※本記事は大塚商会が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
大塚商会の2025年12月期(2025年1~12月)連結業績は、売上高1,322,791百万円(増減率+19.4%)、営業利益89,943百万円(同+21.0%)、経常利益91,525百万円(同+20.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益64,303百万円(同+20.2%)となった。いずれも2025年8月1日修正計画を上回り、売上高は計画比104.9%、営業利益は104.3%、経常利益は105.7%、純利益は109.5%。セグメント別ではSI事業・S&S事業がともに拡大し、2026年12月期は売上高1,311,000百万円、営業利益90,000百万円を計画している。
連結業績(2025年12月期 実績)
連結売上高は1,322,791百万円で前期の1,107,668百万円から増加し、営業利益は89,943百万円(前期74,360百万円)、経常利益は91,525百万円(同75,931百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は64,303百万円(同53,481百万円)となった。単体では売上高1,163,138百万円(+18.1%、計画比104.4%)、営業利益81,196百万円(+22.1%、同104.5%)、経常利益83,971百万円(+22.9%、同105.2%)、純利益60,534百万円(+23.6%、同108.9%)。2025年10~12月の連結業績は売上高317,071百万円(+11.1%)、営業利益23,413百万円(+5.5%)、経常利益23,453百万円(+7.0%)、純利益17,771百万円(+5.5%)だった。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減率 | 計画比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(連結) | 1,322,791百万円 | 1,107,668百万円 | +19.4% | 104.9% |
| 営業利益(連結) | 89,943百万円 | 74,360百万円 | +21.0% | 104.3% |
| 経常利益(連結) | 91,525百万円 | 75,931百万円 | +20.5% | 105.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(連結) | 64,303百万円 | 53,481百万円 | +20.2% | 109.5% |
| 売上高(単体) | 1,163,138百万円 | 985,134百万円 | +18.1% | 104.4% |
財務面では、2025年12月末の自己資本が394,324百万円(2024年12月末370,799百万円)、自己資本比率54.1%、有利子負債7,855百万円、有利子負債比率1.1%。ROEは16.8%(2024年15.0%)となった。キャッシュ・フローは営業C/F 922億円、投資C/F -204億円、財務C/F -476億円(中間配当170億円を含む)。連結の正社員数は2025年12月末で10,079名(技術職3,227名、営業職3,895名、スタッフ職2,794名、その他163名)。
セグメント別(事業別)の状況
連結のセグメント別売上高は、SI事業が902,915百万円(前期727,814百万円)、S&S事業が419,875百万円(同379,853百万円)。単体の詳細セグメント別売上高は、SI関連商品685,301百万円(前期552,819百万円)、受託ソフト等66,399百万円(同60,431百万円)、サプライ212,071百万円(同196,286百万円)、保守等199,365百万円(同175,597百万円)となった。2025年4Q(10~12月)の単体売上高増減率は、サプライ+14.2%、保守等+11.3%、SI関連商品+9.5%、受託ソフト等+3.8%。単体の粗利は合計2,320億円(増減率+12.3%)で、内訳はSI事業1,237億円(+11.7%)、S&S事業1,082億円(+12.9%)と、資料は「2025年は、SI・S&Sとも、バランス良く拡大」と説明している。S&S事業の粗利は全社販管費の71.8%をカバーした。
| 区分 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|
| SI事業(連結) | 902,915百万円 | 727,814百万円 |
| S&S事業(連結) | 419,875百万円 | 379,853百万円 |
| SI関連商品(単体) | 685,301百万円 | 552,819百万円 |
| 受託ソフト等(単体) | 66,399百万円 | 60,431百万円 |
| サプライ(単体) | 212,071百万円 | 196,286百万円 |
| 保守等(単体) | 199,365百万円 | 175,597百万円 |

単体の重点戦略事業は、たのめーるが228,410百万円(増減額+18,723百万円、増減率+8.9%)、SMILEが14,750百万円(-1,279百万円、-8.0%)、ODSが61,839百万円(+4,278百万円、+7.4%)、OSMが160,606百万円(+33,274百万円、+26.1%)。販売台数は複写機38,315台(+6.9%、うちカラー複写機37,716台)、サーバー17,738台(-4.8%)、パソコン2,152,397台(+51.1%)、クライアント計2,368,548台(+59.9%)となった。たのめーるの登録口座数は2025年に2,259,214口座(2024年2,122,708口座)、主なWebサービス(ASP)の利用人数は490万人。

2026年12月期の計画
2026年12月期の連結計画は、売上高1,311,000百万円、営業利益90,000百万円、経常利益90,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益61,130百万円。セグメント別売上高計画はSI事業857,100百万円、S&S事業453,900百万円としている。資料では2027年の目標として、売上高1,361,000百万円、営業利益94,500百万円、経常利益94,600百万円、純利益65,010百万円も示されている。
| 項目 | 2026年12月期(計画) | 2025年12月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,311,000百万円 | 1,322,791百万円 |
| 営業利益 | 90,000百万円 | 89,943百万円 |
| 経常利益 | 90,100百万円 | 91,525百万円 |
| 純利益(親会社株主に帰属する当期純利益) | 61,130百万円 | 64,303百万円 |
| SI事業 売上高 | 857,100百万円 | 902,915百万円 |
| S&S事業 売上高 | 453,900百万円 | 419,875百万円 |

株主還元
2025年12月期の1株当たり配当金(年間)は90.0円、配当性向は53.1%(1株当たり当期純利益169.58円)。2026年12月期は1株当たり配当金95.0円、配当性向58.9%(1株当たり当期純利益161.21円)を計画している。資料には配当性向50%ラインが併記されている。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 2026年12月期(計画) |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金(年間) | 80.0円 | 90.0円 | 95.0円 |
| 配当性向 | 56.7% | 53.1% | 58.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 141.04円 | 169.58円 | 161.21円 |

中・長期経営方針とトピック
基本方針は「ミッションステートメントの具現化により、お客様と共に成長する」。中・長期経営方針では「環境変化に対応しながら安定的かつ持続的な成長を続ける」として、営業利益率・経常利益率ともに7%以上の定着、生産性向上に留意した人員計画の微増、情報の活用による需要開拓、人・物・金・情報の効率活用による生産性向上を掲げている。“お客様との関係”に関するKPIでは、2025年1-12月の取引企業数が31.1万社(前年比+5.4%、目標+2.0%)、取引口座数101.2万口座(同+6.9%)、一企業当たり売上高373万円(同+12.0%、目標+3.0%)。単体のサプライ+契約保守売上高は3,951億円、ストックビジネス比率は34.0%、クラウド関連ビジネスの売上高は720億円(前年同期比+26.4%)となった。2026年の基本方針は「お客様に寄り添い、AIとセキュリティでお客様と共に成長する」を掲げている。
※本記事は大塚商会が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。