年同期比+0.8%)、営業収益7,982百万円(前年同期比+1.8%)となった。営業利益は905百万円(前年同期比▲0.2%)とほぼ横ばいだった。営業収益・営業利益とも通期業績予想を上回る実績となった。

資料は、不採算店舗の閉店に加え物流改革や業務効率の改善を進めたことにより計画を上回る進捗となったことから、2025年9月9日に通期業績予想の上方修正を行い、その結果概ね計画水準での着地となったとしている。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

流通総額は26,872百万円(前期26,655百万円、前期比+0.8%)、営業収益は7,982百万円(前期7,838百万円、前期比+1.8%)、売上総利益は7,310百万円(前期7,286百万円、前期比+0.3%)、売上総利益率(流通総額ベース)は27.2%(前期27.3%、△0.1pt)だった。販管費合計は6,626百万円(前期6,606百万円、前期比+0.3%)で、主な理由として物流強化に伴う費用の増加、閉店に伴う費用の増加を挙げている。営業利益は905百万円(前期906百万円、前期比▲0.2%)、営業利益率(流通総額ベース)は3.4%(前期3.4%、±0pt)だった。経常利益は899百万円(前期901百万円、前期比▲0.2%)、税引前当期純利益は696百万円(前期837百万円、前期比▲16.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は406百万円(前期540百万円、前期比▲24.8%)となった。

項目当期(2025年9月期)前期(2024年9月期)増減率
流通総額26,872百万円26,655百万円+0.8%
営業収益7,982百万円7,838百万円+1.8%
売上総利益7,310百万円7,286百万円+0.3%
販管費合計6,626百万円6,606百万円+0.3%
営業利益905百万円906百万円▲0.2%
経常利益899百万円901百万円▲0.2%
税引前当期純利益696百万円837百万円▲16.8%
親会社株主に帰属する当期純利益406百万円540百万円▲24.8%

営業利益の増減要因では、前期営業利益906百万円に対し、不採算店舗の閉店実施及び新規出店による営業総利益の増加+24百万円、雇用費等の人件費関連の費用減+89百万円があった一方、地代家賃・修繕費等の改装等の費用増▲38百万円、固定資産除却損等の閉店関連費用▲44百万円、運搬費・決済手数料他のその他販管費▲32百万円が発生し、当期営業利益は905百万円となった。資料は、メイト給与、売上増加に伴う地代家賃や水道光熱費が大幅に増加したとしている。

通期業績予想流通総額営業収益営業利益経常利益当期純利益達成率
2024年11月11日開示26,961百万円7,925百万円735百万円720百万円300百万円
2025年9月9日開示(上方修正後)26,961百万円7,925百万円900百万円900百万円400百万円
2025年9月期 実績26,872百万円7,982百万円905百万円899百万円406百万円流通総額99.7%/営業収益100.7%/営業利益100.6%/経常利益99.9%/当期純利益101.6%
PLハイライト(通期連結業績の達成状況)
出典:タカヨシホールディングス 2025年9月期 通期決算説明資料 P.4

店舗数・KPIの状況

2025年9月期末の店舗数は182店舗(前期末より6店舗減)で、当期は16店舗を新規出店し、不採算店舗の整理も含めて22店舗を閉店した。地域別では関東地方が13店舗出店・15店舗閉店で107店舗、近畿地方が3店舗出店・1店舗閉店で18店舗などとなっている。2025年9月期の新規出店数は達成目標20店舗に対し実績16店舗、達成率80%だった。登録生産者数は33,906件(前期末より2,248件増)となった。新たな取組みとして、商業施設以外での新フォーマット店舗(小商圏小規模店舗)を今期7店舗出店したほか、既存店の改装を42店舗で実施し、該当店舗全体でおおよそ日販3%増となったとしている。

地域当期出店数当期閉店数店舗数(2025年9月期末)
北海道1店舗3店舗
東北地方1店舗3店舗
関東地方13店舗15店舗107店舗
中部地方2店舗33店舗
近畿地方3店舗1店舗18店舗
中国・四国地方1店舗8店舗
九州地方1店舗10店舗
合計16店舗22店舗182店舗
店舗数の推移
出典:タカヨシホールディングス 2025年9月期 通期決算説明資料 P.7

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期は、流通総額26,200百万円(前期比△2.5%)、営業収益7,800百万円(前期比△2.3%)を見込む一方、営業利益は1,000百万円(前期比+10.5%)、経常利益は970百万円(前期比+7.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は520百万円(前期比+27.9%)を計画する。新規出店数は30店舗(前期比+14店舗)を計画している。業績予想骨子として「新たなスタート」を掲げ、新フォーマットでの出店拡大・商業施設への継続的な出店による出店の再加速、生産者向け選択制の支払いサイト導入による新規登録の可能性拡大、ITツールを活用した継続的な業務効率の追求を挙げている。

項目2025年9月期(実績)2026年9月期(達成目標)変動率
流通総額26,872百万円26,200百万円△2.5%
営業収益7,982百万円7,800百万円△2.3%
営業利益905百万円1,000百万円+10.5%
経常利益899百万円970百万円+7.9%
親会社株主に帰属する当期純利益406百万円520百万円+27.9%
新規出店数16店30店+14店舗
2026年9月期業績予想
出典:タカヨシホールディングス 2025年9月期 通期決算説明資料 P.15

事業の特徴・成長戦略

同社が運営する「わくわく広場」は、地域の食の産直プラットフォーム型店舗で、生産者が値付け・陳列を行う登録制の委託販売スタイルを採る。レジ売上と生産者への支払金額の差額の純額を営業収益として計上する仕組みで、生産者の登録に際して登録料・保証料・年会費は不要としている。成長戦略の考え方として「店舗数×出品生産者数=流通総額」を掲げ、店舗数(場)の拡大と登録生産者数(ユーザー)の拡大、生産者向け情報提供ツール(ユーザビリティ)の向上に取り組むとしている。2025年9月期の販売商品の構成比は、野菜・果実29%、弁当・惣菜・パン類31%、加工品等28%、その他12%だった。

わくわく広場のビジネスモデル
出典:タカヨシホールディングス 2025年9月期 通期決算説明資料 P.26

※本記事はタカヨシホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次