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イーエムシステムズ、2025年12月期は減収も純利益増 年間配当39円で過去最高

決算サマリー 2026.08.27
イーエムシステムズ、2025年12月期は減収も純利益増 年間配当39円で過去最高

※本記事はイーエムシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

イーエムシステムズは2026年2月13日、2025年12月期(通期)の決算を発表した。売上高は23,658百万円(前期比4.7%減)、営業利益は3,676百万円(同17.6%減)、経常利益は4,313百万円(同16.8%減)となった一方、純利益は2,452百万円(同1.1%増)と増益を確保した。電子処方箋の集中需要の一巡が減収要因となったが、前期に計上した医科・介護/福祉システム事業の減損損失の反動により純利益は増加した。年間配当は39円で過去最高を更新する予定。

目次

業績(2025年12月期 実績)

オンライン資格確認オプションソフトの導入設置やWindows10サポート終了に伴うハードウェアリプレイスが進捗した一方、電子処方箋の集中需要の一巡が影響し、売上高は前期比4.7%減の23,658百万円となった。EBITDAはセールスミックスの変化に加え、前期に計上したシステム障害費用及び減価償却費(減損影響)の減少により同27.3%減の4,806百万円。営業利益も電子処方箋の集中需要一巡とハードウェアリプレイスへの売上シフトにより同17.6%減の3,676百万円となった。第4四半期に想定外の非上場株式の減損処理が発生したものの、前期に医科及び介護/福祉システム事業で計上した減損損失の反動により、純利益は同1.1%増の2,452百万円を確保した。(単位:百万円)

項目2025年12月期2024年12月期前期比
売上高23,65824,837△4.7%
EBITDA4,8066,606△27.3%
営業利益3,6764,464△17.6%
経常利益4,3135,184△16.8%
純利益2,4522,4251.1%

セグメント別の状況

調剤システム事業の売上高は、電子処方箋の集中需要一巡(初期売上△2,931百万円)が影響し、オンライン資格確認オプションソフト(+434百万円)やWindows10サポート終了に伴うハードリプレイス(+1,291百万円)の増加を相殺し、前期比7.1%減の19,236百万円、営業利益は同24.5%減の3,967百万円となった。医科システム事業は電子処方箋・オンライン資格確認オプションソフトの導入設置進捗により売上高が同12.3%増の2,879百万円、営業利益は32百万円で黒字化した(前期は423百万円の営業損失)。介護/福祉システム事業は2025年4月の介護報酬改定を受けた既存製品の戦略的リプレイス前倒しによりコストが先行し、売上高は同0.6%減の566百万円、営業損失は378百万円(前期は450百万円の損失)とやや縮小した。調剤・医科の両セグメントは当初計画を上回って進捗した一方、介護/福祉セグメントは施策前倒しに伴う費用先行により営業損失が当初計画より拡大した。

セグメント指標2025年12月期2024年12月期
調剤システム売上高19,23620,699
医科システム売上高2,8792,564
介護/福祉システム売上高566570
その他売上高1,1191,174
調剤システム営業利益3,9675,255
医科システム営業利益32△423
介護/福祉システム営業利益△378△450
その他営業利益2860
セグメント別売上高・営業利益の総括
出典:決算説明資料 P.9

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は、各セグメントの事業戦略推進とシナジー創出により売上高・営業利益は計画通りの推移を見込み、厚生行政関連の売上も中期経営計画の想定水準を維持する。売上高は22,762百万円(前年比3.8%減)、営業利益は3,316百万円(同9.8%減)、経常利益は3,939百万円を計画する。純利益は、中期経営計画公表時の想定を上回る、既存事業(医科・介護/福祉)の設備投資に伴う減損損失の発生を織り込んだ結果、2,193百万円と2025年12月期実績(2,452百万円)を下回る見通し。なお、2026年1月に子会社化した株式会社コンダクトの業績は現時点の予想に織り込んでおらず、精査が完了次第反映を検討するとしている。

項目2026年12月期予想2025年12月期実績
売上高22,76223,658
営業利益3,3163,676
経常利益3,9394,313
純利益2,1932,452
1株あたり配当金32円39円
2026年12月期通期業績見通し
出典:決算説明資料 P.24

株主還元

株主還元方針として配当性向100%を掲げ、2025年12月期の期末配当は計画通り22円を実施し、年間配当は39円で過去最高を更新する予定。2026年12月期は同方針に基づき配当性向100%水準を維持し、年間配当32円を予定する。あわせて自己株式取得を資本効率向上と株主還元強化の戦略的手段として継続的に実施しており、2024年2月15日開始分では取得総額10億円(発行済株式総数に対する割合2.31%)、2024年12月16日には400万株(消却前発行済株式総数に対する割合5.37%)の消却を実施した。

株主還元の推移
出典:決算説明資料 P.26

中期経営計画・トピック

2025年12月期は中期経営計画(FY2025〜FY2027)の期初計画に対し、電子処方箋・オンライン資格確認オプションの導入が想定を上回るペースで進捗し、計画を上回る着地となった。会社は事業構造変革への挑戦として、株式会社プレカル(2025年)、株式会社コンダクト(2026年1月子会社化)とのM&Aを実施し、処方箋入力自動化や介護/福祉領域の基盤拡大を進める方針。中期経営計画の最終年度である2027年12月期は売上高23,511百万円、営業利益4,031百万円、純利益3,064百万円、1株あたり配当47円を計画しており、中計期間終了時のROE目標は17%(2025年12月期実績12.0%、2024年12月期実績11.8%)としている。

FY2025〜FY2027中期経営計画の業績計画
出典:決算説明資料 P.21

※本記事はイーエムシステムズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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