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西部技研、2025年12月期は増収増益 エナジーデバイス向け案件が牽引

決算サマリー 2026.08.28
西部技研、2025年12月期は増収増益 エナジーデバイス向け案件が牽引

※本記事は西部技研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

西部技研の2025年12月期(連結)は、売上高34,322百万円(前期比+7.0%)、営業利益4,530百万円(同+12.4%)となり増収増益。資料は、日本のエナジーデバイス(バッテリー等)向けのトータルエンジニアリング案件が売上を牽引したとしている。売上総利益率は前年並みで、販管費率の低下により営業利益率は13.2%(前期12.6%)に上昇した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は前期比+7.0%の34,322百万円。売上総利益は11,672百万円(同+7.0%)で売上高比34.0%と前年並み。販管費は7,141百万円(同+3.9%)で売上高比20.8%に低下し、営業利益は4,530百万円(同+12.4%)、経常利益は4,494百万円(同+7.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は3,455百万円(同+3.6%)、EBITDAは5,511百万円(同+10.4%)となった。資料は、対前年の増収増益について、日本のエナジーデバイス(バッテリー他)向けのトータルエンジニアリング案件が売上を牽引したことを挙げている。

項目当期前期増減
売上高34,322百万円32,069百万円+2,252百万円(+7.0%)
売上総利益11,672百万円10,904百万円+768百万円(+7.0%)
販売費および一般管理費7,141百万円6,873百万円+268百万円(+3.9%)
営業利益4,530百万円4,030百万円+499百万円(+12.4%)
経常利益4,494百万円4,190百万円+303百万円(+7.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益3,455百万円3,336百万円+118百万円(+3.6%)
EBITDA5,511百万円4,993百万円+518百万円(+10.4%)
2025年12月期サマリー
出典:西部技研 2025年12月期決算説明会資料 P.4

セグメント別(事業別・製品別)の状況

事業別では、コア事業(装置・機器)の売上高が22,652百万円(前期比△5.7%)となった一方、成長事業(トータルエンジニアリング)は11,670百万円(同+45.0%)と大幅に伸長した。資料は、国内のエナジーデバイス向けドライルームやエネルギーマネジメントシステムの売上増に加え、半導体材料向けを含むコンストラクション・マネジメントの売上が寄与したとしている。製品別では、デシカント除湿機19,700百万円(同+0.2%)、VOC濃縮装置9,863百万円(同+3.0%)、その他4,758百万円(同+67.8%)。資料は、デシカント除湿機について日本で大きく伸長し韓国・中国・欧州での減収をカバーして前年並みとなったこと、VOC濃縮装置について日本のNMP回収システム関連が伸長したことを挙げている。

地域別売上高では、日本15,639百万円(同+46.3%)、中国5,740百万円(同△16.2%)、韓国2,561百万円(同△24.7%)、中国・韓国以外のアジア2,280百万円(同+32.2%)、ヨーロッパ3,521百万円(同△37.3%)、米国3,706百万円(同+15.0%)となった。資料は、日本はトータルエンジニアリング案件の寄与により全ての製品群で増収、欧州・中国はEV投資停滞による案件減少、韓国は前期の大型案件の反動によりそれぞれ減収としている。

区分当期前期前年比
デシカント除湿機(製品別)19,700百万円19,661百万円100.2%
VOC濃縮装置(製品別)9,863百万円9,572百万円103.0%
その他(製品別)4,758百万円2,835百万円167.8%
コア事業(装置・機器)22,652百万円24,022百万円94.3%
成長事業(トータルエンジニアリング)11,670百万円8,047百万円145.0%
合計34,322百万円32,069百万円107.0%
製品別・事業別 売上高
出典:西部技研 2025年12月期決算説明会資料 P.7

通期業績予想

2026年12月期の連結業績予想は、売上高36,050百万円(前期比+5.0%)、営業利益4,030百万円(同△11.0%)、経常利益4,460百万円(同△0.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,870百万円(同+12.0%)。資料は、アジア・中国・欧州での売上伸長により増収を見込む一方、成長を見据えた人的資本投資・IT投資等の増加により営業利益は減益を見込むとしている。

項目予想前期(実績)
売上高36,050百万円34,322百万円
売上総利益11,820百万円11,672百万円
営業利益4,030百万円4,530百万円
経常利益4,460百万円4,494百万円
親会社株主に帰属する当期純利益3,870百万円3,455百万円
2026年12月期 通期見通し
出典:西部技研 2025年12月期決算説明会資料 P.14

株主還元

2025年12月期の1株当たり年間配当金は70円。自己株式取得(取得金額約10億円、取得株式数約64万株)を実施した。2026年12月期の1株当たり年間配当金は70円(期末70円)を予定しており、自社株買い(上限10億円または70万株)の実施も予定している。資料は、毎事業年度末日を基準日とした年1回の期末配当を基本とし、連結配当性向40%以上を目標値とするとしている。

項目当期(実績)翌期(予定)
1株当たり年間配当金70円70円
配当政策
出典:西部技研 2025年12月期決算説明会資料 P.18

中期経営計画2024-2026 進捗状況

中期経営計画2024-2026の財務主要KPIについて、2025年実績は売上高34,322百万円、営業利益率13.2%、EBITDA率16.1%、ROE11.1%。2026年見通しは売上高36,050百万円、営業利益率11.2%、EBITDA率14.6%、ROE11.8%で、2026年中計目標(2025年修正)である売上高36,000百万円、営業利益率12%、EBITDA率15%、ROE13%に対し、いずれも目標を下回る見通しとしている。資金の源泉と使途計画(2024〜2026年度の3年間)では、営業キャッシュフロー130億円を原資に、株主還元60億円以上(配当性向40%以上を目安、自社株買いは中期経営計画期間中に20億円を予定)、成長投資60億円以上を計画しているとしている。

※本記事は西部技研が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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