太平製作所

太平製作所、2026年3月期は2期連続の減収減益 受注高・受注残高は前年並みで推移

決算サマリー 2026.08.28
太平製作所、2026年3月期は2期連続の減収減益 受注高・受注残高は前年並みで推移

※本記事は太平製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社太平製作所は2026年5月13日、2026年3月期(連結)の決算説明資料を公表した。売上高は6,359百万円(前期比81.0%)、営業利益は571百万円(同63.0%)、経常利益は603百万円(同63.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は438百万円(同76.0%)となり、2期連続の減収・減益となった。資料は、集成材関連は前期に引き続き堅調に推移したものの、前期にあった海外案件の反動減の影響が大きく、売上高・利益とも前期を下回ったとしている。当社は木材加工機械メーカーで、合板機械事業・木工機械事業・住宅建材事業の3セグメントで構成する。資本金は7億5千万円、従業員数は158名(いずれも2026年3月期・連結)。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期の7,855百万円から6,359百万円へ1,496百万円減少(前期比81.0%)。売上原価は4,778百万円(売上高比75.1%)、売上総利益は1,580百万円(同24.8%)となった。販売費及び一般管理費は1,008百万円(同15.9%)で前期比335百万円減少。営業利益は571百万円(前期907百万円、前期比63.0%)、経常利益は603百万円(前期957百万円、同63.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は438百万円(前期576百万円、同76.0%)となった。過去10年間(FY16中間〜FY25中間)の単純平均値は売上高6,595百万円、営業利益694百万円で、資料は売上高がほぼ横ばい、営業利益は微減としている。

項目2025年3月期2026年3月期増減前期比
売上高(百万円)7,8556,359-1,49681.0%
売上原価(百万円)5,6044,778-82685.3%
売上総利益(百万円)2,2511,580-67170.2%
販売費及び一般管理費(百万円)1,3431,008-33575.1%
営業利益(百万円)907571-33663.0%
経常利益(百万円)957603-35463.0%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)576438-13876.0%
通期売上高・営業利益・営業利益率の推移(17/3期〜26/3期)
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.8

セグメント別の状況

合板機械事業は、前期にあった海外案件・国内大型メンテナンス等の反動減の影響が大きく、売上高3,579百万円(前期比71.1%)、営業利益369百万円(同47.3%)といずれも減少した。木工機械事業は、主力のフィンガージョイントラインの受注環境が底堅く推移し、売上高2,201百万円(同128.3%)、営業利益288百万円(同109.9%)と増収増益となった。住宅建材事業は前期に対しやや減収となったものの、原価低減施策が奏功し、営業利益は32百万円(前期は8百万円の営業損失)と黒字化した。なお、これらの数値はいずれも決算調整等前のものと資料に注記されている。

セグメント項目2025年3月期2026年3月期前期比
合板機械売上高(百万円)5,0373,57971.1%
合板機械営業利益(百万円)78036947.3%
木工機械売上高(百万円)1,7162,201128.3%
木工機械営業利益(百万円)262288109.9%
住宅建材売上高(百万円)1,10195686.8%
住宅建材営業利益(百万円)-832
セグメント別PLサマリー
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.10

受注高・受注残高

連結の受注高は6,101百万円(前年同期6,238百万円)、受注残高は3,502百万円(前年同期3,760百万円)となり、資料はいずれも概ね横ばいとしている。合板機械事業は主力機の国内リプレイスメント等の影響もあり、受注高4,006百万円(前期比137.8%)、受注残高3,252百万円(同132.3%)と伸長した。木工機械事業は集成材の生産にかかる機械ラインの反動減もあり、受注高1,175百万円(同52.6%)、受注残高198百万円(同16.2%)と減少した。住宅建材事業は受注高919百万円(同83.9%)、受注残高51百万円(同67.1%)。なお資料は、受注残高の合計値を「26年3期中間:3,502(前年同期:3,760)」と表記している。

区分受注高(前期比)受注残高(前期比)
合板機械4,006百万円(137.8%)3,252百万円(132.3%)
木工機械1,175百万円(52.6%)198百万円(16.2%)
住宅建材919百万円(83.9%)51百万円(67.1%)
合計6,101百万円(前年同期6,238百万円)3,502百万円(前年同期3,760百万円)
受注高・受注残高(セグメント別)
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.12

通期業績予想(2027年3月期)

太平製作所は2027年3月期の業績予想として、売上高6,805百万円、営業利益687百万円(営業利益率10.1%)を公表した。2026年3月期に対し増収・増益の見込みとしている。中間期(上期)予想は売上高3,552百万円、営業利益508百万円(営業利益率14.3%)。当社は主力機の国内外シェアの維持および北米圏を中心としたシェア拡大に注力するほか、木質フレーム構造を持つ農業向けビニールハウスの展開に加え、木質材に代替する製品の開発・展開に取り組むとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(通期予想)
売上高(百万円)6,3596,805
営業利益(百万円)571687
営業利益率9.0%10.1%
売上高(中間期予想、百万円)3,552
営業利益(中間期予想、百万円)508
営業利益率(中間期予想)14.3%
2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期 通期決算説明資料 P.15

トピック

太平製作所は2025年5月に創業100周年を迎えた。また2025年、米国オレゴン州に100%子会社TAIHEI MACHINERY US Inc.を設立した。

※本記事は太平製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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