※本記事はロココが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ロココ(大阪本社:大阪市中央区、東京本社:東京都港区、1994年6月設立、資本金642百万円)の2025年12月期(通期)連結業績は、売上高9,189百万円(前年同期比+17.8%)、営業利益525百万円(+23.0%)、経常利益505百万円(+14.4%)、純利益317百万円(+14.0%)となり、増収増益となった。一方で機器販売の増加等により売上総利益率は前年同期比▲2.2ptとなった。従業員数は連結810名・単体728名(2025年12月31日時点)。
事業概要
事業は「ITO&BPO事業」(ITサービスマネジメント事業、カスタマーコミュニケーション事業、イベントサービス事業、ソリューション事業)と「クラウドソリューション事業」(HRソリューション事業、ServiceNow事業、システムソリューション事業)の2つを柱とする。2025年12月期の売上構成比はITO&BPO事業67.1%(6,166百万円)、クラウドソリューション事業31.5%(2,897百万円)、その他1.4%(126百万円)だった。
連結業績(2025年12月期 実績)
新規契約獲得や既存取引先の増員、システム投資に伴う機器販売等により売上高は増加した。機器販売による機器仕入の増加で売上総利益率は低下したが、販管費を抑制し利益を確保した。営業利益率は前年同期比+0.2ptとなった。
| 項目 | 24.12月期(前期) | 25.12月期(当期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,803百万円 | 9,189百万円 | +17.8% |
| 売上総利益 | 2,842百万円(利益率36.4%) | 3,139百万円(利益率34.2%) | +10.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,415百万円(対売上比31.0%) | 2,614百万円(対売上比28.5%) | +8.2% |
| 営業利益 | 426百万円(利益率5.5%) | 525百万円(利益率5.7%) | +23.0% |
| 経常利益 | 441百万円(利益率5.7%) | 505百万円(利益率5.5%) | +14.4% |
| 純利益 | 278百万円(利益率3.6%) | 317百万円(利益率3.5%) | +14.0% |

セグメント別業績
ITO&BPO事業の売上高は6,166百万円(前年比+20.3%)、営業利益は338百万円(+29.9%、利益率5.5%)。クラウドソリューション事業の売上高は2,897百万円(前年比+14.2%)、営業利益は171百万円(+21.4%、利益率5.9%)となった。
| セグメント | 指標 | 24.12月期累計 | 25.12月期累計 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| ITO&BPO事業 | 売上高 | 5,123百万円 | 6,166百万円 | +20.3% |
| ITO&BPO事業 | 営業利益(利益率) | 260百万円(5.1%) | 338百万円(5.5%) | +29.9%(利益率+0.4pt) |
| クラウドソリューション事業 | 売上高 | 2,536百万円 | 2,897百万円 | +14.2% |
| クラウドソリューション事業 | 営業利益(利益率) | 141百万円(5.6%) | 171百万円(5.9%) | +21.4%(利益率+0.4pt) |
| 合計(その他事業含む) | 売上高 | 7,803百万円 | 9,189百万円 | +17.8% |
| 合計(その他事業含む) | 営業利益(利益率) | 426百万円(5.5%) | 525百万円(5.7%) | +23.0%(利益率+0.2pt) |

財政状態
資産合計は4,997百万円(前期比+15.1%)、負債合計は2,037百万円(+28.0%)、純資産合計は2,960百万円(+7.6%)、自己資本比率は59.2%(前期63.3%)となった。資料はAutomagicaのM&Aによる「のれん」および長期借入金の増加、事業拡大を狙った協業先へのマイノリティ出資による投資有価証券の増加を挙げている。
通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期の連結業績予想は、売上高10,304百万円(前年比+12.1%)、営業利益610百万円(+16.2%)、経常利益603百万円(+19.4%)、当期純利益409百万円(+29.0%)。基本方針としてServiceNow事業を筆頭とした各事業の継続的な成長、顔認証技術の向上、生成AIの活用、人事制度の改定や福利厚生の拡充による人材確保・育成の強化を掲げている。
| 項目 | 25.12月期(実績) | 26.12月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,189百万円 | 10,304百万円 | +12.1% |
| 営業利益 | 525百万円 | 610百万円 | +16.2% |
| 経常利益 | 505百万円 | 603百万円 | +19.4% |
| 当期純利益 | 317百万円 | 409百万円 | +29.0% |

株主還元
配当については、業績、財政状態及び将来の事業展開等を総合的に勘案し適宜見直しを行う方針。2025年12月期の期末配当は1株につき35円、2026年12月期(予想)は1株につき40円(5円増配予想、配当性向41%)としている。
| 決算期 | 期末配当(1株) | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023年12月期 | 20円 | 開示なし |
| 2024年12月期 | 30円(5円増配) | 40% |
| 2025年12月期 | 35円 | 開示なし |
| 2026年12月期(予想) | 40円(5円増配予想) | 41% |

2025年12月期 トピック
2025年1月、研究開発拠点としてロココポーランド(Rococo Poland spółka z o.o.)をポーランド共和国ウッチ市に設立した。8月には松江BASE(島根県松江市)の営業を開始した。12月には生成AI会社Automagicaの株式を取得した。2026年2月には広島営業所(広島市中区)の営業開始を予定している。
※本記事はロココが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。