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ニフコ、2026年3月期は減益 配当は30円増配の110円 1:2の株式分割を予定

決算サマリー 2026.08.30
ニフコ、2026年3月期は減益 配当は30円増配の110円 1:2の株式分割を予定

※本記事はニフコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ニフコは2026年3月期(資料表記「2025年度」、4Q累計)の連結業績を発表した。売上高は3,527億円で前年比0.1%減、営業利益は481億円(営業利益率13.6%)で前年比2.3%減となったが、いずれも予算を上回った(売上高達成率101.4%、営業利益達成率97.0%)。親会社株主に帰属する当期純利益は340億円で、減損損失の計上等の一過性要因があったものの、予算306億円を上回る実績(達成率111.1%)となった。配当は前期比30円増配となる年間110円(配当性向30%)とし、2026年9月30日を基準日とする普通株式1株につき2株の株式分割を予定している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

資料は「一過性の要因により減益も、高利益率を維持」としている。売上は前年比で減少したが予算を上回る実績となり、OPM(営業利益率)は13.6%と高水準を維持した。当期純利益は減損等の一過性要因があったもののガイダンス(予算)を超える340億円を達成した。1株当たり当期純利益は361.44円(前期461.95円)で、2026年9月30日を基準日とする株式分割を考慮していない分割前ベースの金額である。想定為替レートは1ドル=149.6円(前期151.7円、予算145円)。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績2026年3月期予算予算達成率
売上高3,527億円3,530億円3,480億円101.4%
営業利益(営業利益率)481億円(13.6%)492億円(13.9%)495億円(14.2%)97.0%
親会社株主に帰属する当期純利益340億円447億円306億円111.1%
1株当たり当期純利益(分割前ベース)361.44円461.95円315.76円114.5%
ROE12.0%17.2%12.0%
想定為替レート1ドル=149.6円1ドル=151.7円1ドル=145円

セグメント別の状況

合成樹脂事業は売上高3,157億円(前年比-0.1%)、営業利益476億円(前年比-2.8%、利益率15.1%、前年比-0.4pt)。ベッド・家具事業は売上高370億円(前年比-0.4%)、営業利益60億円(前年比+0.4%、利益率16.2%、前年比+0.1pt)となった。なお、資料に記載された合成樹脂事業とベッド・家具事業の営業利益の合計(536億円)は連結営業利益(481億円)と一致しない。差額の要因について資料に明記はない。地域別(海外セグメントは1-12月ベース)では、合成樹脂事業の日本が売上高873億円(利益率18.1%、前年19.1%)、北米が917億円(利益率9.1%、前年9.4%)で新工場立上の影響により減益、欧州が294億円(利益率8.8%、前年10.3%)はOEMの減産影響があるも利益を確保、中国が296億円(利益率21.7%、前年20.2%)は減収も改善により増益、インドが103億円(利益率20.4%、前年21.7%)は韓国系OEMの減産影響があるも利益を確保した。ベッド・家具事業は日本が売上高198億円(利益率14.1%、前年14.2%)でホテル・輸出が好調も販売店が苦戦、アジアが売上高172億円(利益率18.5%、前年18.4%)で香港が不調も中国が好調だった。

セグメント指標2026年3月期実績2025年3月期実績
合成樹脂事業売上高3,157億円3,159億円
合成樹脂事業営業利益(利益率)476億円(15.1%)490億円(15.5%)
ベッド・家具事業売上高370億円371億円
ベッド・家具事業営業利益(利益率)60億円(16.2%)59億円(16.1%)
2026年3月期4Q 売上高・営業利益(連結・合成樹脂・ベッド家具)
出典:ニフコ 2026年3月期 通期連結業績概要 P.7
合成樹脂事業 地域別売上高・営業利益率
出典:ニフコ 2026年3月期 通期連結業績概要 P.8

財務状況

設備投資額は185億円(前年度197億円、2026年3月期通期計画210億円)、減価償却費は125億円(前年度130億円、計画135億円)、研究開発費は44億円(前年度44億円、計画48億円)だった。営業キャッシュ・フローは国内仕入先への支払いサイト変更により前年度を下回る471億円(前年度542億円、計画460億円)、投資キャッシュ・フローは-181億円(前年度-238億円、計画-230億円)、フリー・キャッシュ・フローは290億円(前年度304億円、計画230億円)、財務キャッシュ・フローは-313億円(前年度-351億円、計画-270億円)だった。現預金残高は1,416億円(前年度1,410億円、計画1,370億円)と前年並みとなった。

設備投資額・減価償却費・キャッシュフローの状況
出典:ニフコ 2026年3月期 通期連結業績概要 P.11

通期業績予想

2027年3月期(資料表記「2026年度」)は、為替前提を1ドル=153円(前年度比+3.3円)とし、中東情勢による不確実リスクはあるものの、改善や円安の影響もあり増収・増益を計画する。

項目2027年3月期計画2026年3月期実績前年同期比
売上高3,670億円3,527億円+4.0%
営業利益(営業利益率)508億円(13.8%)481億円(13.6%)+5.6%(+0.2pt)
親会社株主に帰属する当期純利益340億円340億円±0%
1株当たり当期純利益(分割前ベース)365.10円361.44円+3.66%
ROE12.5%12.0%+0.5pt
想定為替レート1ドル=153円1ドル=149.7円+3.3円
2027年3月期連結見通し
出典:ニフコ 2026年3月期 通期連結業績概要 P.13

株主還元

2026年3月期の配当は前期比30円増配となる年間110円とし、配当性向は30%とした。2027年3月期の配当は前期比2円増配となる112円(分割前)を予定し、累進配当方針を維持するとしている。総還元は単年で50%以上とする方針である。なお、当社は2026年9月30日を基準日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施する予定であり、上記の2027年3月期配当予定額(112円)は分割前ベースの金額である。

※本記事はニフコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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