※本記事はデリバリーコンサルティングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社デリバリーコンサルティングの2025年7月期(連結)は、売上高2,740百万円(前期比+1.4%)と10期連続の増収を確保した一方、営業利益は51百万円(同△75.5%)と大幅な減益になった。2024年7月期4Qに大型案件が終了した後、2025年7月期1Qにかけて案件獲得が下振れしたが、2Q以降は増収トレンドに回帰した。採用強化などさらなる成長に向けた先行投資が先行し、前期比で減益となった。2026年7月期は売上高3,098百万円(同+13.0%)、営業利益172百万円(同+233.2%)を計画している。
連結業績(2025年7月期 実績)
売上高は、2025年3月14日発表の修正業績予想(2,736百万円)通りに着地した。売上総利益は前期比26.0%増の1,055百万円、販管費は同60.4%増の1,003百万円。営業利益は同75.5%減の51百万円、経常利益は同71.3%減の60百万円、親会社株主帰属当期純利益は同77.5%減の35百万円だった。売上高営業利益率は1.9%(前期比△5.9pt)、ROEは3.2%(前期15.5%)となった。
| 項目 | 2025年7月期実績 | 2024年7月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,740百万円 | 2,703百万円 | +1.4% |
| 売上総利益 | 1,055百万円 | 837百万円 | +26.0% |
| 販管費 | 1,003百万円 | 625百万円 | +60.4% |
| 営業利益 | 51百万円 | 211百万円 | △75.5% |
| 経常利益 | 60百万円 | 210百万円 | △71.3% |
| 親会社株主帰属当期純利益 | 35百万円 | 155百万円 | △77.5% |
| 1株当たり当期純利益 | 7.30円 | 32.85円 | △77.8% |
| 売上高営業利益率 | 1.9% | 7.8% | △5.9pt |
| ROE | 3.2% | 15.5% | ― |

営業利益の増減要因
営業利益増減要因分析によれば、2024年7月期の営業利益211百万円から、売上高の増加で+52百万円、外注費の削減(内製化の推進)で+30百万円のプラス要因があった一方、人件費(待遇改善等)で△50百万円、採用費(新卒・中途ともに強化)で△100百万円、広告宣伝費(マーケティングの強化等)で△14百万円、人件費その他で△28百万円、その他販管費で△50百万円のマイナス要因が重なり、2025年7月期の営業利益51百万円(前期比△159百万円)となった。なお、当第1四半期連結会計期間の期首に組織再編を実施し、販管部門の人員増加に伴う人件費が四半期ごとに44~61百万円増加している。

顧客チャネル別の状況(エンドユーザー向け/パートナー向け売上高)
2025年7月期のエンドユーザー向け売上高は1,000百万円、パートナー向け売上高は1,375百万円だった。2026年7月期は、上位のコンサルタントで構成するクライアントサクセス部を期初に新設してアカウントマネジメントを強化するとともに、パートナー営業部員を増員し、それぞれ1,130百万円、1,550百万円を計画している。
| 区分 | 2025年7月期実績 | 2026年7月期計画 |
|---|---|---|
| エンドユーザー向け売上高 | 1,000百万円 | 1,130百万円 |
| パートナー向け売上高 | 1,375百万円 | 1,550百万円 |

バランスシートの状況
有利子負債の返済を進め、自己資本比率は74.9%(前期末71.7%、+3.2pt)に上昇した。現金及び預金は860百万円(前期末比△96百万円、△10.1%)、有利子負債(短期借入金+1年内返済予定の長期借入金+長期借入金)は29百万円(前期末比△22百万円、△43.1%)に減少した。純資産は1,112百万円(同+45百万円、+4.3%)となった。
| 項目 | 2025年7月期末 | 2024年7月期末 | 前期末比 |
|---|---|---|---|
| 流動資産 | 1,305百万円 | 1,302百万円 | +0.3% |
| 現金及び預金 | 860百万円 | 957百万円 | △10.1% |
| 売掛金 | 347百万円 | 244百万円 | +42.5% |
| 固定資産 | 178百万円 | 184百万円 | △3.5% |
| 総資産 | 1,484百万円 | 1,487百万円 | △0.2% |
| 負債 | 371百万円 | 420百万円 | △11.5% |
| 買掛金 | 70百万円 | 63百万円 | +12.2% |
| 有利子負債 | 29百万円 | 52百万円 | △43.1% |
| 純資産 | 1,112百万円 | 1,066百万円 | +4.3% |
| 自己資本比率 | 74.9% | 71.7% | +3.2pt |
トピックス
アクセンチュア株式会社と、2025年6月より販売代理店パートナーシップ契約を締結した。従来からのビジネスパートナーの関係に加え、販売代理店として一部サービスを提供することで、直接最終顧客へアプローチできる顧客接点の創出、サービスラインナップ拡充による既存顧客への提案機会の増加、開発負荷を抑制した収益力強化を見込むとしている。
通期業績予想(2026年7月期 計画)
2026年7月期は、売上高3,098百万円(前期比+13.0%)を計画し、11期連続の増収を見込む。コンサルタントの増員をこなしながら、営業利益172百万円(同+233.2%)と大幅な営業増益を計画する。売上高営業利益率は5.6%(前期比+3.7pt)、売上高経常利益率は5.8%(同+3.6pt)へ改善する見通し。
| 項目 | 2026年7月期計画 | 2025年7月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,098百万円 | 2,740百万円 | +13.0% |
| 営業利益 | 172百万円 | 51百万円 | +233.2% |
| 経常利益 | 180百万円 | 60百万円 | +199.4% |
| 当期純利益 | 130百万円 | 35百万円 | +273.8% |
| 1株当たり当期純利益 | 27.30円 | 7.30円 | +273.8% |

中長期成長目標
当社アセットの強化に注力しながら、2025-2029年の年平均16%以上の売上成長を目指すとしている。2029年7月期の目標として、売上高50.0億円、営業利益5.0億円(営業利益率10.0%)、コンサルタント数270-300名を掲げている。2026年7月期はコンサルタント数185-195名を計画しており、持続的な成長のため採用強化を継続するとしている。
※本記事はデリバリーコンサルティングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。