※本記事はクシム(現・HODL1)が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
本記事は、株式会社クシム(証券コード2345、現社名:HODL1)が2025年12月15日に公表した「2025年10月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」に基づく簡易サマリーです。同社は決算補足説明資料の作成および決算説明会の開催がいずれも「無」とされているため、決算短信のサマリー頁・注記・業績予想の記載のみを原典としています。2025年10月期(2024年11月1日~2025年10月31日)の連結業績は、売上高26百万円(前期比△98.4%)、EBITDA△488百万円、営業損失488百万円、経常損失453百万円、親会社株主に帰属する当期純損失1,365百万円となりました。期中に株式会社ZEDホールディングスをはじめとする6社が連結の範囲から除外されたことが、業績および財政状態に大きく影響しています。
連結業績(2025年10月期 実績)
決算短信によると、当連結会計年度の売上高は26百万円(前連結会計年度比1,586百万円のマイナス)、EBITDA(=営業利益+減価償却費+のれん償却費)は△488百万円(前連結会計年度はEBITDA△927百万円)、営業損失は488百万円(前連結会計年度は営業損失1,133百万円)、経常損失は453百万円(前連結会計年度は経常損失1,151百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,365百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,960百万円)となりました。当期は臨時損失743百万円を計上しており、これは債権の回収可能性を慎重に検討した結果、回収が困難と判断した債権について貸倒引当金を計上したことが主な原因と説明されています。包括利益は△1,177百万円(前期は△2,173百万円)です。
| 項目 | 2025年10月期 | 2024年10月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 26百万円 | 1,613百万円 | △98.4% |
| EBITDA | △488百万円 | △927百万円 | - |
| 営業利益 | △488百万円 | △1,133百万円 | - |
| 経常利益 | △453百万円 | △1,151百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △1,365百万円 | △1,960百万円 | - |
| 1株当たり当期純利益 | △77円07銭 | △114円63銭 | - |
| 自己資本当期純利益率 | △150.3% | △91.4% | - |
| 総資産 | 533百万円 | 86,538百万円 | 前期末比86,004百万円減少 |
| 純資産 | 428百万円 | 1,431百万円 | 前期末比1,003百万円減少 |
| 自己資本比率 | 78.8% | 1.6% | - |
| 1株当たり純資産 | 22円63銭 | 78円87銭 | - |
財政状態は、総資産が前連結会計年度末比86,004百万円減少して533百万円、負債が同85,001百万円減少して105百万円、純資産が同1,003百万円減少して428百万円となりました。総資産の減少は、主に利用者暗号資産が76,339百万円減少、預託金が6,775百万円減少、自己保有暗号資産が546百万円減少したことによるものです。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが△639百万円(前期△628百万円)、投資活動によるキャッシュ・フローが△258百万円(前期△301百万円)、財務活動によるキャッシュ・フローが199百万円(前期942百万円)となり、現金及び現金同等物の期末残高は222百万円(前期末1,541百万円)です。なお決算短信では、当期に発生した臨時的な経営交代の過程で主要な子会社や資産が譲渡等された結果、事業や人材等を喪失し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在し、現時点において継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる旨が記載されています。
セグメント別の状況
決算短信のセグメント情報の注記によると、当連結会計年度において連結子会社であった株式会社ZEDホールディングス、株式会社Zaif、株式会社クシムソフト、チューリンガム株式会社、株式会社web3テクノロジーズ及びDigital Credence Technologies Limitedが、実質支配力基準により実質的に支配していると認められなくなったことから、第1四半期連結累計期間期首より連結の範囲から除外されました。この結果、「システムエンジニアリング事業」「インキュベーション事業」を報告セグメントから除外し、当期はブロックチェーンサービス事業の単一セグメントであるためセグメント情報の記載は省略されています。収益認識関係の注記では、当期の外部顧客への売上高26,550千円の内訳として、ブロックチェーンサービス事業における顧客との契約から生じる収益25,295千円、その他の収益1,255千円が示されています。
| セグメント | 指標 | 2025年10月期 | 2024年10月期 |
|---|---|---|---|
| ブロックチェーンサービス事業 | 外部顧客への売上高 | 26,550千円 | 729,936千円 |
| ブロックチェーンサービス事業 | うち顧客との契約から生じる収益 | 25,295千円 | 729,936千円 |
| ブロックチェーンサービス事業 | セグメント利益又は損失(△) | ―(単一セグメントのため記載省略) | △772,091千円 |
| システムエンジニアリング事業 | 外部顧客への売上高 | ―(連結の範囲から除外) | 492,188千円 |
| システムエンジニアリング事業 | セグメント利益又は損失(△) | ―(連結の範囲から除外) | △40,659千円 |
| インキュベーション事業 | 外部顧客への売上高 | ―(連結の範囲から除外) | 391,306千円 |
| インキュベーション事業 | セグメント利益又は損失(△) | ―(連結の範囲から除外) | △19,511千円 |
| 調整額(全社費用) | セグメント損失(△) | ― | △301,474千円 |
通期業績予想
2026年10月期(2025年11月1日~2026年10月31日)の連結業績予想については、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため記載していないとされています。決算短信の添付資料では、実質的な経営支配権を喪失した事業子会社による連結業績への影響を見積もることが不可能であるため、業績の予想は極めて難しいと判断している旨が説明されています。なお同社は、2025年10月28日に実施した増資により199百万円を調達し、その一部を2025年6月より再立ち上げを行った「ブロックチェーン開発・コンサルティング事業」の展開に使用するとしています。
| 項目 | 2026年10月期(予想) | 2025年10月期(実績) |
|---|---|---|
| 連結業績予想(売上高・各利益) | 記載なし(適正かつ合理的な算定が困難) | 売上高26百万円/営業損失488百万円/経常損失453百万円/親会社株主に帰属する当期純損失1,365百万円 |
| 1株当たり年間配当金 | 0円00銭(1株当たり配当金については未定) | 0円00銭 |
| 配当金総額(合計) | - | - |
株主還元
配当の状況は、2024年10月期・2025年10月期ともに第2四半期末0円00銭、期末0円00銭、年間合計0円00銭で、配当金総額・配当性向(連結)・純資産配当率(連結)はいずれも「-」と記載されています。2026年10月期(予想)についても第2四半期末0円00銭、期末0円00銭、合計0円00銭と記載されたうえで、注記において「2026年10月期の1株当たり配当金については未定です」とされています。自己株式の取得に関する方針は決算短信に記載がありません。なお期末自己株式数は2025年10月期28,817株(2024年10月期28,729株)、期末発行済株式数(自己株式を含む)は2025年10月期18,608,733株(2024年10月期17,746,733株)です。
※本記事はクシム(現・HODL1)が公開したIR資料(直近の通期決算短信)に基づく簡易サマリーであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。